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来々軒(2016年1月閉店)

らいらいけん


※2016年1月閉店(昭和10年創業、開店当時は洋食屋だったこともあり、豪華な店内。映画「つむじ風食堂の夜」の舞台にもなっている。優しい味の塩ラーメンが人気)

※2016年1月閉店(下記は閉店前の記事です)

なんとも懐かしい雰囲気のメニューのディスプレイと、間口の狭い中華料理屋のような不思議な店が、十字街の近くにあったので入ってみたら、タイルを敷いた広めの風除室のような玄関のある、ちょっと豪華な雰囲気。古めかしい扉がもうひとつある。古いカフェのようだ。内側の扉を開けると、また、異次元の光景。床はコンクリートの打ちっぱなし、高めの天上にやたら奥行きがあって、定食屋さんのような表の表情に合わない。ごついソファーが広々と場所をとっている。同時に、豚のだしをとる独特の匂いがする。

ここは昭和10年創業の食堂。最初は洋食店だったという。親子丼やカレーライスから、料理2品がつく定食、ラーメンや焼きそばなど、昔懐かしい感じのメニューが並ぶ。愛想のいい老婦人が、かいがいしく世話を焼いてくれる。とてもかわいい声をしていて、客がみんな顔見知りのように片づけを手伝う。豚のだしの匂いにつられて、僕もラーメンを頼む。ここではラーメンというと「塩ラーメン(税込650円)」が出てくるようだ。函館塩ラーメンの特徴である透明なスープは、あっさりしている。そして、うまみが強い。しっかりした豚のだしだ。懐かしいような、新鮮な気持ちで、スープまですべて飲んで、まったくもたれない。いい満足感だ。

つれが食べていたカレーにも手を伸ばしてみた。これがまた、丁寧につくったルーと、豚のだしが混ざって旨い。スパイスは少し胡椒が強いのだろうか、それともなにか別のさわやかな香りだろうか、なんとも後をひく味と香りで、朝飯を食べ過ぎたというつれもあっさりと平らげていた。

昭和で時間が止まったような、レトロな食堂。映画「つむじ風食堂の夜」のロケ場所でもあり、いい雰囲気を醸し出している。


※hakobura 2010/7/1公開 2016/1 更新


来々軒(2016年1月閉店)
エリア ベイエリア
所在地 函館市末広町16-3
営業時間 閉店
アクセス 市電「末広町」電停下車 徒歩3分
喫煙 掲載しない
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