青函連絡船ゆかりの錨

※函館新聞撮影※青函連絡船ゆかりの錨.JPG

青函連絡船ゆかりの錨(いかり)が、青函連絡船記念館摩周丸が保存係留されている旧函館桟橋周辺に設置されている。洞爺丸事故後に実際に使用されていたもの。

※函館新聞撮影※青函連絡船の錨2枚目.JPG
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函館市青函連絡船記念館摩周丸が係留されている旧函館桟橋には、青函連絡船ゆかりの錨が展示されています。

青函連絡船では当初、一般的なJIS型の錨が使われていましたが、1954(昭和29)年の台風で洞爺丸遭難という大惨事に見舞われ、国鉄は1963(昭和37)年ごろにJIS型錨を改造。錨が海底をしっかりとつかむ力を高めるテストを行った際に使用した「改造型」と呼ばれるものです。1992(平成4)年、旧函館桟橋に函館シーポートプラザ(当時)がオープンした際に設置されました。特に説明等はありませんが、現存しているものはこれ1つだけです。

錨は周辺に4種類展示されており、ほかの3つは改造型のテスト結果や、海外で使われているバルドー型を参考に、海底に突き刺さる爪の長さを延ばし、先端の広がりを大きくするなどの改良を行った「国鉄型」と呼ばれるもの。錨が海底をしっかりとつかむ力を従来の錨よりも約40%向上しました。

津軽丸(2代目)の錨は1982(昭和57)年、同船が海外(北朝鮮)に売却される際、錨をJIS型に付け替えた際に函館に置いていったもので、Ⅾ51型蒸気機関車の主動輪とともに函館駅開業80周年記念モニュメント「先駆」として函館駅の正面口に展示されていたもの。2003(平成15)年の函館駅建て替えに伴って移転し、2023(令和5)年4月には若松ふ頭の整備の際に一時撤去されていた大雪丸(2代目)の予備錨と同じ台座の上に設置されました。

もう一つは摩周丸(2代目)の錨。こちらはほかと異なり、摩周丸の船上で今もアンカーチェーンを巻き上げた状態となっているため、錨が船体に格納された状態を見ることができます。

カテゴリー

  • 函館駅前・大門
  • 銅像・記念物
  • 歴史好きに
  • 市電から徒歩5分以内

詳細情報

住所 函館市若松町12番地先
アクセス情報

市電 「函館駅前」電停 下車 徒歩5分

問合せ先 函館市港湾空港部管理課
電話番号 0138-21-3486
駐車場

なし

関連リンク 函館市青函連絡船記念館摩周丸

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