あなたのテーマでディープな函館 「ランニング」

おすすめランニングコース(1)函館港ともえ大橋で「海上ランニング」

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函館には、魅力的なランニングコースがいくつもあります。旅する街を知り、新鮮な風景に出合うために、ランニングはおすすめの時間のすごし方。滞在先のホテルを飛び出して、函館の街を気持ちよく駆けてみませんか。

今回ご紹介するのは、函館港に沿って走る高架道路、通称「ともえ大橋」。全長1924メートル、海側に広めの歩行者用通路が設けられていて、まるで海の上を走っているかのような爽快さ! 上り・下り口の傾斜もゆるやかで、天気のいい日には最高のランニングコースとなります。

ベイエリアをスタートして橋を往復約5kmの、体験レポートをお届けしましょう。


◆ベイエリアからスタートして、ともえ大橋入口へ

121015M02.jpgともえ大橋の入口は、ベイエリアの赤レンガ倉庫群近くにある魚市場(函館市水産物地方卸売市場)付近。ラビスタ函館ベイ函館国際ホテルウイニングホテルなど、ベイサイドのホテルからはすぐですし、市電なら「魚市場通り」電停から港方面に出ればOKです。

この日は、赤レンガ倉庫前からスタート(地図A)。観光スポットでランニング、ということでテンションが上がります。石積みの七財橋(しちざいばし)を渡り、魚市場を左手に見ながら進むと、正面に自動車用の湾岸道路が見えてきます。入口(地図B)はごく緩やかな上り坂。左手(海側)に設けられた広い歩道を、ゆっくりと走っていきます。

横に車は走っていますが、しっかりと仕切られているので、気になることはありません。逆に、歩道は時々歩行者とすれ違う程度。こんな高架道を、独り占めして走っているような気分になります。

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◆最初のビューポイント「青函連絡船記念館 摩周丸」

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函館駅前のロワジールホテル函館ホテルグランディア函館駅前などに泊まっているなら、
函館朝市近く、旧シーポートプラザあたりから、らせん型歩道橋でともえ大橋に上ることもできます(地図C)。
岸壁には、昭和63年まで運航していた「青函連絡船 摩周丸」が係留されていて(地図D)、青い船体が青い海に映えて美しい!
貨車をそのまま船に積み下ろしした可動橋を眺めることもできて、当時の様子がしのばれます。


◆函館湾を見渡しながらひと休み。函館山も、どつくも、駒ケ岳も一望

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摩周丸のある岸壁を過ぎると、左手はいよいよ海一色! まさに「海の上」を走っているような、すごいシチュエーションに、思わず足をとめて深呼吸したくなります。吹きわたる潮風も快く感じられ、街なかのコースでは味わえない解放感がたまりません。

振り返ると、函館山が横たわり、ふもとにさまざまな建物が立ち並ぶ港町の風景。目をこらすと、ハイカラな洋館や寺の大屋根など、歴史的な建造物も確認できます。海には、函館どつくの岸壁に建造・修理中の船やクレーンが、またふ頭や船だまりにも多様な船や、釣り人の姿も。「観光の街」函館のイメージとはひと味違う、「海の街」であることが改めて実感できます。

なお、ちょうど中間あたりには、下の船だまりに下りる階段が設けられていて、地上にはトイレもあるので安心です(地図E)。

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(左)函館山麓の旧函館区公会堂 (中)港に張り出す埋立て地、緑の島 (右)函館どつくには建造中の船も

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(左)前方の山の向こうに駒ケ岳の剣が峰も見える (中)船だまりには漁船などが停泊 (右)カモメも休憩中


◆約2kmで終点。ふ頭に下りて休憩も

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左手に海を眺めながら快調に走って、ベイエリア口から約2kmで、ともえ大橋は終点。右手に赤い屋根の倉庫群が見えてきたら、緩やかな下り坂になって、万代町口に到着です(地図F)。そのまま折り返してもかまいませんが、万代ふ頭(地図G)で休憩することに。

橋のたもとに、「ペリー提督率いる黒船艦隊が錨を下ろした停泊の地 万代町」の看板がありました。約160年前に函館(当時は箱館)を訪れたペリーの船は、このあたりに停泊し、周囲を探検・調査したとのことです。

万代ふ頭からは、今走ってきた高架橋が函館山に向かってのびているのがよく見えます。「あそこから走ってきたんだ」と、感慨もひとしお。さあ、かるくストレッチなどして、来た道を戻ることにしましょう。

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◆帰りは函館山に向かって。ゴールのベイエリアにはお楽しみが

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帰りは、右手に海、そして正面に函館山を見ながら、ベイエリアを目指します。函館山がどんどん近づいてくるのは、少し疲れの出てくる帰り道には励みになるものです。

走っているあいだには、時折ほかのランナーとすれ違ったり、追い越し・追い越されたり。自然に「こんにちは」と口に出るのも、同じ気持ちよさを味わっているからでしょう。

緩やかな下り坂を走って橋を下り、赤レンガ倉庫が見えてくると、ゴールはもうすぐそこ。七財橋を上って下って、往復約5km完走です。「急なアップダウンもなく、信号もないので、走りやすいコースでした。海と山の両方が楽しめましたね」。


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ランニングのあとは、赤レンガ倉庫のジェラートショップ「ミルキッシモ」でジェラートのお楽しみ。ベイサイドのベンチに座って、いただきま~す!

※編集室M 2012/10/8取材、10/16公開

●今回走ったコース【往復約4km、ゆっくりペースで約30分】 ※地図をクリックすると、拡大します
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 金森赤レンガ倉庫前(スタート)
 ともえ大橋・ベイエリア口
 朝市前昇降口(トイレ)
 青函連絡船記念館 摩周丸
 船だまり昇降口(トイレ)
 ともえ大橋・万代町口
 万代ふ頭(折り返し)


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