あなたのテーマでディープな函館 「ランニング」

函館フルマラソン、眺めのいいコースガイド

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2016年6月26日、北海道新幹線開業記念「2016函館マラソン」が開催されます。函館では初となるフルマラソンが新設され、初夏の函館を多くのランナーが駆け抜けます。キャッチフレーズは「美しい街の、眺めのいいコースです」。そこで、函館を代表する観光スポットや、海、函館山などを満喫できる多彩なルートを、はこぶら記者が先取りリサーチしてきました。フルマラソンの全コースを、ハーフマラソンとの分岐点なども含めて徹底レポート。コース図と照らし合わせて、走る前のイメージトレーニングにもぜひご活用ください。


【1】陸上競技場をスタートして、庶民の台所・中島廉売へ

160305TT01陸上競技場.jpgスタート地点は千代台公園陸上競技場。市電「千代台」電停から徒歩3分、五稜郭周辺のホテルからも徒歩圏内にあり、アクセスのいい場所です。陸上競技場外周および隣接する野球場外周にかけては、1030メートルのジョギングコースが設けられ、四季折々の風景を楽しみながらジョギングや散策が楽しめます。

160305TT02中島廉売.jpg陸上競技場を出て、2キロを過ぎたあたりから、昭和の雰囲気が色濃く残る商店街・中島廉売の大通りを走ります。鮮魚店や青果店、珍味・乾物店などが集まり、安さと業種の豊富さで市民に親しまれています。

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市電通りを横切ってしばらく走ると、あたりは住宅街。ふだん着で応援に出てくる市民の姿が、すぐ近くに感じられるはずです。


【2】海沿いの漁火通に出て、湯の川温泉街、第1折り返し

160305TT04漁火通りに出るところ.jpg放射4号線に出て右折、左手の函館競輪場を過ぎると、海が見えてきます。国道278号線(漁火通り〈いさりびどおり〉)を左折。ここからは函館山をバックに、海風に吹かれながら走る開放的なコースになります。

160305TT05湯の川温泉街.jpg8キロ付近のところには、癒しの温泉宿が集まる湯の川温泉街があります。湯の川温泉は歴史スポットをはじめ、老舗の名店、人気カフェなど、見どころがいっぱいあり、インターネットの旅行サイトのアンケートでも上位にランクされています。

160305TT06第1折り返し.jpgハーフは温泉街を通り抜けたあたりで折り返し、フルは単独コースとして函館空港の周辺を走ります。スタートから比較的フラットな道が続きましたが、ここからは高低差があり、今回のコースの難所ともいえます。漁火通りから空港通りに入り、10.3キロで第1折り返し。


【3】滑走路を眺めながら旧戸井線を走り、第2折り返し

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旧戸井線に入ると、函館空港の滑走路を横に見ながらの直線道路が続きます。

160305TT07-2滑走路から飛び立つ飛行機.jpgタイミングが合えば、離陸着陸する飛行機の姿が見られるかも。

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このあたりは高台で、津軽海峡が眼下に広がります。コース近くには、国指定の史跡で、蝦夷地に渡来してきた和人が14-15世紀頃に築いた館(たて)、志苔館跡がある地域です。

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旧戸井線の14.1キロ付近で第2折り返し。観光スポットの多い中心市街地に向けて、来た道を戻ります。


【4】函館山を正面に眺めながら海風を感じる漁火通り

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旧戸井線から国道278号線(漁火通り)に入り、ふたたびフル・ハーフ共通のコースへ。復路は函館山方向に走ります。左手に見えてくるのは津軽海峡で、天気がよければ、沿道から青森県の下北半島も望めます。

160305TT11啄木小公園と海.jpgフルの20キロ関門を過ぎると、左手に見えてくるのが石川啄木像が建つ啄木小公園。かつては付近一帯に砂山が広がっていたところで、石川啄木はこの地を愛し、好んで散策をしたといわれています。公園に植えられているハマナスは、函館マラソンが行われる初夏には紫色の花を咲かせます。 


【5】函館駅前通りから、函館山麓エリア、第3折り返し

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中間地点を過ぎて、いったん海辺のコースを外れると、一転、JR函館駅前の繁華街・大門地区が目の前に。すぐに左折して、函館山のふもと・西部地区に向かいます。

160305TT13青柳町の坂、正面に函館山.jpg函館市電の通りに出たら左折。ここから、宝来町、青柳町、谷地頭と、市電の軌道をはさんで折り返しのランナーとすれ違います。このあたりに来ると、遠くに見えていた函館山が目の前に。映画やCMなどでもよく取り上げられる、函館らしい風景です。

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ハーフは青柳町電停付近での折り返し、フルは終点・谷地頭電停で折り返します。谷地頭は、どこか下町のような雰囲気のあるエリアで、レース当日は地元の人たちの応援がひときわ熱く感じられることでしょう。


【6】亀田川沿いから万代ふ頭へ、函館港と対面

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函館山麓エリアの坂道を過ぎると、ふたたびなだらかな道が続きます。来た道を戻って、亀田川のところで左折。川沿いの道を走り、市電通りを渡って函館地方裁判所を過ぎたら、再びフル・ハーフの分岐点です。

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ハーフはゴールの競技場までもうすぐ。フルはJRのこ線橋を渡り、函館港のほうに進みます。

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先ほどの津軽海峡と反対側の、函館港の海が目の前に! ここから湾岸を走って、ベイエリアへ向かいます。


【7】ともえ大橋の海上ランを楽しんで、ベイエリアへ

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ここからは函館港に沿って走る全長約1.9キロの高架道路、通称「ともえ大橋」に入ります。函館湾を上から見渡す、絶好のビュースポット。市民のランニングコースとしても人気です。レース中は行きは左側通行で少々見えにくいかもしれませんが、復路を楽しみに走りましょう。

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途中、右手に見える大きな船は旧青函連絡船摩周丸です。現在は博物館船として現役当時のままの形で見学できます。

160305TT20-2函館どつく.jpg造船所の函館どつくには、建造中の大きな船が見えるかもしれません。

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正面に見える函館山の麓には、ハイカラな洋館や歴史あるお寺の屋根なども見えます。

160305TT21ともえ大橋下り口.jpgそろそろ橋の下り口。ベイエリアのホテル群がすぐそこです。


【8】にぎやかな赤レンガ倉庫群から第4折り返しへ

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橋を下りると右手に見える大きな建物は、函館市水産物地方卸売市場(魚市場)。

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七財橋のアップダウンを過ぎると、いよいよ赤レンガ倉庫にやってきます。

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ショッピングモールになっている赤レンガ倉庫群。港町・函館ならではの風景が広がります。

160305TT25新島襄.JPG観光客でにぎわう赤レンガ倉庫群を抜けて湾岸に沿って右折すると、沿道には観光の見どころが続きます。函館西波止場近くの小公園にある新島襄ブロンズ像。その先には、最後の折り返しのある緑の島も見えます。

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港へ突き出した旧桟橋(東浜桟橋)。かつて、沖に停泊した連絡船からの上陸に用いられた桟橋で、現在はベイエリアの景色が楽しめる絶好のスポットとして人気があります。

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その隣にある北海道第一歩の地碑。白いヒグマと船のいかりがモチーフです。

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緑の島に入る新島橋を通り過ぎた先、右手には北海道最古の警察庁舎を復元した函館市臨海研究所(旧函館西警察署庁舎)。

160305TT29太刀川家.jpgその先左手に、国指定重要文化財で、明治時代の米穀商店舗兼住宅太刀川家。歴史ある建物が続きます。

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ほどなく、西ふ頭前の第4折返し。スタートから35.1キロ、フルのコースの最西端になります。


【9】緑の島の第5折り返し、ともえ大橋から陸上競技場へ

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さあ、今度は函館港を左手に見ながらベイエリアを走ります。先ほど通り過ぎた新島橋を渡り、緑の島へ。ここは函館港の整備で発生した浚渫土砂で造られた埋立地で、2013年にGLAYのコンサートが行われた場所でもあります。

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緑の島は周りに周遊路があり、函館山やベイエリアが一望できるビュースポット。今回のコースでは一周はせずに、駐車場で最後の折り返しがあります。

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緑の島をあとにして、赤レンガ倉庫群を抜けて、再びともえ大橋を走ります。往路と逆の港側を走るので、より海が近く感じられるでしょう。

160305TT33競技場近くの道.jpg橋を渡り終え、こ線橋を走り抜けると、ゴールが近づいてきます。

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メインゲートをくぐって、ゴールのある競技場へ。

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フルマラソンコースのシミュレーションは、いかがでしたか。函館マラソンの醍醐味は、函館ならではの風景が散りばめられたロケーションのよさを楽しめることです。また、沿道では地域の市民や観光客のかたが温かく出迎え、声援を送ってくれます。どうぞ、美しい街の眺めのいいコースを走りにいらしてください。参加されるかたは、ケガなく無事に完走できますように。応援しています!

※記者TT 2016/3/4取材、3/9公開

日時 2016年6月26日(日)
申込期間 2016年3月14日(月)~4月15日(金)※先着順
コース図(クリックすると拡大します。PDFはこちら
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