北海道でただひとつの国宝である、中空土偶。昭和50年、旧南茅部町で農作業中に偶然発見され、約3300年の時を超えて私たちの目の前に現れました。
「茅空(カックウ)」と名づけられ、その穏やかな表情、美しいボディライン、精巧な幾何学模様などから、「北の縄文ビーナス」として人気を博しています。
高さ41.5cm、幅20.1cm、重さ1745g。頭部の一部と両腕は欠損していますが、ほぼ完全な形で発見されました。
作られた目的は明らかになっていませんが、信仰や祭祀などに関係あるのではないかと考えられ、縄文時代の精神文化を表す貴重な文化財といえます。
これまで、ベルギー王立博物館、スミソニアン博物館、大英博物館、東京国立博物館、函館市立博物館など、世界各国で特別展示されてきましたが、それらの企画展以外の常設展示はされていませんでした。
このたび、この国宝・中空土偶を常設展示する施設「函館市縄文文化センター」が、2011年10月1日にオープンすることが決定! いつでもカックウに会いに行けます。
函館市とその周辺は、約1万年以上続いた縄文時代の豊かな文化が栄えた地域。とくに中空土偶が発掘された南茅部地区は、「縄文の里」として注目される存在です。
センターのオープンで、この秋は「縄文」が熱い!!
函館市縄文文化交流センター
函館市臼尻町
2011年10月1日オープン
9~17時(11~3月は16時半まで) 月曜定休
展示内容
中空土偶、大船・垣ノ島・著保内野(ちょぼないの)遺跡などで発掘された土器、石器など
入館料:一般300円、大・高・中・小150円(市内の小中学生は無料)
道の駅「縄文ロマン南かやべ」を併設
(国宝が見られる国内初の道の駅)
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