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「恵山ごっこまつり」でゴッコの魅力を再発見

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110215reportT01.jpg函館市街地から東へ、車で約1時間の恵山地区。2011年2月13日、その名も「恵山ごっこまつり」というイベントが行われました。最近テレビの旅番組などでも注目のゴッコ(ホテイウオ)は、恵山近海で獲れるユニークな姿の魚。プルプルのコラーゲンたっぷりの鍋が話題になり、ゴッコブーム!きています。



◆本場のゴッコ汁を食べに、恵山へ

この日の来場者は約1500人。道の駅「なとわえさん」横、国道278号線沿いの海浜公園の特設会場には、開始1時間も前から美味しいものを求める長蛇の列が......。

お目当ては、数量限定試食コーナーの「ゴッコ汁(400食)」。近くに並んでいた七飯町のご夫婦は、「ゴッコはよく移動販売の魚屋さんが売りに来るから、自分でさばいて料理するのよ。本場のゴッコ汁を一度食べてみたくて、今日は来ました。どんな具が入っているかしらね」と、楽しみにしてきた様子。恵山出身の年配の男性は、「友だちがゴッコを食べたことないっていうから、連れてきたんだ」とのこと。

さて、そのゴッコ汁のお味は......じゃがいも、ダイコン、ニンジン、ネギ、豆腐などがたっぷり入り、これ一杯で大満足のボリューム感。ごっこはプルンプルンの口あたりでコクがあり、口の中でとろけます。プチプチの卵(こっこ)もいっぱい。汁は思ったより薄味で、野菜とゴッコのうまみが溶け合って、しみじみ美味しいお母さんの味でした。

 

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▲ゴッコがのんびり泳ぐ水槽
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▲メス2尾+オス1尾=1000円で即売


◆地元の定番、生干しゴッコのメニューも人気

ゴッコ汁は生のゴッコから作りますが、地元では生干しゴッコの料理も定番だそう。
函館から恵山に向かう車窓から、ゴッコの開きが民家の軒先に干してある風景があちこちで見られました。

会場では、「生干しゴッコ焼き」が大人気。細く切ったものを炭火でじっくり、こんがりと焼いて、しょうゆと七味をかけていただきます。
独特の弾力のある皮、じゅわっと焼けた身と、部分によって違う味わい。カリッと焼けたところの香ばしさが、たまりません!300食の試食があっという間に終了です。

そのほか、唐揚げや鉄板焼きの販売にも始終列ができていました。
鉄板焼きは、薄めに切った生干しゴッコをオイルでじっくりカリッと炒め、塩味をつけたもの。シンプルな味つけで、ゴッコのうまみが引き立ちます。

 

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▲ゴッコ生干し、2枚500円
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▲干しゴッコ焼き
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▲干しゴッコの唐揚げ
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▲干しゴッコの鉄板焼き


110215reportT09.jpgマスコットキャラ、ほていドン。たくさんの方の来場に、嬉しそうでした。
私も1000円の生ゴッコトリオを買ってきたので、さっそくゴッコ汁を作ります。
並んでいるときに七飯町の奥さんに教えてもらった、「炒りこっことがごめ昆布のしょうゆ漬け」も楽しみです。

ゴッコの旬は1~2月。「3月に入ると骨がかたくなってくるから、今がいちばんおいしいよ」と地元の方の話。
函館の鮮魚店やスーパーでは、生のゴッコや干しゴッコが店頭に並び、
飲食店でもゴッコ汁が味わえるところがたくさんあります。

「ゴッコがおいしい冬のうちに、函館にいらっしゃい」という声も聞かれるほど、地元の人に愛されているゴッコ。
旬の味をいつか食べにいらしてください。
2011/2/15公開


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