足をのばして欲張り旅 「大沼・七飯・森・鹿部・北斗エリア」

「工場夜景」も魅力、北斗市で工場景観を楽しむ

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(北斗市の富川八幡宮付近の海岸より撮影)

函館市の隣、北斗市の上磯地区には、函館湾に面して「太平洋セメント上磯工場」があります。工場の歴史は古く、1890(明治23)年に操業を開始し、国内で現役最古のセメント工場として貴重な存在です。最近は、写真愛好家をはじめとする工場景観マニアのかたも増えています。昼間は力強さ、夜には荘厳さで見る者を魅了する工場景観を、函館近郊で楽しみませんか。規模では室蘭、川崎、四日市などにかないませんが、住宅地に囲まれた工場夜景は
北斗市の魅力であります。初めてでも行きやすい、編集室のおすすめスポットを紹介します。


◆北斗市の太平洋セメント上磯工場について

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太平洋セメント上磯工場は、JR函館駅から車で30分ほどの街なかにあります。マップはクリック・タップすると拡大します。

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467,000平方メートル(東京ドーム約10個分)の広さがあり、工場から8キロほど離れた峩朗鉱山(がろうこうざん)から、セメントの原料となる石灰石を長距離ベルトコンベアによって直接運び、良質なセメントを生産しています。

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また、生産されたセメントは、函館湾に延びる約2キロの海上桟橋のベルトコンベアによって大型船に運ばれ、出荷されます。その生産規模は東日本最大で、北海道や東北だけでなく、関東以南に出荷され、輸出も行われています。


【今回訪ねたスポットの案内図】(クリック・タップすると拡大します)
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◆函館から公共交通機関で行くなら、道南いさりび鉄道で

170529TT17.jpg太平洋セメント上磯工場の景観観賞には、いくつかのおすすめスポットがあります。公共交通機関で行く場合は、JR函館駅からローカル線の道南いさりび鉄道を利用しましょう。大人片道380円で、JR函館駅の改札口左手の券売機で切符を購入します。⇒時刻表

170529TT03.jpg各駅停車で6駅目の上磯駅で下車。所要時間は22~23分です。

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まずは、2・3番ホームの先端部から工場の外観が見られます。通過する列車に充分気をつけて観賞してください。

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上磯駅の北口に出て、北斗市総合運動公園に向かって約10分歩きます。

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運動公園通り沿いにある北斗市総合運動公園(総合体育館の前)から、工場の全景が見られます。函館駅から上磯駅までは、おおよそ20分少々、

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北斗市総合運動公園付近から昼景(A)

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北斗市総合運動公園付近から夜景(A)


◆路線バスや車で行くなら、海越しの函館山も楽しめる

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路線バスや車で出かける場合は、函館駅から国道5号線、227号線、228号線を通って木古内・松前方向に走ります。左手に函館山や函館湾が見えるとすぐ近く。

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北斗郵便局付近の海から、函館山と函館市街を見渡せるスポットがあります。海越しの函館山の風景も、なかなかの絶景です。天気がいい日は、函館山から街灯りが連なって見える「横夜景」が楽しめます。
170529TT10.jpg路線バスなら、函館駅前のバスターミナル1番乗り場から函館バス101系統(茂辺地行き)、151系統(富川会館前行き)、6番乗り場から知内・小谷石行きバスに乗り、「太平洋セメント」バス停で降りると、海上に延びる桟橋が目の前に。
170529TT11.jpgひとつ先の「上谷好」バス停から、少し戻るようにしてローソン北斗谷好店の横の道を左に入り、まっすぐ1キロほどいくと、谷好2丁目踏切(宗山道路踏切)があります。踏切を越えていくと、大きな煙突が並んで見えるポイント。

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谷好2丁目踏切付近から昼景(B)

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谷好2丁目踏切付近から夜景(B)


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また、「上谷好」バス停から、谷好会館、東光第三保育園のある通りを300メートルほど行くと、工場の入り組んだパイプなどが見られるポイントに。

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東光第三保育園付近から昼景(C)

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東光第三保育園付近から夜景(C)


【工場景観観賞・撮影時の注意点
・工場の立ち入り禁止区域(敷地内、桟橋など)、私有地、畑などには絶対に入らないようにしましょう
・違法駐車、ゴミの放棄、騒音などは厳禁。マナーを守って観賞しましょう
・夕方や夜に出かける際は、道が暗いので、懐中電灯などの持参がおすすめ。また、夏場は虫よけスプレーなどがあるとよいでしょう
・工場設備については、常時、航空表示灯と設備管理パトロール用の最低限の照明が点灯されています。桟橋については常時点灯されています
・毎年春の定期修繕時に、工場・桟橋のすべての電気設備の点検(例年4月上旬)を行う際には、航空表示灯・桟橋灯台のみの点灯となることがあります

【工場夜景撮影のコツ】
・シャッターを開く時間を10~30秒にするときれいに撮影できるので、デジタル一眼レフカメラを用意(高価なものは必要ありません)。三脚、望遠レンズも必須です
・ISO感度は上げずに、100~400に設定します
・絞り優先にして、F9~F11に固定します
・シャッターぶれを防ぐため、ミラーアップまたはタイマー撮影にします
・工場は光源が特殊なので、ホワイトバランスを調整します
・RAWで撮影しておけば、撮影後に調整することも可能です


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北斗市谷好1丁目151 0138-73-2111


※記者TT 2017/5/18・20・22取材、5/30公開)
(工場夜景写真提供・撮影アドバイス/北斗市地域おこし協力隊