真宗大谷派 函館別院(東本願寺)

※函館新聞社撮影※真宗大谷派 函館別院.JPG

明治40年の大火で類焼、1915(大正4)年建替えに際して日本初の鉄筋コンクリート造りとした。ニ十間坂沿いに威風堂々と建つ。国指定重要文化財。東本願寺函館別院とも呼ばれる。
※2022年12月から2028年12月まで保存修理工事中

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函館山山麓の坂道で最も広い幅員の二十間坂沿い。日射しを受けて黒光りする瓦屋根の建物が威風堂々とそびえています。 1915(大正4)年の建て替え時に、鉄筋コンクリート造りとなり、現存する鉄筋コンクリート造りの寺院としては日本最古。明治から昭和初期にかけて、函館は度重なる大火に見舞われた町。大火に強い建築物を求められるのは必然のことだったのでしょう。しかし、信仰に関わる場所ゆえに、人の踏んだ土砂やアメリカ製の鉄筋を使用することに異論を唱える信徒も多く、思うように寄付金が集まりませんでした。そのため、使用する骨材を水洗いしたほか、高床に芸者を上げて手踊りを披露するなど、新工法に対する信用を得ようとしたのだそうです。
 
函館別院の起こりは、1668(寛文8)年、松前専念寺6世浄玄が、阿弥陀堂を創設したことにはじまる。 1710(宝永7)年に、現在の弥生小学校付近に移り、当時は僧の名前にちなんで浄玄寺と呼ばれていました。1806(文化3)年、1829(文政12)年の2度の大火に見舞われ、1879(明治12)年の大火で建物を焼失し、現在地に移転。「東本願寺函館別院」とも呼ばれる。
 
1907(明治40)年の大火で延焼したのをきっかけに、コンクリート造りの大寺創建に向け、動き出すことになりました。その後、函館は防災に備えた市街地整備が進められていくこととなり、同寺はその象徴とも言える建物なのかもしれません。
 
※2022(令和4)年12月から2028(令和10)年12月まで保存修理工事中
 

カテゴリー

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詳細情報

住所 函館市元町16-15
アクセス情報

市電 「十字街」電停 下車 徒歩8分

電話番号 0138-22-0134
利用時間

7:00~17:00

駐車場

あり(参拝者用)

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