新型コロナウイルスの影響で休業・営業内容変更の場合があります
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さぼう きくいずみ
囲炉裏がある和室で味わうパフェやぜんざいのほか、オムライスも人気。大正時代の酒問屋別邸だった建物を、ほぼそのまま生かしている。時代物の家具や調度品にも注目。
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元町にある港が丘通り。ソフトクリームの店などが軒を連ねるそのなかに、1921(大正10)年に建てられたという風情ある建物に目がとまります。今は和風喫茶を営む店「菊泉(きくいずみ)」。その名は、かつて酒問屋別邸だった由緒を残すものです。
店に入り、中央の廊下を進んでいくと、左右にそれぞれ趣のある部屋が並びます。窓から見える景色を楽しむもよし、歴史館の展示室のような、思い出深い品々に囲まれた畳の間にお行儀よく座ってみるもよし。本物の囲炉裏にともる炭火に手足をかざしながら、体を暖めながら休めるのも嬉しいものです。
とうふ白玉ぜんざい、スイートポテト、ごまあいす、パフェ、ぜんざい、しるこ、抹茶……甘味処としての豊富なメニューの中にあるのが、函館の郷土料理「くじら汁(単品720円)」。函館には、年末年始にくじら汁を食べる風習が残っています。こちらのくじら汁は、大根やニンジンなどの野菜と、タケノコやゼンマイなどの山菜がいろいろ入っていて、さっぱりした塩味でまとめられたもの。これが不思議と何杯食べても飽きることがない、素朴な味わいです。赤飯とのセットメニュー(910円)もあります。なお、くじら汁はテイクアウトができます。
※hakobura 2010/1/1公開 2022/9 更新
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ランチタイムに営業、全面禁煙、オムツ替えスペース、テイクアウトOK、明治・大正の建物、地元の味が楽しめる、英語メニュー、中国語メニュー