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さめがわじんじゃ
函館近郊の木古内町、薬師山のふもとにある神社。毎年1月13日~15日に行われる神事「寒中みそぎ祭り」で、行修者の鍛錬が行われる場としても有名。
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佐女川(さめがわ)神社は、函館から南西部へ車で約1時間、木古内町薬師山のふもとにある神社です。創立は1625(寛永2)年。松前藩の河野加賀守源景広が佐女川の辺りにほこらを建て、武運長久を祈願したのが始まりといわれています。
言伝えによると、「1831(天保2)年1月15日早朝、神社守の夢枕に『御神体を潔めよ』とのお告げがあり、神社守は直ちに神社の真下を流れる佐女川の氷を打ち砕いて身を切るような冷水で自身を清め、御神体を抱いて海岸に臨んだ。すると、河口に大鮫が波に打たれ、その背中の上に美しい白衣をまとった女性の姿が見えた。『あぁ、聖なる神の使者』と信じ、御神体を幾度となく沐浴し、ふと見ると女性の姿は見えず、大鮫は川の上流へ上がり、小さな沼に消された」といいます。その年から、豊漁豊作が続いて村は大変にぎわったそうで、それが現在の寒中みそぎ祭りの始まりといわれています。
毎年、行修者と呼ばれる4人の若者が、1月13日から佐女川神社にこもり、昼夜を問わず真水で何度も自身の身体を清め、1月15日に別当(べっとう)・稲荷(いなり)・山の神・弁財天の4体の御神体を抱き、厳寒の津軽海峡に飛び込んでその年の豊漁・豊作を祈願する伝統行事として引き継がれています。
祭神は、玉依姫命(たまよりひめのみこと)。河口に建てられた神社の主祭神が玉依姫命だったことから、女神に助けてもらう川として「佐(助けるの意)女川」の字を当てたという伝承もあります。
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※記者TT 2015/1/30取材、2/26公開 2021/5 更新
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