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函館でアートに出合う、ギャラリーショップ

  • あなたのテーマでディープな函館
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旅で訪れた街を歩き、気になることといえば、楽しい思い出を作れるだろうか、美味しい料理に出合えるだろうか、心に残るものを見られるだろうか......。そのほか、「その街の素敵な人や文化とふれあうことができるだろうか」とも思うことでしょう。これがある意味、最も心に残る旅の思い出となるかもしれません。
 
函館山のふもと「西部地区」には、歴史ある街並みに溶け込みながら、良質なアート作品を展示・販売するギャラリーショップが存在します。アートは「人」が思いを込めて丹精に創作した「文化」であり、地元の作家の作品を見ることは、物を通じて人とふれあうことができる、またとない機会でもあるのです。
 
(上・ギャラリー村岡)
 
◆街に溶け込む、アートな空間の店
 
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良質な絵画には良質なキャンバスが必要なように、アートを表現しようとする時、展示の背景も重要なファクターとなります。
函館の西部地区を歩き、独自のこだわりで作られた建物を見たり、山にほど近く海風も香る絶妙なバランスの空気を吸ったり、坂の石垣に染み込む歴史の体液を感じたりすると、人はアートな心に傾いていきます。この地区からは多くのアーティストが生まれていて、美術家はもちろんのこと、文学者・音楽家・写真家など、街が才能を育て才能が街をつくってきました。それが現代でも息づいているのです。
この地区の持つ色香に引寄せられるように、その花を咲かせたいと願って営みを始めたアートギャラリ-3軒をご案内しましょう。
(左・はこだて工芸舎)
 
 
◆はこだて工芸舎 ~函館の栄華を感じさせる建物に並ぶ、工芸品の数々
 
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市電「十字街」電停前で、静かに移りゆく時を眺めるように佇んでいる昭和初期の建物。はこだて工芸舎では、その建物に相応しい感性と質が備わった様々な種類の工芸品が、あなたを迎えるでしょう。
地元はもとより北海道内外の作家さんによる作品は、文化が混じり合う函館を象徴するかのような出会いを与えてくれます。全国各地の作家さんが出展する展示会もあり、旅先の函館で初めて知ったという不思議な体験もできるかもしれません。
また、街を走る路面電車を見下ろしながらの陶芸体験もでき(要予約)、思い出に残る旅のひとコマをきっと作れるはずです。
 
⇒「はこぶら」データベースのご紹介記事
 
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◆ギャラリー村岡 ~元町教会群に溶け合う上質な空間
 
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元町の聖ヨハネ教会横にある「ギャラリー村岡」は、この場所にこのお店ができたから今の元町の雰囲気が生まれたとまで言われるほどの存在。頑ななまでに店主自らの目で選んだ作品を展示している店内は、その空間すらも自己主張しているかのようです。
 
だからと言って敷居が高いわけではありません。そんな不安は、作品を見てその完成度の高さに見入ってしまううちに、いつしか忘れてしまいます。個展も月に1~2回開催され、根強いファンも数多くいます。店主さんと函館談義をするのも楽しみのひとつ。函館が好きで移り住んだ方だからこそ語れる、函館の魅力を感じられると思います。
 
⇒「はこぶら」データベースのご紹介記事
 
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◆SUQ+ ~街なかの一軒家に広がるハンドメイド作品たち
 

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事前に場所を調べていかなければ、辿り着くのに苦労するような、住宅街の普通の民家を利用した雑貨店SUQ+。決して広いとはいえないスペースの中にも、ぎっしり詰め込まれた雑貨、工芸品、洋服を販売している面白いお店。
女性店主さんの人脈で展示可能にした地元作家の作品や、チョイスした雑貨、そして、自ら製作したレザークラフト、アクセサリー、洋服等々に囲まれていると、いつしか知らないうちにSUQ+独特の世界に入り込んでしまいます。
タイミングが合えば、店主さんが革製品を作っている場面に遭遇するかも。そして、手を休めた時に交わす会話もまた楽しいものです。
 
 
⇒「はこぶら」データベースのご紹介記事
 
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ご紹介しているギャラリーショップ
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店に入って作品を眺めたり、カフェスペースがあるところではお茶を飲んだり、旅の思い出に気にいった作品を買い求めたり......ゆっくり時間を過ごしてください。
 
函館のギャラリーの魅力のひとつとして、大都市ではないからこそ気軽に購入できる作品があること。実際、東京の大手百貨店で個展を開催したことのある作家の作品までもが、「函館価格」で販売されていることです。選ぶ目が確かであれば、「この作品がこの価格で!」と驚いて手に取ってしまうものもあるでしょう。それも旅の楽しみ方のひとつといえますね。
 
2012/6/21公開

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