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あなたのテーマでディープな函館 「桜」

花を探して街歩き、函館西部地区の桜巡り

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函館の桜といえば「特別史跡五稜郭跡・五稜郭公園」や「函館公園」が人気ですが、市内にはそのほかにも、観光名所に咲く桜や、地元の人にしか知られていない桜がいろいろあります。今回は、函館山麓の歴史的建造物が集まる「西部地区」の、おすすめ桜スポットを巡る街歩きに、函館まちあるきガイドでもある「はこぶら」記者がご案内。あなたはどちらの桜がお好きですか。
(函館聖ヨハネ教会の桜と元町カトリック教会)


住三吉(すみよし)神社 市電「谷地頭」電停から徒歩7分

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まずは、市電2系統の終点・谷地頭から街歩きをスタートします。地元では知る人ぞ知る人気の桜スポット、函館山麓にある住三吉神社へ。社殿に向かう約100メートルの参道沿いにはソメイヨシノが植えられており、桜の咲く時期にはピンク色のトンネルが絶景を作り出します。

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坂を上り、境内のあたりから桜を眺めると、花のすきまから海が見えます。


函館八幡宮 市電「谷地頭」電停から徒歩8分(住三吉神社から徒歩15分)

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こちらも函館山麓にある函館八幡宮。1445(文安2)年創建。津軽海峡を望む景勝の地にあり、境内は函館山の樹林に囲まれています。裏参道そばにあるオオヤマザクラは、2004年の台風によって幹の3分の1を残して折木しましたが、小枝に季節はずれの花が咲いて復活したことから、「延命の桜」と呼ばれています。

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本殿下にあるエゾヒキガエル生息地「勾玉の池」のほとりには、見事なしだれ桜。


函館市立青柳小学校 市電「青柳町」電停から徒歩4分(函館八幡宮から徒歩12分)

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函館公園の近くにある小学校。1878(明治11)年に、青柳小学校の前身、公立住吉学校が開校。現在の校舎は1934(昭和9)年の函館大火の翌年に竣工されました。青柳坂沿いに植えられている桜は、毎年、在校生や近隣の住民に親しまれています。


高田屋屋敷跡 市電「宝来町」電停から徒歩2分(青柳小学校から徒歩6分)

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銀座通り・函館グランドホテルそば。箱館の繁栄の基礎を築いた高田屋嘉兵衛が、江戸幕府の許可を得て5万坪を拝借し、その一角に豪壮な邸宅を構えた場所。見事な庭園も造られていたといわれます。近くには高田屋嘉兵衛の銅像もあります。


大三坂 市電「十字街」電停から徒歩5分(高田屋屋敷跡から徒歩8分)

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電車通りをたどって、十字街から末広町方面へ。大三坂下のヱビス商会近くに、ソメイヨシノが植えられています。坂道は、和洋折衷の建物と石畳のエキゾチックさ魅力で、「日本の道100選」にも認定されています。秋は、街路樹のナナカマドが通りを赤く染め、幻想的な雰囲気を演出します。


元町配水場 市電「十字街」電停から徒歩10分(大三坂下から徒歩10分)

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坂をどんどん上って、函館山ロープウェイのりばのすぐ上にある元町配水場。1889(明治22)年、日本人が設計、監督した日本初の上水道施設として開設し、今は市民の憩いのスペースとなっています。入口から、さらに山麓の上のほうに10分近く上がったところに、100年以上前に植えられた2本のソメイヨシノが現存しています。幹の太さは周囲約4m、樹高は約13mで、満開時の姿は圧巻そのものです。

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噴水広場にもソメイヨシノ。頭上をロープウェイが行きすぎます。


函館聖ヨハネ教会 市電「十字街」電停から徒歩11分(元町配水場から徒歩2分)

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元町教会群の一角にある、1874(明治7)年、北海道で最初に生まれた英国プロテスタント聖公会の教会。現在の建物は1979(昭和54)年に建てられました。四面の白壁に十字架をあしらい、茶色の十字形をした屋根が印象的。港ヶ丘通りから桜の花が眺められます。


函館ハリストス正教会 市電「十字街」電停から徒歩1分(函館聖ヨハネ教会から徒歩1分)

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白壁と緑屋根が美しい、日本初のロシア正教会聖堂。異国情緒漂うエキゾチックな街並みを形作る洋風建築物の代表格です。聖堂の函館山側にある聖ニコライのイコン(聖像)近くに2種類の桜の木が植えられており、建物の色合いとよく合っています。


遺愛幼稚園 市電「十字街」電停から徒歩11分(函館ハリストス正教会から徒歩1分)

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ハリストス正教会横のピンクの建物は、遺愛幼稚園。日中は園児たちの元気な声が聞こえてきます。1895(明治28)年、遺愛女学校に併置されて創立。北海道内で最も歴史のある幼稚園です。外観のみ見学可能。園舎入口の正面に桜の木が植えられています。


甘味茶房 花かんろ 市電「末広町」電停から徒歩6分(遺愛幼稚園から徒歩2分)

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教会群から元町公園に向かう「ソフトクリーム通り」にある甘味処。八幡坂と旧函館区公会堂のほぼ中間、日和(ひより)坂と交差する角に建っています。1921(大正10)年建築の和洋折衷の建物は函館市の伝統的建造物にも指定されていて、風情ある外観と入口に咲く桜が見事にマッチしています。

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板張り仕上げの外壁に桜が映えます。


旧函館区公会堂 市電「末広町」電停から徒歩7分(甘味茶房 花かんろから徒歩2分)

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「ソフトクリーム通り」をさらに進むと見えてくるのが旧函館区公会堂。大火によって焼失した住民の集会所を再建すべく、1910(明治43)年に建てられました。和と洋の要素が融合した建築デザインで、国の重要文化財に指定されています。桜の木は、建物を正面に見て左端に植えられています。


元町公園 市電「末広町」電停から徒歩5分(旧函館区公会堂の向かい)

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旧函館区公会堂の下、基坂上にある公園。箱館奉行所が五稜郭に移る前に建っていた場所でもあります。元町観光案内所・函館市写真歴史館として使用されている旧北海道庁函館支庁庁舎の建物横に植えられているシダレザクラ。濃いピンク色の花が咲き、背景の公会堂のカラーとよく合います。

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公園内にはソメイヨシノも植えられています。


西部地区の桜巡り、いかがでしたでしょうか。2015年は桜の開花が1週間ほど早めで、ソメイヨシノの見ごろは4月の下旬となりました。大型連休後半からは、遅咲きのヤエザクラなどが街を彩っています。

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元町公園の華やかなヤエザクラ。

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高田屋屋敷跡にも。

桜のあとは新緑の季節。のんびり街歩きをしながら、自然とふれあうのはいいですね。桜の花に会いに、函館にいらしてください。

※記者TT(一部写真/編集室M) 2015/4/23~4/30取材、5/6公開、5/8追記

【西部地区桜巡りマップ】 ※クリックすると拡大します
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