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あなたのテーマでディープな函館 「市電・バス・船」

函館で見る&乗る、いろいろな電車ガイド

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函館旅行の楽しみは、夜景観賞やグルメや歴史散策ばかりではありません。北海道新幹線が開業して、函館や近郊でさまざまな種類の電車を見る楽しみが増えました。電車がお好きなかたや子どもたちもワクワク、函館で楽しめるいろいろな電車をご案内しましょう。


◆函館のマスコット的存在、路面電車市電

180525X05.JPG函館といえば、中心市街地を路面電車(函館市電)が運行していて、観光の足として、また街並みに映える被写体として親しまれています。朝6時台から夜の11時まで、日中は6~12分間隔で運行。沿線であれば、近くの歩道や停留所の安全地帯などから走る姿を見ることができます。

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もっとも人気があるのが、明治の路面電車を復元した箱館ハイカラ號。レトロな車体は見た目にも魅力的なだけでなく、通常料金で乗車することもできます。4月~10月の土日祝日を中心に、期間限定運行(荒天時は運休)。運行ダイヤなどはこちら

180525X06.JPG最新型の超低床電車らっくる号(9600型)のうち、9601号には函館市電と函館バスで利用できる交通系IC乗車券「ICASnimoca」のラッピングが施されています。

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映画やドラマ、CMのロケにも引っ張りだこの、昭和20年代の路面電車の姿を今に伝える530号。一般のダイヤの中で運行している場合もありますので、見かけたらラッキーです。

180525X07.JPGこのほか、昭和30年代製造の710・800型、平成に入ってから製造された2000型・3000型・9600型、古い車両の部品を使って新しい車体と組み合わせた8000型・8100型など、バラエティ豊かな車両には1両ごとに異なる車体広告が施されていて、眺めているだけで楽しくなります。

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街なかを走っているのを見る以外に、市電の運行拠点である駒場車庫を訪ねてみるのもおすすめ(駒場車庫前下車、目の前)。車庫前の歩道から、電車が車庫に停まっているところや、出入りするところを眺めることができます。

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◆JR函館駅には、バラエティにとんだ電車が集合

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JR函館駅は、札幌方面行きの特急列車や普通列車、北海道新幹線へのアクセス列車「はこだてライナー」に加え、注目のローカル線「道南いさりび鉄道」の車両も乗り入れています。入場券(大人170円、小児80円)を買えば、駅が開いている時間いつでも改札を通ってホームへ入って見ることが可能。なお、入場券では列車の中へ入ることができないので、ご注意を。

【函館~札幌を結ぶ、特急スーパー北斗・北斗】

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函館と札幌を結ぶ特急「スーパー北斗」「北斗」。2018年3月17日時点で2種類の車両が運行されています。当初から「スーパー北斗」専用の振り子車両、キハ281系。振り子車両とは、急カーブを曲がるときに車体を内側に傾け、従来よりスピードを落とさないで走行できるものです。

160531X05.jpg2016年3月26日のダイヤ改正に合わせ、「スーパー北斗」でも運行を開始したキハ261系。
そのほか、臨時特急として、特急「スーパーおおぞら」で運行されているキハ283系、普段は団体列車として運行しているノースレインボーエクスプレスなど、個性豊かな車両が投入されます。


【北海道新幹線へのアクセス列車、はこだてライナー】

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北海道新幹線の開業に合わせて、函館駅と新函館北斗駅の間を結ぶアクセス列車として運行を開始した「はこだてライナー」。全車ロングシートで、普段は3両編成ですが、混雑時には6両編成で運行されます。

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片側に3か所ある出入り口の扉は「半自動式」なのに注目。寒冷地の車両ではよく見られるもので、発車まで開けっ放しだと暖房効果が得られないのを防ぐための工夫です。乗り込む際には扉の脇にある「開」のボタンを押して扉を開け、乗り込んで後続の人がいなければ「閉」のボタンを押して扉を閉めます。発車の際には、開いている扉があれば車掌さんが遠隔操作で扉を閉めるので、ご安心を。


【注目の絶景ローカル線、道南いさりび鉄道】

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2016年3月26日の新幹線開業と同時に、JR江差線(五稜郭~上磯~木古内)は第3セクターの道南いさりび鉄道へ運行が引き継がれました。「並行在来線」となっても、全ての道南いさりび鉄道の列車は五稜郭駅から函館駅までJR函館本線へ乗り入れていて、JR時代と変わらず函館駅から乗り換えなしで上磯や木古内方面へ向かうことができます。一般車両はディーゼルエンジンを動力源とする気動車で、1~2両編成です。

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道南いさりび鉄道で注目の的が、地域情報発信列車「ながまれ号」。2両の気動車を改装して誕生した特別車両で、群青色の車体に「日没後の函館山のシルエット」「津軽海峡に煌めく漁火」「道南の街の灯り」「スターダスト」が描かれて、一目で見分けることができます。普段は普通列車として運行されていますが(運行予定はこちら)、団体列車となる場合は、各ボックス席に大型テーブルやヘッドレストを設置。沿線グルメも楽しめる観光列車として人気です。

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「ながまれ」というのは、みなみ北海道の方言で「のんびりして」という意味。車内には地元で産出される「道南杉」が使用され、木古内に向かう車窓からは津軽海峡と函館山の絶景が楽しめます。函館~木古内は片道約1時間、普通乗車料金は大人1100円、小児560円。


◆北海道新幹線「はやぶさ」を見に、新函館北斗駅へ

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北海道新幹線の終着駅・新函館北斗駅。駅2階の連絡通路から窓越しに新幹線を見ることも出来ますが、入場券を買ってホームに入れば間近で見ることができます。函館から「はこだてライナー(所要時間20分前後。乗車料金大人360円、小児180円)」で向かう場合は、連絡改札で入場券を購入します(大人170円、小児80円)。

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北海道新幹線(新函館北斗~新青森)を走る新幹線のうち、JR北海道所属はH5系。車体の帯の色がラベンダー色なのが特徴です。JR東日本所属のE5系は、外観はほとんど同じで帯がピンク色なので、すぐにわかります。

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また、H5系にはシロハヤブサを模したシンボルマークが先頭車に描かれています。

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これから出発する新幹線を見るなら12番ホーム、到着する新幹線を見るなら11番ホームへどうぞ。H5系は4編成所属していますが、新函館北斗駅を発着するのは1日4便のみ。11番ホーム発のH5系は、はやぶさ10号(6時35分発)、はやぶさ22号(12時44分発)。12番ホーム着のH5系は、はやぶさ95号(10時7分着)、はやぶさ29号(21時48分着)。時間が合えば、12時44分発のはやぶさ22号(H5系)と、東京からのはやぶさ(E5系)が隣同士で並ぶ姿を見ることができます。

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◆鉄道ファンにおすすめ、函館の隣駅・五稜郭駅周辺

【五稜郭駅】
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JR函館駅から札幌方面に向かう函館本線の1つ目の駅が五稜郭駅。鉄道に関する見どころスポットが多いので、鉄道ファンにはおすすめです。列車の到着の5~10分前に改札口が開く「列車別改札」となっているので、入場券を買ってもいつでもホームへ入ることはできませんが、駅の外からでも、道南いさりび鉄道の車両やJRの特急・普通・はこだてライナー、貨物列車を見ることができます。


【五稜郭駅の北側と市立函館病院を結ぶ跨線橋】

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五稜郭駅から国道5号線を函館駅と逆方向に3分ほど歩き、ガソリンスタンドと家電量販店「ヤマダ電器」に挟まれた細い路地へ左折すると、函館本線を越えて駅の裏側にある市立函館病院へ渡る跨線橋があります。跨線橋の上からは五稜郭駅に停車する列車の姿を一望できるほか、五稜郭駅に隣接するJR北海道五稜郭車両所も一望することができます。

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そのほか、港町埠頭(旧有川桟橋)の一角にあるJR貨物五稜郭貨物駅へと伸びる有川支線も五稜郭駅から分岐しているので、運がよければ支線へ出入りする貨物列車が見られるかもしれません。


【五稜郭駅南側、大野新道踏切近くの跨線橋】

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国道5号線を函館駅方面へ5分ほど歩くとエネオス亀田町サービスステーションがあり、スタンドの前を通る路地へ右折すると、目的地の古びた跨線橋が見えます。この跨線橋の片側は、踊り場を境に階段が90度折れているのがわかります。

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ここは、函館近辺の鉄道ファンの間では以前から撮影スポットとして知られたところ。踊り場から五稜郭駅の方を眺めると、函館へ向かう特急や普通・快速列車のほか、五稜郭駅まで貨物列車を牽いてきたディーゼル機関車や電気機関車の姿を見ることができます。


◆番外編・こんな乗り物にも注目!

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廃線になったJR江差線の線路を生かしたトロッコ体験。北海道新幹線・木古内駅から車で約5分。春~秋の土日祝に運転。

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函館公園のミニ遊園地「こどものくに」を走る、北海道新幹線風はやぶさ号。園内にはほかに、観覧車や飛行機などもあり。


鉄道には「乗る」「見る」「撮る」と、いろいろな楽しみ方があります。函館へお越しの際は、今回ご紹介したスポットに、ぜひとも足を運んでみてください。

※記者X(一部撮影/記者TT、編集室M、編集室A) 
2016/3/26・4/9取材、5/31公開 2018/5更新