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あなたのテーマでディープな函館 「ランニング」

声援を受けて快走! 2019函館マラソンレポート

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フル・ハーフ同時開催となって4回目の2019函館マラソン。2019年7月7日(日)に開催され、過去最高の7436人が出走しました。海あり、山あり、美しい街並みありの「眺めのいいコース」、函館名物がそろった豪華なエイドフード、そして、沿道からの熱い応援が評判の大会を、徹底レポートします。見ているうちに、きっと走りたくなる、応援したくなるはず! 2020年大会は7月5日(日)の開催予定。エントリー受付は2月25日(火)21時からです。


【スタート】 千代台陸上競技場で、瀬古利彦さんらがお見送り

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スタート/ゴールは千代台陸上競技場。8時からの選手整列を前に、続々とランナーや応援のかたが集まってきます。マラソンゲートは存在感満点。

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全天候型舗装のトラックの赤と、インフィールドの芝生のグリーンの対比が美しく、遠くには函館山も望めます。ハーフは9時、フルは9時10分、霧雨の中、時差式のスタートです。

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まず、ハーフの招待選手たちがすごい勢いで競技場から飛び出していきます。

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続いて一般ランナーたちもスタート。特別ゲストの日本陸連理事・瀬古利彦さん、フルを走るゲストランナーのタレント・福島和可菜さんがハイタッチでお見送り。

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「パパ、がんばって~!」。マラソンゲートの上から見送ることもできます。

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競技場近くでは、オフィシャル応援団の函館市消防音楽隊が、力強い演奏でランナーたちを送り出してくれます。

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2カ月後の東京オリンピックのマラソン代表選考会、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の出場権を持つ選手13人が、ハーフに出場。ここから熱い戦いが始まっていました。


【フル8キロ・18キロ、ハーフ8キロ付近】 湯の川温泉街、応援団から熱いエール

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函館の人気リゾートエリア・湯の川温泉は、競技場から8キロほど。トップランナーは20分ちょっとで到着します。宿泊施設が建ち並ぶなか、往復で通過。

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8.4キロ地点で、ハーフの折り返し。フルは直進して、長い旅に。

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ハーフは白いゼッケン、フルは黄色いゼッケン、黒字は男性、赤字は女性......色とりどりのウエアのランナーたちがすれ違い、大にぎわいです。

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エイドステーションでランナーに手を振る、湯の川温泉のPRキャラクター「ゆのっ子 ちかつまる」。赤い法被がお似合い。

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ホテルの前では、オフィシャル応援団のYOSAKOIソーラン祭り南北海道支部のチームが、色鮮やかな衣装で声援。

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YOSAKOIを披露したり、ランナーと笑顔でハイタッチを交したり。

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元気百倍! 足取りも軽くなります。


【フル10キロ付近】 単独コースに入って、函館空港の西側を往復

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湯の川温泉の先は、フルのみのコース。まずは、函館空港の西側を往復します。

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観光スポットの喧騒を離れますが、オフィシャル応援団の全日空空輸のスタッフをはじめ、応援は途切れません。

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エイドステーションのボランティアスタッフからも「がんばって!」の声。

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第1折り返しはコース中の最高標高地点、アップダウンがじわじわこたえそうな、ふんばりどころです。


【フル14キロ付近】 函館空港の南側、コース最東端で折り返し

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フル単独コースの第2折り返し付近は、同じくオフィシャル応援団の石崎町会のみなさんの応援が熱いところ。

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大漁旗やお手製の大団扇などを手に、ランナーに声をかけます。

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公式応援グッズのスティックバルーンを打ち鳴らす住民に、ランナーも笑顔で応えます。

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フルのコースの最東端で折り返し、再び市街地に向かって走ります。途中の橋で景色が開け、津軽海峡の海が覗くのがお楽しみ。


【フル21キロ、ハーフ11.5キロ付近】 啄木小公園は、海と函館山を見渡す景勝地

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フルとハーフのランナーが合流して、函館山に向かって走る漁火通り(いさりびどおり)は、海がもっとも身近に感じられる区間。

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海辺には、この地(大森浜)を愛した歌人・石川啄木をしのぶ啄木小公園があり、座像がランナーを見守ります。

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函館ゆかりの土方歳三とともに、資料が収蔵されている土方・啄木浪漫館もあります。

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地元のかたも椅子持参でじっくり応援。

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沿道にずらりと並んだギャラリーに見送られて、函館山を正面に眺めながら足を進めます。


【フル24.4~26.2キロ、ハーフ15.2~16.0キロ】 ハイカラ號が待つ青柳町の電車通り

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函館名物・路面電車の通りに入って、目の前に現れた赤いボディの箱館ハイカラ號には、ランナーたちもびっくり。急なアップダウンとなるエリアの手前に停車して、目を楽しませてくれます。

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オフィシャル応援団の函館短期大学管楽器アンサンブル部&函館市立椴法華(とどほっけ)中学校文化部のパワフルな演奏も。

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路面電車の軌道での演奏。行きと帰り、両側のランナーにエールを送って。

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演奏を聴きながら足を懸命に前に運び、坂のてっぺんにある青柳町の電停を目指します。

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ハーフは青柳町手前で折り返し、フルは次の電停「谷地頭」で折り返し。

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坂を上って下って、また上り。フルのランナーには、コース後半に入ってからの難所のひとつです。

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ここでも、沿道からの声援が後押し。

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公式応援グッズの紙メガホンを握る手にも、力が入ります。

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函館山を背にして、次の区間へ。


【フル26.5キロ、ハーフ16.3キロ付近】 宝来町で、ねぶた応援団

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あさり坂の上り口にある人気の食事処すき焼 阿さ利本店を目印に、コースが直角に曲がる宝来町。往復のランナーが行き交います。

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青柳町のアップダウンを乗り切ったランナーを、ひときわにぎやかな応援がお出迎え。

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オフィシャル応援団のみちのく銀行チームが、青森のねぶた祭りのお囃子に合わせて跳人(はねと)になって応援。色鮮やかな装束と元気な跳ねっぷり、笑顔もはじけます。


【フル31.3~33.3キロ・37.4~39.4キロ】 ともえ大橋で、函館港の潮風を感じて

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ゴールの千代台陸上競技場に向かうハーフのランナーと別れて、30キロ前からフルのランナーは単独コースに。体力的にきつくなるところに、跨線橋からともえ大橋のアップダウンが待ち受けます。

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万代町側の橋のたもとでは、オフィシャル応援団の万代町商興会と水産高校からエールが。幕末、アメリカのペリー提督が函館に上陸した地であることをアピール。

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ともえ大橋は、函館湾岸を縦断する全長2キロ足らずの臨港道路。潮風を受けながら、函館山に向かって、行って帰ってくるビューポイントです。

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車道を走るランナーを、オフィシャル応援団の用意したオリジナル応援旗を手に歩道から応援。航海の安全を祈るという意味の国際信号旗(UW旗)がデザインされています。

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ランナーの力走に、思わず力が!

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海を感じながら、長い橋の上を走ります。

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観光スポットのベイエリア側に下りる橋のたもとにも、応援団が待ち受けます。


【フル34キロ・37キロ付近】 コース随一の花形スポット、赤レンガ倉庫街

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長いともえ大橋をクリアすると、石畳敷きの七財橋がそそり立つように待ち構え、その向こうに函館山の緑と赤レンガの建物が覗きます。気合いを入れ直し、いよいよ一番の花形エリア、ベイエリアの金森赤レンガ倉庫群へ。

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函館山に向かって坂を駆け降りるランナー、山のふもとを走った後、全力で駆け上がってくるランナー。

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この橋のアップダウンは、見た目以上に足に来そうです。

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明治時代末期からここに立つ赤レンガ倉庫と港の間を走るコース。

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「ここで楽しまない手はない!」という、ファンランナーの素敵な笑顔です。

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沿道には、観光客のかたも混じってレースを観戦。ランナーのテンションもアップ!

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オフィシャル応援団のスターバックスコーヒー函館ベイエリア店スタッフも、お手製のフラッグで声援を送ります。

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人気のご当地ハンバーガーレストラン・ラッキーピエロマリーナ末広店前もにぎやか。

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函館港を巡る遊覧船ブルームーンも控えます。

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一瞬で駆け抜けてしまうのが惜しいような、往復それぞれ200メートルほどの花道です。


【フル34.0キロ~36.7キロ】 海沿いに昔ながらの街並みが残る、臨港通り

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赤レンガ倉庫街のにぎわいを抜けると、港岸沿いに続く西部臨港通りを往復。観光船、いか釣り船、青函連絡船記念館・摩周丸など、さまざまな船が目に入ります。

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界隈には、函館の歴史を見つめてきた個性豊かな建造物が集まっています。明治時代に建てられた旧金森船具店(現函館大学ベイエリア・サテライト)前では、国際信号旗(UW旗)を立てて、オフィシャル応援団がランナーのゼッケンナンバーを呼んで応援。

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用意された小旗を手に、こちらも熱烈応援。

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同じく明治末期に建てられた旧海産商の店舗(現在は宿泊施設・開港庵)。

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旧米穀・海産商の店舗(現在は港の庵として活用)。

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重要文化財指定、太刀川家住宅店舗。美しい建物が点在する街並みのなかを、タイムスリップしたかのようにランナーが行き交います。


【フル36キロ付近】函館名物がふるまわれる癒しのエイドステーション、緑の島

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西部臨港通りの中ほど、コースは港に浮かぶ人工島・緑の島へ。連絡路の新島橋には、しばしの憩いを求めるランナーと、休憩してリフレッシュしたランナーがすれ違います。

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オフィシャル応援団、郷土芸能 函館巴太鼓振興会の打ち出す勇壮な音色が、ランナーを歓迎。

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緑の島は、コース中最大のエイドステーションがあるところ。塩ラーメン、海鮮丼、イカソーメン、メロンなど、函館名物がそろっているとあって、ランナーたちもここでひと息。

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「これを待ってた~」「生き返る~」。朱肉メロンは大人気。

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ツルッと食べられる、ひと口サイズの「朝市炊き込み海鮮丼」。ウニとイクラを楽しみに走ってきたのでしょう。

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塩ラーメンは、ランナーに嬉しい冷やしタイプ。麺はちょっと......という場合も、スープだけ味わえます。

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軽トラックを利用した簡易シャワーも設置され、疲れをクールダウン。「あと少し! 痛いのは気のせいだ」のメッセージに、また奮起。

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ミスはこだてからも笑顔の応援。ゴールまであと6キロちょっと、最後の力を振り絞って、緑の島をあとにします。


【ゴール】 千代台陸上競技場で、完走記念品を受け取り

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長いランを終えて、スタートした千代台陸上競技場に帰ってきたランナーたち。みなさん、いい笑顔です。

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完走者には、タイムが記載された完走証とフィニッシャーズタオルが贈られます。

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さらに、フルマラソンの完走者には、2019年から完走メダルを贈呈。ボランティアスタッフから1人ずつ首にかけてもらって、笑顔でタッチ。

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ゲストランナーの福島和可菜さんも、フルを完走! 完走メダルは、函館の史跡・五稜郭がデザインされた、函館ならではのものです。

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2019年の大会は、気温も湿度もほどほど、雨でも快晴でもなく走りやすい曇り......と、マラソンには好条件がそろいました。出走者7436人のうち、7127人が完走。フル・ハーフ同時開催となってから最高の完走率です。ゴール後は、朱肉メロンのふるまいで癒しタイム。みなさん、おつかれさまでした!

※記事中の距離表示は、編集室で独自に算出した参考値です


【参考】函館マラソン関連データ(フルとハーフ同時開催以降)

2016年(6月26日) 
完走率94.2%
9時の気温14.8℃ 湿度83% 風速4.7m南西 曇り
12時の気温15.1℃ 湿度91% 風速8.0m西南西 雨

2017年(7月2日)  
完走率91.7%
9時の気温22.8℃ 湿度78% 風速5.5m南西 曇り
12時の気温24.0℃ 湿度74% 風速4.8m西南西 曇り

2018年(7月1日)  
完走率94.8%
9時の気温20.7℃ 湿度100% 風速1.4m南東 雨
12時の気温21.7℃ 湿度99% 風速1.3m北北西 雨

2019年(7月7日) 
完走率95.8%
9時の気温17.5℃ 湿度89% 風速5.0m東南東 霧雨
12時の気温19.1℃ 湿度77% 風速5.4m南東 曇り


※まとめ/編集室M
撮影/Naoko Shibuya, Hiroki Takatsu, Kazuto Miyata, Yasuhiro Sasaki, Masahiro Tamura, 編集室A 協力/函館マラソン実行委員会
2019/7/7取材、2020/2/24公開


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