街が真っ白な雪で覆われた2020年2月8日・9日、港を見おろす
元町公園付近でさまざまな光があふれるイベント「
はこだて ひかりのガーデン」が行われました。眼下には港や街の灯りがきらめき、公園の木々には柔らかい光の「ひかりの実」、坂道はカラフルなチューブスライダーのコースに。さらに、フィナーレは港で上がる大輪の冬花火との競演。多くの観光客のかたや市民が集まり、冬ならではの楽しみを満喫しました。
◆港の夜景に向かって滑走「ひかりの坂のチューブスライダー」
元町公園の脇の坂道は、カラフルな光に彩られたチューブスライダーのコースに。夕方4時のスタートと同時に、順番待ちの長蛇の列ができました。
スノーチューブに乗って、坂道を滑り降ります。チューブとヘルメットは用意されているので、手ぶらで気軽に参加可能。
スタッフの人たちのサポートで、安心して参加できます。車を通行止めにして、ふだんにはかなわない道路でのそり滑り、港の夜景に向かって滑走していくのはスリル満点です。
◆作って飾る、幻想的な「ひかりの実の広場」
元町公園の木々に、カラフルな「
ひかりの実」が鈴なりに! 柔らかい光が幻想的に輝きます。
ひとつひとつの実の正体は、果物の保護ネットにLEDの小さな光を忍ばせ、笑顔の絵を書いた果物袋に入れたもの。
光や映像のアーティスト・高橋匡太さんと一緒に、参加者が思い思いの実を作って飾ります(参加料は1個300円)。
園内は雪景色に鮮やかな色の光が躍り、レトロな建物との取り合わせが、まるで絵本の世界のようです。
◆そのほか、ひかりのエンターテインメントいろいろ
・しゃぼん玉が舞い飛ぶ「ひかりのミルキーウェイ」
元町公園のシンボル的存在の広い階段は、一日3回、「ひかりとしゃぼん玉の空間」に。降り積もった雪の上には、カラーLEDも散りばめられています。
光を浴びてキラキラと舞い上がるしゃぼん玉は、天の川のイメージ。美しさにため息がこぼれます。
・不思議なペンでお絵描き「ひかりのキャンバス」
渡されたペンでボードをなぞると、光で文字や絵が浮かび上がり、また静かに消えていきます。大人も子どもも、夢中になってお絵描きタイム。
・ロマンチックに記念撮影「ひかりのフォトスポット」
函館港を見おろすビュースポットに、乙女チックな光のアーチが出現。港の夜景をバックに記念撮影ができます。思わずSNSにアップしたくなるような、ロマンチックな写真に。
◆ペリー広場では、あったかグルメを楽しむ「光のマルシェ」
元町公園から道を挟んで一段下にある
ペリー広場では、キッチンカーと休憩テントが登場。たき火のまわりには、カラフルな光のテーブルも並び、目を楽しませてくれます。
焼きそば、唐揚げ、カレー、ポケットピザ、スープ、カレー、たこ焼き、塩パン、おしるこなどがいい匂いを漂わせています。
熱々をほおばれば、お腹も体もホット。
休憩テントには人がいっぱい。あったかグルメを楽しんでいました。
テントの後ろには、光る雪だるま作りが体験できる「ひかりの遊園地」。寒さも忘れて、ちびっ子たちが雪遊びしています。
光るパーツを使って、自分だけのユニークな雪だるまのでき上がり! このほか、「ひかりのバブルボール」に入って雪の中で遊ぶ体験も楽しそうでした。
◆同日開催の「函館海上冬花火」と光の競演
イベント開催の2日間は、函館港の海の上から打ち上げられる
函館海上冬花火も開催され、夜8時から、冬の夜空に開く美しい花火が見られました。
公園内の「ひかりの実」も花火を見つめます。
多彩な光があふれて、雪あかりに輝きを添えた、まさに「ひかりのガーデン」。函館の冬を彩る極上のお楽しみとなりました。
※撮影/記者K(一部撮影/編集室A、編集室M)、まとめ/編集室M
2020/2/8・9取材、2/14公開