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料理好き集まれ! 函館で世界料理学会
130812G02.jpg「世界料理学会」。料理の学会(academic meeting)と聞くと、なんだか難しそうですが、美味しいものを楽しみたい人、料理が好きな人なら誰でも参加できる、食の一大イベントです。

元々は「美食の街」として世界に知られるスペイン・バスク地方の小都市サンセバスチャンで始まった「最高美食会議」をヒントにしたもの。そこでは、料理人たちが料理の背景にある風土や素材について語ったり、調理の技についてプレゼンテーションしたりで、料理の魅力を存分に感じ合う場となっています。

日本でも、2009年2月に東京で「世界料理サミット」が開催されたのに続いて、函館で2009年4月に第1回「世界料理学会 in Hakodate」が開催され、以降、1年半に一度の開催を経て、2018年4月には第7回を迎えます。

函館は、スペインのサンセバスチャンとよく似た「多彩な食材に恵まれる美食の街」。若き日にサンセバスチャンで料理修業をした「レストラン バスク」の深谷宏治さんを先導役として、気鋭の料理人が熱く交流するこの会は、料理好きにとってきっとワクワクする体験となるはずです。

では、実際の会場の雰囲気をのぞいてみましょう(撮影は第3回)。


◆日本の、そして世界の料理のホットな潮流に触れられる「料理学会」

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メインとなる「料理学会」は、日本全国、そして世界から集まった第一線の料理人が繰り広げるトークセッションやプレゼンテーション。それぞれの料理哲学や表現を、映像などを交えながら熱く語ります。もちろん、料理人でなくても聴講OK。プロの最先鋭の技に触れると、「あぁ、食べに行ってみたい」「うちでも真似してみたい」とイマジネーションがどんどん広がります。

第3回は昆布、第4回はタラ、第5回は発酵、第6回はイカ、第7回は自然の山野草がテーマのひとつに。毎回どんな魅力が披露されるのか、期待が集まります。

(左)オープニングトーク。料理人同士が語る言葉は、刺激的。

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(左)海外からのシェフも多数参加。通訳を介して語られるシェフのアイディアや発想に感動。
(中)トークセッションは発表者と聴衆が間近に触れ合える距離感が魅力。
(右)素材をテーマにした発表も、料理人、研究者、販売者など、さまざまな立場から語られる(第3回昆布)。


◆目にも舌にも驚きのピンチョーが魅力の「開催記念パーティー」

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夜は、学会参加の料理人がレシピを提供するピンチョー(つまみやすい料理)を主役にしたパーティー。第3回では、約20種類が登場! 味も盛りつけもオリジナリティ豊かで、これを楽しみにパーティーから参加する一般の方の姿も多数見られました。各回のテーマに合った素材を意外なアレンジで提供する料理人もあり、ワクワク感が高まります。

注目のシェフたちもすぐそばにスタンバイ。和気あいあいとした雰囲気に満ちています。参加者から料理の感想を伝えたり、発表について話しかけることができる距離の近さも魅力です。

(下)色とりどりのピンチョーの競演。この一口に、料理人のアイディアと誇りが詰まっています。

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(左)ピキージョ種ピーマンのスモークサーモン詰め、昆布風味 (中)SEAFOOD SALAD VERSION 2012
(右)コリアンダーの芽を添えたウニとワカメのラビオリと共に

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(左)海藻のオレイエットとグアカモーレ、タラバガニ、ネギ、ベニタテの花と山椒 
(中)神戸トマトのガスパッチョ (右)海藻のタルト・フランベ


◆こだわりの食材がそろう「道南食材見本市」も開催

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料理学会の合間には、地元道南産の魚介や海藻類、野菜、肉、乳製品、ワインなどを展示・直売する見本市にも注目。函館周辺のこだわり食材の数々が出展し、生産者と話をするのも貴重な体験です。


※編集室M 2012/4/16公開
2012/4/23・24追加取材(撮影/記者I)、2018/1/16更新

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(左)七飯町・福田農園の王様しいたけ (中)北斗市・しみず農園の米 (右)七飯町・松本農園の野菜