周辺を海に囲まれた立地の函館では、回転寿司もハイレベル。近海の生きのいい大ぶりのネタや、函館ならではの一品料理を気軽に味わうことができます。
流れてくるネタから選ぶもよし、カウンターの中の職人さんに注文するもよし、自慢の海鮮を回転寿司で味わってみませんか。
◆回転寿司の魅力を、ドイツ人クリスさんが紹介
すっかり街が気に入り、40年近く函館に住んでいたドイツ人のクリスさんが、回転寿司の魅力をレポートしているのが左の動画です。
ところがレポートとはいいましたが、回ってくる皿に目移りしつつ、大きく美味しそうな握りを、ただひたすら平らげていくクリスさん。ほたて、ぼたんえび、イクラ、うに、サーモン、かに、いか......。出てくる言葉は「Yes!」のみ。そして一句。
「レポートを 出来ないほどの 美味しさよ」
この美味しさを知りたいかたは、ぜひ函館にお越しください!
◆函館近海の旬のネタが味わえる

2013年の築地の初競りで、青森県大間産のまぐろに1億円を越える高値がついたのは記憶に新しいところ。2年前には、函館市戸井産のまぐろにその年の最高値がつきました。水揚げされる港は違えども、漁場は同じ津軽海峡。今や世界でもっとも美味しいまぐろといえるかもしれません。そんな津軽海峡のまぐろを回転寿司で、漁期を通じて食べられるのは函館だけではないでしょうか。
もちろん美味しいのはまぐろだけではなく、うに、ほたて、あわび、サーモン、たら、ひらめ、たこ、いかなど、季節ごとに美味しい海の幸がメニューにあがります。お店にはその日のおすすめネタがボードで紹介されていますので、まずはチェックしてみましょう。



(左・右)生きのいい大ぶりのネタが目の前を(グルメ回転ずし 函太郎)
(中)いくら、うに、カニバラ身の盛り合わせ「北海三好」(まるかつ水産)
◆地元ならではの一品料理もあります

函館で、最近いかに次ぐ主力の魚種として注目されているのが「真だら」。一本釣りしてすぐに船上で活締め(いけじめ)するので、身がいたまず、味が落ちないそう。鮮度を保ったまま市内の店へと届けられます。昆布締めの刺身で味わう引き締まった身や、たち(たらの白子)のクリーミーな食感は、一度食べたら忘れられません。
真だらとともに冬のおすすめが、ごっこ汁。「ごっこ」とは正式名称をホテイウオといい、一見フグのように膨らんだ魚。外見は真っ黒ながら、淡白な白身とたっぷりと厚いゼラチン層があって、コラーゲンたっぷり! 函館の郷土料理ともいえるごっこの熱々汁物、ぜひご賞味を。
(右)たら昆布締め握り、たらちり、たちのポン酢(まるかつ水産)
◆子ども連れに嬉しい、お手頃価格の店も

すしまる戸倉店は寿司全品「一皿100円+税」の低価格で、地元のファミリー層を中心に人気の店。タッチパネルでオーダーすると、寿司をのせた「新幹線」が席まできて、チャイムとともに停車、子どもたちは大喜びです。北海道新幹線開業を待ち望む、函館らしいアイデアですね。また「にぎにぎ体験」という子ども向けの特別企画もあり。店で用意したハッピとハチマキを身につけ、寿司を握って記念写真も。
このほか、「グルメ回転寿司 函太郎」にも一皿税込114円均一の「函太郎ジュニア サムズ」があり、家族連れや若いかたなどに人気です。
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グルメ回転寿司 函太郎 宇賀浦本店 ⇒HP (駅前エリア)宇賀浦町14-4 0138-32-4455 目の前に津軽海峡が広がる。シャリが見えないほどの大ぶりのネタが魅力。 |
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回転寿司 函館まるかつ水産本店 ⇒HP (駅前エリア)豊川町12-10 0138-22-9696 鮮魚店直営。地魚や限定ネタなど、バラエティーに富んだメニューが自慢。 |
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グルメ回転寿司 函太郎 五稜郭公園店 ⇒HP (五稜郭エリア)五稜郭町25-17 0138-52-5522 大ぶりの新鮮なネタで、地元でも大人気。五稜郭公園のすぐ近く。 |
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函館まるかつ水産 柏木店 ⇒HP (五稜郭エリア)柏木町1-36 0138-31-9696 鮮魚店直営で、新鮮なネタが豊富。店舗敷地内には天然温泉の足湯も。 |
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すしまる戸倉店 ⇒HP (湯の川エリア)戸倉町301 0138-59-0033 寿司全品、一皿100円+税。「にぎにぎ体験」もできて、子ども連れで楽しめる。 |
さまざまな楽しみかたができる、バラエティー豊かな回転寿司。
函館観光のお楽しみメニューに、ぜひ加えてみてください。
※まとめ/記者I 撮影/記者I、記者TT、編集室A 2013/2/5公開
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