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トラピスチヌ修道院の一般参加クリスマスミサ

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日本初の女子観想修道院として1898(明治31)年に創立されたトラピスチヌ修道院。ふだんは、売店併設の資料室や前庭、聖堂の外観のみ見学可能ですが、毎年クリスマスには一般公募があって、聖堂でのミサに誰でも参加することができます。2017年12月24日の「夜のミサ」の様子をお伝えします。
 
◆クリスマス・ご降誕の夜のミサは8時から
 
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トラピスチヌ修道院は、湯の川の温泉街から車で15分ほどの閑静な高台にあります。クリスマスのミサに参加する人は、ふだんの見学用の入口ではなく、職員用駐車場前の入口から中へ。レンガ造りの建物が、あたたかく迎えてくれます。
 
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美しい雪つりが施された前庭は、冬の間は安全のために立ち入りは階段下まで。正面に見える尖塔が鐘楼で、その下にある丸みをおびた壁の場所がミサの行われる聖堂です。
 
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夜のミサは8時から。客舎のある建物に15分前までに集合し、長い廊下を通って聖堂へ。この日の一般参加者は約60人(翌日の朝のミサには約30人)。前方の祭壇前に設けられた席と、聖堂内の会衆席に別れて座りました。ミサの進行がわかるしおりが、1人1人に手渡されます。
 
◆祈りの言葉、聖歌、朗読......ミサが静粛に進行
 
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司祭が入場し、鐘の音でミサがスタート。聖堂の天井から下がるロープを2人の修道女が引き下ろし、鐘を鳴らします。
 
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前方に祭壇、壁際に修道女のみなさん43人が着席。その前と内側に一般参加者が座って、儀式を見守ります。
 
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ミサを司式するフランシスコ司祭。
 
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修道女による聖書朗読。
 
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聖堂中央で詩編歌唱。後方にはパイプオルガンが見えます。
 
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オルガンに合わせて聖歌の斉唱。
 
◆最後は、パンとぶどう酒が分け与えられる「拝領の儀式」
 
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ミサの最後には、美しい金属製のカリス(聖杯)とパテナ(聖体皿)を前に、パンをキリストの体に、ぶどう酒をキリストの血にする祈りの言葉が唱えられました。
 
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続いて「拝領の儀式」。修道女のみなさんが中央に進み出て、司祭の前に整列。
 
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1人1人にパンとぶどう酒が分け与えられます。
 
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参列者が見守るなか、儀式が進みます。
 
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一般参加の信者のかたにも声がかかり、パンとぶどう酒を拝領。こうして、キリストの誕生を祝う約1時間半のミサが終了しました。
 
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トラピスチヌ修道院では、毎年「クリスマス・ご降誕のミサ」への参加者を募集しています。2018年は、夜のミサが12月24日の20:00~21:30ごろ、朝のミサが12月25日の9:30~11:00ごろ、募集期限は12月20日。男女を問わず申し込むことができます。
また、3月末~4月初めの「復活徹夜祭」(2019年は4月20日)、8月15日の終戦記念日の「平和の祈りの集い」にも、共に祈る機会を設けて、ミサの参加者を募集します。
 
申し込みは電話で。募集の詳細については、当サイトのニュースで随時お知らせします。
 
撮影/青山弘志
 
2018/1/14公開
 
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