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足をのばして欲張り旅 「大沼・七飯・森・鹿部・北斗エリア」

森町&鹿部町で、グルメと体験観光の旅(前編)

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函館から少し足をのばして、森町と鹿部町への1泊2日旅行はいかがですか? はこぶら記者が、フリー切符「はこだて旅するパスポート」を使った家族旅行をレポートします。

※料金と、電車・バスの運行時間は2015年8月時点のものです。最新情報は各社にご確認ください。→JR北海道 →函館バス


◆ローカル線で、噴火湾に面する「森町」へ
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JR函館駅10:49発の函館本線普通列車に乗車し、大沼公園や駒ヶ岳の雄大な姿を眺めながら、電車に揺られること約1時間半。噴火湾(内浦湾)に面した森町にやってきました。ホームに降りるとカモメの声が響き、旅情が一気に盛り上がります。

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森町は、森林と、その森が育む豊かな海に恵まれた町。毛ガニ、ボタンエビ、たらこ、イカ、鮭、ホタテなど、海産物の宝庫です。ランチは「ミシュランガイド北海道2012特別版」にも掲載された店「鮨 おおね田」にお邪魔しました。

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写真左)噴火湾産の真イカ。飾り包丁が加えられ、見た目に美しく、口に入れた時、シャリと一体となってふわっと美味しさが広がります。山わさびと生姜のブレンドが爽やかな風味を添えます。
写真右)イクラ・ウニ。ウニは前の晩、漁師のかたから届いてすぐにご主人が割った新鮮なものだそう。とろける甘さです。

ひとつひとつ供される寿司はどれも職人の技が光り、「こんな寿司、初めて!」と感嘆しながら味わいました。今回は「お任せ」で3200円。人気店につき、事前予約をお勧めします。

【鮨 おおね田】茅部郡森町本町174-11 01374-2-2823


◆森町まち歩きで森林浴
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食後は、森町を散策しましょう。まずは、青葉ヶ丘公園へ。この公園内には、北海道の天然記念物に指定されている「茅部(かやべ)の栗林」があります。この地で暮らした縄文人の証ともいわれる栗の大木は樹齢200年を超えるものも。また、約1000本もの桜が植えられ、春には10万人の花見客でにぎわうそうです。

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つづいてオニウシ公園へ。展望物産館プラザの屋上からは、豊かな森の向こうに噴火湾を一望できました。晴れていれば駒ヶ岳、羊蹄山や有珠山も見渡せます。オニウシとはアイヌの人々の言葉で「樹木の生い茂る所」という意味だそうです。

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展望物産館プラザは国道5号線に面しており、ドライブ客の休憩所としても利用されています。1階の物産店では、松前漬、タコしゃぶといった水産加工品や、かぼちゃペーストなどの農業加工品、農家の朝もぎ野菜が販売されていました。

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森町といえば忘れてはならないのは名物駅弁「いかめし」。JR森駅のKIOSKと、駅前の柴田商店で販売しています。私たちは残念ながらお腹がいっぱいだったので、お土産用に「いかめしスナック」を購入。ストラップやトートバックなどの関連グッズも販売されていました。レトロなデザインが可愛いですね。


◆再びローカル列車に乗り、鹿部町へ
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約1時間の森町散策を終えて、JR森駅に戻り、再び列車に乗ります。駅の目の前はすぐ海、防波堤にずらっとカモメが並んで、私たちを見送ってくれました。

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JR森駅14:45発、ワンマン運転のローカル列車で約30分。赤い屋根が可愛い鹿部駅に着きました。

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鹿部駅は無人駅ですが、ボランティアのかたがたが寄贈した手作り作品に、温もりを感じました。約25分待って、鹿部駅15:40発の函館バスに乗ります。海沿いの眺めのいい道を進むこと15分、終点の鹿部出張所前停留所で下車して、徒歩5分。本日の宿に向かいます。


◆老舗旅館で、温泉とグルメを満喫
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こちらがこの日の宿、鹿の湯。大正7年創業の温泉旅館です。

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広々とした玄関を入ると、笑顔の素敵なお兄さんが出迎えてくれました。和モダンな館内のあちこちに季節の野花が飾られ、ほっとする空間です。

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客室数は全10室。窓からは、鹿部漁港が見えます。涼しい海風と、かすかに聞こえるカモメの声に、しばし夢見心地に。

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さあ、温泉に行きましょう。鹿の湯の敷地内には3本の源泉があり、79度のナトリウム塩化物・硫酸塩泉が毎分100リットル自噴しています。高温なため、熱交換で温度を下げたうえで地下水を加水して調整。内風呂、露天風呂ともに、かけ流しです。庭園露天風呂に入ると、ほのかに磯の香りがしました。日帰り入浴も歓迎しており、この日も、多くの地元町民・観光客が訪れていました。

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食事は、夕食・朝食ともに部屋で提供されます。夕飯には、テーブルを埋め尽くすほどの海の幸......ほとんどが地物の海産物や野菜を使用した料理です。新鮮な刺身、この日は、真イカ、真ツブ、甘えび、マツカワ(カレイ)。昆布だしにさっとくぐらせて食べるタコしゃぶ。もっちりとした歯ごたえの噴火湾産真フグの天ぷら。脂ののったホッケの煮物。どれも上品な味付けで美味しく、量が多いのにもかかわらず、完食しました。

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小学生の子ども向けメニューも豪華で、真ツブやイクラなど、海の幸も。

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朝食には、獲れたての朝イカ。甘さが違います。噴火湾産のたらこも粒が立っていて、驚きの美味しさ。お父さんは朝からご飯を4杯もたいらげてしまいました。満足!

(3人で1部屋利用 1泊2食付で大人税込10800円、子ども税込6500円。プラス入湯税150円)
温泉旅館 鹿の湯】茅部郡鹿部町字鹿部58 01372-7-2001


さて、温泉と美味でたっぷり充電したので、2日目は家族でアクティブに体験観光を楽しみましょう。
(以下、後編につづく)

※編集室A 2015/8/23・24取材、9/10公開

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◆間歇泉で自然のパワー体感
◆浜のかあさん地元料理体験に参加
◆手ぶら漁港釣り体験でチカを釣る