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北海道新幹線・新函館北斗駅、徹底ガイド
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2016年3月26日に開業した北海道新幹線。函館や北海道各地への乗り換え駅となるのが、終点・新函館北斗駅です。「どこにあるの?」「どんな駅?」「見どころは?」という声にお応えして、その全貌をレポート。2017年3月に駅前にオープンした商業施設やホテルなどの情報もお届けします。
※営業内容は変更になっている場合があるので、最新情報は各施設にお問い合わせを


◆新函館北斗駅はどこにある? 駅前はどんな感じ?

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新函館北斗駅は、函館に隣接する北斗市の旧渡島大野駅の場所に開業しました。函館駅までは約18キロメートルの距離で、アクセス列車「はこだてライナー」を利用すると、快速で15~19分、各駅停車で19~22分。車では30~40分で到着します。詳細はこちら。 

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駅前通りは国道227号線に通じます。幅10メートル以上ある歩道は、イベントなども開催できる広々とした空間。駅前には、バスターミナル、タクシーのりば、送迎用ロータリー、レンタカーステーション、レストラン、カフェがあるほか、2017年3月にはホテル「ラ・ジェント・プラザ函館北斗」と、北斗市観光交流センター別館の飲食物販コーナー「ほっくる」がオープンし、駅周辺での食事や買い物にも便利になりました。

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駅に隣接する3階建ての市営立体駐車場は、普通車で578台の利用が可能(冬季は積雪のため一部閉鎖)。利用料は2時間まで無料、以後1時間で100円ずつ加算、6時間を超える場合は一律500円です。宿泊利用の場合は、午前0時を越えるごとに500円。現在の空き状況や、駐車料金の詳細はこちら


◆駅前にはホテルと複合商業施設「ほっくる」

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駅南口を出て左手には、2017年3月にオープンした5階建ての建物が見えます。

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1階は北斗市観光交流センター別館となっていて、北海道の食や文化を堪能できる複合商業施設「ほっくる」が営業。みやげ店、飲食店、コンビニエンスストアなどが入っています。

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NORTH SAKE&WINE 酒舗 稲村屋」は、北海道や青森産を中心としたワイン、日本酒、チーズなどを販売。店内で目をひくのは、ワインの大きなテイスティングマシン。1000円分のカード(デポジット500円)を購入して、1杯(30cc)100~300円で試飲できます。

施設内にはほかに、ラーメン店、弁当屋、子ども向けのガチャガチャコーナーなどがあります。


◆ホテルは2~5階。日帰り入浴 もできます

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「ほっくる」の入るビルの2~5階は、ホテル「ラ・ジェント・プラザ函館北斗」。駅前だけあり、新幹線や貨物列車の「トレインビュー」が楽しめる客室が話題です。

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2階フロントわきから入るレストラン「Dining アロサール」では、泊り客でなくても利用できるランチバイキングがあります(11時半から14時まで)。地元の素材をふんだんに取り入れた料理がずらり。平日は大人1100円、小学生以下600円。土日祝日は色とりどりのデザートが加わります(大人1600円、小学生以下800円)。また、天然温泉「北湯路(きたゆみち)」では日帰り入浴も利用可能です(13時から23時まで。入浴料500円)。
※2021年1月現在、新型コロナウィルス感染症の影響でランチバイキングは休業中


◆駅のコンセプトは「自然とともに呼吸するモダンで温かみのある駅」 

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2016年3月の北海道新幹線開業時にオープンした新函館北斗駅。南口広場から見ると、広いガラス面と濃いグレーのコントラストがモダンな印象。ガラス越しに見える白い柱は、観光名所であるトラピスト修道院のポプラ並木の枝ぶりをイメージしたものです。

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この柱を中から見たところ。天井には地元産の杉集成材がふんだんに使われて、杉の生育の北限であるこの地域の特徴を生かした、自然のぬくもりが感じられます。

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また、レンガ壁も温かみのある雰囲気を醸し出しています。近辺の茂辺地(もへじ)は、明治初期の開拓使時代に北海道初の煉瓦製造所のあったところ。その歴史にちなんで、北海道産のレンガが内装に使われています。


◆駅舎の1階にはアンテナショップ、イベントスペース
北斗市観光交流センター情報(北斗市観光協会)

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新函館北斗駅のホームは1階レベルにありますが、いったん2階に上がってから1階のホームに降りる構造になっています。改札に向かう1階には、通路の左右にアンテナショップ、イベントスペースがあります。このエリアは、北斗市観光交流センターの付帯施設です。

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アンテナショップ「ほっとマルシェおがーる」は、地元の特産品の展示販売スペース。

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みなみ北海道の自慢アイテムが並ぶコンパクトなショップ。ここにしかないおみやげが見つかるかもしれません。

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エレベーター・エスカレーターのりばに向かう右手には、 市民交流スペース「ほっとギャラリー」 。PRイベントやミニコンサートなどに利用できるギャラリースペース(有料)で、休憩や待ち合わせにも便利です。

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ギャラリーには、街の名前・北斗市にちなんで、人気マンガ「北斗の拳」の銅像『明日への秘孔』が設置され(高さ1メートル90センチ!)、記念撮影に大人気。銅像除幕式には、作者の武論 尊・原 哲夫両氏が招かれ、話題となりました。銅像のそばにはサイン色紙も展示中。

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さて、長いエスカレーターで2階に上がってみましょう。


◆改札につながる2階には観光案内所、飲食・休憩スペース
北斗市観光交流センター情報(北斗市観光協会)

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2階には、観光案内所や飲食・休憩スペースと、改札など駅の施設があります。

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大きな窓越しに、駅前広場が望めます。

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エスカレーターを降りて正面には、軽飲食・休憩スペース「BENTO CAFÉ 41°GARDEN(よんいちガーデン)」。青森県八戸市の老舗駅弁メーカー・吉田屋がプロデュースする、地元食材を使った多彩な弁当が販売されています。

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駅弁の販売のほか、組み合わせが選べる「カフェ弁」も。デパ地下みたいな魅力的なアイテムが並んでいます。

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店内のテーブルは、弁当を食べたり、休憩したりと、自由に使えます。

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改札に向かう通路の右手には、観光案内所。地元はもとより、みなみ北海道、札幌や青森まで含めた広域の観光案内を実施しています。

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各種パンフレットを用意するほか、荷物預かり、観光関連チケットの販売などを実施しています。


◆駅の改札は2階中央に。ホームは1階にあります

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南口と北口をつなぐのが自由通路。新幹線の改札出入口に面していて、列車を降りて改札を出る人を、正面のガラスアートがお出迎えします。

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ホームはこの下の階にあるため、自由通路からは、新幹線が真下を行き来するのをガラス越しに眺めることができます。短い時間ですが、発着の新幹線2編成が並んでいる姿が見られることもあります。

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ホームから見るとこんな感じ。

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2階の自由通路には、新幹線の発着時刻が表示されているので、確認するといいでしょう。

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通路の南端には、函館の人気駅弁メーカー「函館みかど」のショップがあります。
※2021年1月現在、新型コロナウィルス感染症の影響で休業中

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新幹線改札口には、「東京行き はやぶさ」の表示! ここから1本で行けます。

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改札を入ったところにはKioskや、ベビー休憩室を備えた待合室。ベビー休憩室には給湯設備や簡易ベッドも用意され、おむつ替えや授乳も可能になります。

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コンコースは天井が高く、開放的な雰囲気。ここから新幹線ホームへは、エレベーター、エスカレーター、階段で下りていきます。


◆新幹線ホームは11、12番線

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それでは、1階の新幹線ホームへ下りてみましょう。

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新幹線のホームは11番、12番のある2面。東京方面に向かう列車は11番線から発車、到着する列車は、1便を除いて12番線に入ります。

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可動柵の黄色は、北斗市特産のマルメロをイメージしたもの。鮮やかな色合いが、旅の楽しさを盛り上げてくれます。ちなみに、同時に開業した木古内駅では海の青、奥津軽いまべつ駅では伝統芸能・荒馬(あらま)の衣裳の赤が、可動柵の色になっているそうです。

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東京方面への新幹線が発車する11番ホーム。

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東京方面から来る列車(1便を除く)が到着する12番ホーム。

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北海道新幹線に運用されているH5系(左)とE5系車両。運がよければ、上りと下りに並ぶ姿も見られます。

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函館からのアクセス列車から11番線の東京行き新幹線への乗り継ぎは、同じフロアの乗換改札から。階を上下することなく乗り換えられる「平面乗り継ぎ」は、新函館北斗駅の大きな特徴です。改札を抜けると、すぐ新幹線ホームになっていて、どなたでも楽々乗り換えできます。12番線に着く東京方面からの新幹線を降りて在来線への乗り継ぎは、一度2階に上ってから在来線ホームに下りるようになっています。

なお、新幹線利用で「新函館北斗」までの乗車券の場合、新函館北斗~函館間の乗車券が別途必要になります。交通系ICカードには対応していないため、函館までの乗車券を乗車駅で購入しておくと乗り換えがスムーズです。

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開業前は一日100人程度が利用する無人駅だった旧渡島大野駅のホーム。新幹線開業とともに、札幌や函館方面行きの特急も停車する在来線ホームになりました。右手奥が、アクセス列車「はこだてライナー」のホーム。

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函館と新幹線駅を結ぶ「はこだてライナー」。北海道新幹線H5系と同じ、ラベンダーカラーがポイントです。

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そして、12番線の向かい、将来の13番線は、北海道新幹線が2030年度(予定)に札幌まで延伸したときの、札幌行きホームになります。今は線路も敷かれておらず、コンクリートの溝だけですが、このホームの先が札幌につながると思うと、さらに夢がふくらみます。


◆新函館北斗駅関連、おすすめトピックス!

【駅前のポストにずーしーほっきー】

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駅前に2016年12月に設置されたポストに、北斗市宣伝隊長ずーしーほっきーが座っています! 北斗市ゆかりのレンガと赤とんぼもモチーフに。ぜひ一緒に記念写真をどうぞ。


【自由通路に「北海道の文化」展示スペース】

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駅2階の自由通路壁面に、縄文文化やアイヌ文化など、北海道の文化に関する展示が設けられています。アイヌ文化の衣装や工芸品、縄文文化の土器や土偶などで、特色ある歴史や文化を紹介。親しみやすいキッズパネルやデジタルパズルもあります。乗り換え時間に、のぞいてみてはいかがでしょう。


【7つのずーしーほっきーを見つけよう】

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新函館北斗駅構内/北斗市観光交流センターのガラスに貼られている衝突防止のシールには、北斗市ゆかりの三木露風が作詞した童謡「赤とんぼ」にちなんだトンボ柄の中に、北斗市宣伝隊長「ずーしーほっきー」が7枚だけ紛れています。気づいたあなたはラッキーかも?


【西側公園に北斗市出身の三橋美智也記念碑

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駅前の広場は西側公園として整備され、イベントが開催されるときには、地元の飲食店や物産コーナーのテントが並び、にぎわいます。イベント情報は、北斗市観光協会サイト参照。

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公園の一角には、北斗市出身で、昭和の歌謡界をリードした歌手・三橋美智也さんの記念碑が建てられています。碑に刻まれた「古城」「哀愁列車」「夕焼けとんび」など、32曲のミリオンセラー(売上100万枚突破曲)のリストは圧巻です。


※編集室M、記者TT、記者K 
2015/8/31公開 2021/2/12更新


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