旧桟橋(東浜桟橋)

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かつて沖に停泊した連絡船からの上陸に用いられた桟橋。函館駅近くに鉄道桟橋ができるまで函館唯一の桟橋だった。岸壁改良工事に伴って整備され、2022年4月にリニューアル。

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基坂と八幡坂の間にある日和坂を海に向かってひたすら下っていくと、たどり着くのが旧桟橋です。正式名称は東浜桟橋で、1871(明治4)年の設置当初は木造でした。北海道の玄関口、青函航路の発着場所として利用されましたが、1908(明治41)年に青函連絡船が就航し、函館駅の横に新たな桟橋が開設された1910(明治43)年以後、東浜の船着き場は旧桟橋と呼び名を変えます。その後は小型船や作業船が多く往来し、1935(昭和10)年頃からは、対岸の七重浜へ海水浴客を運ぶ発着地となる時代もあったそうです。また、北洋漁業全盛期には、船が出入港する拠点としてにぎわいをみせました。
 
長く親しまれたコンクリート造りの橋は、1959(昭和34)年に整備されたものです。道路から函館港内へ20メートルほど突き出た桟橋。夜は街路灯と足元のフットライトに照らし出され、周囲のハーバーライトとも相まって、幻想的なムードを醸し出していました。古写真で見かけるのが、ここで釣り糸を垂れる人の姿。抜群なロケーションの中で楽しむ夜釣りは、函館だからこそ味わえる贅沢だったかもしれません。

2018年10月からの岸壁改良工事・緑地整備工事に伴い、一時的に撤去されて再設置され、2022年4月に生まれ変わりました。新たなビュースポットとして、ベイエリアの憩いの場となりそうです。
 
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カテゴリー

  • ベイエリア
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  • 港・海
  • 市電から徒歩5分以内

詳細情報

住所 函館市末広町24
アクセス情報

市電 「末広町」電停 下車 徒歩3分

問合せ先 函館市観光案内所
電話番号 0138-23-5440
駐車場

なし

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