湯川寺

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市電・湯の川電停近くにある浄土宗の寺。函館山に設置されていた三十三観音が境内に遷座されている。1914年に函館山の要塞化に伴って湯川地区に移されてから100年超。

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「湯川寺(とうせんじ)」は、湯の川エリアの、市電・湯の川電停からトラピスチヌ修道院方面に向かう幹線道路沿いにある浄土宗のお寺です。1892(明治25)年、函館山のふもとにある称名寺の住職が、地域住民の要望に応え、「下湯川称名寺説教場」を設置したことから始まり、1919(大正8)年に独立。現在の名称になりました。

境内には、三十三観音像が安置されているのにご注目を。こちらの観音像は、かつて函館山にあったもので、函館山が軍の要塞となって、山の裾野に一時下ろされていたものを、1914(大正3)年に当時の湯川村に迎え、村内に遷座配置。湯川三十三観音として巡拝されてきました。その後、都市計画等による道路拡幅・変更により管理する人がいなくなったことに伴って、1975(昭和50)年、湯川寺境内に集められました。2004(平成16)年には、区画整備事業で三十三観音を移動させるのを機に、現住職が信者とともに3年がかりで西国三十三観音礼所を巡拝し、霊場の土を採取して、庭園型「西国移土三十三観音」としました。函館市民の思いと歴史がつまった観音さまを、自由に参拝することができます。

また、「会いにいけるお寺」をコンセプトにして地域に広く開かれたお寺の中には、誰でも利用できる多目的ルームの「tousenji cafe 結-Yui-」があるのも嬉しいところ。休憩場所として活用できて、セルフサービスのコーヒーを飲みながら次の行き先を確認したりするのもいいでしょう。

周辺は交通量が多い地域ですが、境内では歴史の流れを感じるとともに、穏やかな気持ちになれそうです。湯の川温泉街に立ち寄りの際には、ぜひ訪れてみてください。
tousenji cafe開放日につきましては、湯川寺ホームページをご覧ください。

カテゴリー

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  • 市電から徒歩5分以内
  • 無料駐車場
  • 車イス対応トイレ
  • PCを持ち込んでの作業可

詳細情報

住所 函館市湯川町3丁目35-10
アクセス情報

市電 「湯の川」電停 下車 徒歩3分

電話番号 0138-57-6449
駐車場

無料駐車場あり

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