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「望楼NOGUCHI函館」で、癒しのお一人様ステイ
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友人や家族とのにぎやかな旅行もいいものですが、たまには1人で、誰にも気兼ねすることなくのんびり旅したくなりませんか。

望楼NOGUCHI函館は、湯の川温泉にあるこだわりの宿。日本に関する旅行ガイド「ミシュランガイド北海道2012」で、函館で唯一、宿泊施設の最高ランク「豪華で最高級」として掲載されています。

いろいろなタイプの客室のなかで、今回利用したのは「OHITORISAMA(お一人様)」。非日常を味わえるロビーフロアのバーやカフェ、ゆったりと落ち着いた客室、最上階の展望露天風呂とサロン、目にも美しい本格会席......。くつろぎの滞在で、一人の時間を心ゆくまで楽しめます。


◆一歩足を踏み入れたロビーフロアは、水盤に浮かぶ非日常の世界

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函館空港からタクシーで10分。市電の「湯の川温泉」電停から歩いても2、3分の、湯の川温泉街に建つ「望楼NOGUCHI函館」。今日は、忙しい日常から少し離れて一人の時間をゆっくりすごそうと、Nさんが訪れました。

車が着くと、スタッフの方がお出迎え。扉の中に一歩足を踏み入れるたら......、思わず息をのむような静謐な空間がありました。フロア全体が水盤に浮かんでいるような不思議な造り、間接照明と窓から入る自然光が絶妙に溶け合い、窓越しの緑豊かな日本庭園が優しく迎えてくれます。

まずは、カフェスペースのソファに落ち着き、チェックイン(14時から)。お茶と一緒に運ばれてきたのは、「湯の川名物、やきだんご銀月の串団子でございます」。地元で人気のもちもちのお団子、さっそく嬉しいおもてなしです。

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◆ゆったりしたシングルルームが約20部屋、お一人様専用フロア

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こちらのホテルが一人旅の女性に特に人気なのは、1人でも気軽にすごせる「OHITORISAMAフロア」があるから。「出張で函館にいらっしゃるかたなどのご利用も多いですよ」と、部屋まで案内してくれたスタッフさんが教えてくれました。

今日の部屋は「OHITORISAMA洋モダン」。30平方メートル(約18畳)に、ダブルサイズのベッドとソファセットを備えたシンプルなフローリングルーム。窓からは和風庭園の緑が目に入り、心なごみます。ちなみにOHITORISAMAの和モダンは、同じ広さの部屋の一角に琉球畳を敷いた、さらにリラックス仕様です。

「館内は作務衣(さむえ)か浴衣(ゆかた)にお着替えになって、自由にお歩きください」とのご案内。温泉や食事処を含めて、宿泊客のみ入館できる施設であるがゆえの安心感、さっそく作務衣に着替えてくつろぎモードになります。

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くつろぎウェアいろいろ。館内用の作務衣と浴衣のほか、パジャマ、ガウンも、シンプルなデザインの気持ちいい素材のもの/
フリードリンクの数々。コーヒーは自分で豆を挽いて抽出。冷蔵庫にはミネラルウォーターと瓶ビール(またはソフトドリンク)/
洗顔&スキンケア、ヘアケア、ソーイングセットまでアメニティも充実で、手ぶらで来ても大丈夫


◆まずは最上階の展望露天風呂でお湯に身をゆだねて

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さっそく作務衣に着替えて、最上階13階の展望露天風呂へ。OHITORISAMA洋モダンには「レインシャワー」が、また2人以上の部屋には展望風呂が備えられていますが、やはりこちらの気持ちよさは格別です。

部屋に案内してくれたスタッフさんが、「飛行機の離発着時間に合わせて入ると、迫力ありますよ」と、空港の時刻表を渡してくれました。ちょうどその時間に露天風呂に入っていると、空港から飛び立った飛行機が頭上に! 夜には、滑走路の誘導灯がきれいだそうです。

さすが、湯の川温泉で最も高い位置にある露天風呂。函館山や津軽海峡、市街地を一望できます。仕事のことや日常のあれこれもすっかり頭から抜けて、心も体もリラックスです。お風呂を出たところは、スカイサロンBOUKYOU。競馬場や函館アリーナ、五稜郭タワー、行き交う市電なども手に取るように眺められます。

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◆宿泊者限定のエステルームで、極上の癒し体験

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お風呂を上がって少し部屋でゆっくりしてから、予約しておいた8階のエステルームKIREINIへ。旅行というと、名所を見て回ったり、食べ歩きしたりのアクティブなイメージでしたが、今回は初めて、宿でゆっくりとすごしながら、癒しの時間をすごすことにしました。

こちらは宿泊者限定ですから、くつろぎウェアと部屋に備えつけの雪駄でOK。まずは、体調や生活などをチェックしながら施術内容を相談します。「座り仕事で、体がちょっと疲れているかも」ということで、60分のボディコース(税込13000円)を選びました。

「妖精からの贈り物」といわれるハーブオイルをたっぷり使って、脚、背中、腰、おなか、肩と、手のひらを使って流れるような刺激を加えます。部屋は広めで、照明を落としてアロマのミストで落ち着いた雰囲気。「気持ちよくてうとうとしてしまうくらい」。施術後は、ハーブティーを飲みながらしばらく余韻を味わっていました。

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◆夕食は地元の食材にこだわった本格会席料理を、個室で

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さて、お楽しみの夕食! 17時半に2階のお食事処へ。CHIKURINは小窓から覗く竹林にミストが焚かれた落ち着いたスペース。個室に分かれているので、自分のペースでゆったりと食事ができます。

お料理は、地元の美しい恵みを楽しむ「地美恵(じびえ)」がコンセプト。津軽海峡で獲れる旬の魚や、函館の近郊で採れる野菜などを生かしたコースが、季節ごとに組まれています。この日は「春の献立」。メニュー表の料理名を眺めているだけで、わくわくしてきます。

たとえば、最初は「食前酒・桜空うらら 函館産サイダーと桜のリキュールを合わせたオリジナルカクテル」に、「旬菜・道南に春の香る季節」の7品。道南春野菜のナムル、芽かぶのイクラ掛け、函館産蝦夷鮑(エゾアワビ)と数の子の宿借り、道南ポークの生ハムと天豆の串打ち、七飯町地三つ葉とカニで菜種寄せ、函館朝イカと道南姫竹の木の芽和え、大沼山川牛乳で峯岡豆腐 桜の香りで。

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季節感たっぷりの前菜(旬菜)/先椀「七飯町の越冬キャベツと十三湖の蜆で和風クラムチャウダー/御造りの演出にびっくり

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続いて、運ばれてきた「御造り・津軽海峡幽玄盛り」には、思わず歓声! 幽玄な海を表したかのようなダイナミックな演出は、目にも楽しいものでした。この日の魚は、津軽海峡産 鮪、南茅部産 活牡丹海老、噴火湾産 青ソイ、噴火湾産 ほっけ昆布〆、函館名物活烏賊姿盛り。ひとつひとつの口あたりや味わいの違いを感じながら、函館の海の幸の魅力を堪能しました。

美味しい魚には美味しいお酒、ということで、ここで「利き酒 大吟醸セット(税込1850円)を注文。旭川・高砂酒造の雪氷室 一夜雫、小樽・北の誉酒造の北の誉 極大鳳と大雪の蔵 鳳雪の、香り高い3種類の大吟醸酒が少しずつ味わえます。

献立の内容は季節によって、また日によって変わるそう。前菜からデザートまで、これだけの品数があって、あっという間の2時間。不思議におなかにもたれることなく、最後まできれいにいただきました。

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目にも鮮やかな鉢肴・函館産桜鱒のポワレと噴火湾産帆立貝と海老のフラン グリーンピースの新緑ソース/
器も素敵な温物・七飯町白かぶと桜鯛のかぶら蒸し/圧巻の強肴・大沼牛のグリエ グリーンペッパーソース

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酢肴・北斗産北海うどとツブ貝の梅酢掛け/ご飯は道南産ふっくりんこを釜炊きで、香の物、留椀・銀杏草と白葱/
デザート・エルダーフラワーのムース、苺のマリネクレームドマスカルポーネ、キウィフルーツのフローズンセミフレット


◆最上階のスカイサロンで街の夜景を満喫

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湯の川温泉に宿をとると、夕食の前か後に函館山の山頂展望台にバスで出かけて、夜景を見にいくのが定番ですが、今回はホテルからのんびりと夜景を楽しむことにしましょう。

食後、最上階のスカイサロンに上がってみると、昼間とは一変した街の光景に心ときめきます。正面に函館山が見えるので、ちょうど反対側からの夜景を見ていることに。作務衣と雪駄でくつろいだままの夜景タイム、13階からの眺めもなかなかのものです。

サロンの一角には、立派なマッサージチェアが2台置いてあります。深々と身を沈めて、マッサージ機能をオンにすれば、もう極楽! お風呂上がりにゆっくりとかかるのもおすすめです。


◆ライブラリーとバーで大人の時間

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お休み前に、もう一つのお楽しみを。1階のロビーフロアにある「ライブラリーのぐち文庫」を覗いてみましょう。水盤に浮かんだような不思議な造りのライブラリーには、厳選された本や雑誌が並んでいて、部屋に持ち出したり、向かいのバーで眺めたりできます。北海道を舞台にした歴史もの、古典小説、旅行ガイド、写真集、ミステリーなどなど、ジャンルは多種多彩。お気に入りの本が見つかりました。

そして、長いカウンターのバーlong good-byeに腰を落ち着けて、カクテルを1杯頼むことにします。「さっぱり飲めるもので、おすすめは?」と聞くと、美しいブルーの「SHIOSAI(潮騒)」を作ってくれました(税込1200円)。ウォッカをベースに、青森産りんごジュースとレモンジュースを加えたキリッとした味。「グラスの口についているのは、お塩ではなく、砂糖なんですよ」。

長い長いくつろぎの一日、部屋に戻って、今日は夜更かししましょうか。もう一度、展望風呂で温まるのもいいですね。

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◆地元のこだわり食材を使った朝食

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ゆっくり休んだ翌朝は、すっきり目がさめました。部屋でコーヒー豆を挽いて、お湯を沸かして、目ざめの一杯。そして、朝風呂へ。展望露天風呂は朝5時から入れるので、季節と天気によっては津軽海峡から上る朝日が見られるかもしれません。

朝食は昨日と同じ個室で。和と洋から選べるので、洋食にしました。地元産の野菜や卵、トラピスト修道院のバター、函館カールレイモンのソーセージとベーコンなど、こだわりの食材を使った料理が並びます。

卵の調理法は、最近海外のセレブたちに人気という「エッグスラット」をチョイス。マッシュポテトの上に卵を落として湯せんで火を通したもので、とろとろの卵とポテトを混ぜてパンに載せて食べるのが新鮮な口当たりです。

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自社農園で作ったミニトマトのジュース、北海道ヨーグルトとフルーツグラノーラ、パンプキンスープ/
天然酵母と爽やかな小麦風味のナチュラルパン、トラピストバターと自家製ジャム/
函館カール・レイモンのレモンとパセリのソーセージとグリルベーコン、エッグスラット、北海道産小麦のショートパスタと鯖の燻煙焼きとキャベツのメランジェ
(このほかサラダ、ふっくりんこ玄米のスープで仕上げた温野菜と北あかりのニョッキ、フルーツ)


◆ロビーフロアのカフェもくつろぎのスペース

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食後は、ロビーフロアの「WATER SIDE CAFE YUGEN」に立ち寄りました。セルフサービスのフリードリンク(コーヒーまたはオレンジジュース)が用意されたカフェスペースで、ソファやベンチなど好きな場所に腰掛けて、庭を眺めながらゆったり。窓の外の緑が室内の水盤に映り、広がりのある空間はとても居心地のいいものです。

奥のほうには琉球畳が敷かれた茶室造りのスペース「夢窓庵」があり、ひときわ風情が感じられます。靴を脱いで上がってみると、また気分が凛と引き締まる感じ。ここに座って時間をすごすのもいいですね。

チェックアウトは12時までにすませればOK。ロビーには、函館市内のおすすめ食事処の案内マップや、湯の川まちあるきマップが用意されています。

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◆おみやげ処にも、ホテルのこだわりがいろいろ

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チェックアウト前に、おみやげ処「Shops N」に立ち寄ってみましょう。自分や大切な人へのおみやげが見つかるかもしれません。

よくある「みやげショップ」というよりは、ホテル自らのセレクトショップのような落ち着いた雰囲気。滞在中に目にしていたくつろぎウェアや履物、食器やテーブルウェア、お菓子、飲み物、食べ物など、お気に入りがあれば自宅でも楽しむことができるという品揃えです。

また、トラピスチヌ修道院関連アイテムや、五島軒のカレー、昆布製品など、函館の厳選おすすめ品も並んでいます。ひとつひとつに、ホテルからのおすすめメッセージが添えられているのが嬉しいところ。自分でじっくり読んで、選ぶことができます。

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チェックインからチェックアウトまで、館内での時間を心ゆくまで楽しむことができた、望楼NOGUCHI函館の「おひとり様ステイ」。湯の川温泉街のにぎわいから切り離され、ゆったりとした時間が流れるホテル内は、日常の疲れを忘れさせてくれる癒しの空間。またふっと泊まりにきたくなりそうです。

(今回利用したプラン)
望楼NOGUCHI函館 スタンダード〈一人旅〉OHITORISAMA洋モダン
1人1泊夕・朝食つき 29850円~36330円

※まとめ/編集室M 2015/3/31、5/26・27取材、6/18公開