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癒しの宿「江差旅庭 群来」で、極上の創作懐石料理

110805D01.jpg函館から車で1時間半、特急と各駅停車を乗り継ぐと2時間で行ける江差。古い街並み、江差追分、勇壮な祭りなど、魅力たっぷりの江差の町に、知る人ぞ知る極上の宿「江差旅庭 群来(くき)」があります。

平屋造りに全7室をゆったりと配し、スイートルームのようなぜいたくな雰囲気。地元で獲れた新鮮な日本海の幸のほか、直営農場でていねいに育てられた有機野菜、サフォーク羊、地鶏を使った創作懐石料理も自慢です。

今回は女性2人で宿泊。「毎日おつかれさま」の気持ちをこめた自分たちへのご褒美に、ちょっとぜいたくして、おいしいものを楽しみに出かけました。あたたかいおもてなしに、心も体もゆるりとほぐれて、すっかりリフレッシュ! まさに「癒しの宿」といえます。


◆まずは直営農場に立ち寄って、元気な野菜、鶏や羊に対面

110803M07.JPG「江差旅庭 群来」では、江差に来てこそ食べられる、地元の新鮮な食材にこだわりをもっています。特に、隣町の厚沢部町にある直営農場でとれる野菜、鶏肉、羊肉、卵は、おいしさが違うと評判。オーナーご夫婦が中心となり、生ゴミを活用した有機野菜作り、北海地鶏やサフォーク羊の循環型エコ飼育に取り組んでいます。

見学を希望する宿泊者には、農場を案内してくださるというので、チェックイン前に立ち寄ってみました。

10haの農場には、鶏舎と羊舎、広々とした牧草地、野菜や山菜の農園。ほとんどご夫婦2人と、従業員の方の手で切り盛りしているというのですから、愛着もひとしおでしょう。
ここで育てたものは、すべて宿で調理されてお客様に提供されます。野菜は多品種を少しずつ栽培。かぶ、きゅうり、ズッキーニ、青じそ、トマト、ピーマンなどがちょうど食べごろになっていました。どれも、自家製完熟たい肥を使った栽培で、元気にあふれています。


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鶏舎では、軍鶏と名古屋コーチンを掛け合わせたという「北海地鶏」が、突然の見学者に驚いて勢いよく外に走り出していきます。
卵用の比内鶏も自由に歩き回っていますが、卵を産むときは自分で木の棚に入って、座り込むのがかわいいもの。
羊舎には、顔の黒いサフォーク種の羊。こちらも出入り自由なので、外の急斜面で草を食べているのもいて、たくましいかぎりです。
飼育法に工夫を重ねて、コクのある地鶏肉、濃厚な卵、上品なうまみの生ラムを作り出しているそう。今晩の料理が楽しみです。


◆部屋のテイストは和風モダン。細やかな心遣いがいろいろ

110803M11.JPG農場から車で15分ほどで、「江差旅庭 群来」に到着。かもめ島の目の前という好ロケーションです。

客室は海に見立てた石を敷き詰めた庭に囲まれ、一部屋ごとが独立した離れのような、落ち着いた環境。低めの塀越しに海が望め、テラスに出ると、潮の香りとかもめの鳴き声が近く感じられます。

内装は、地元の天然木をぜいたくに使った和風モダン調。リビング、和室、ベッドルームが広々としたワンルームになっていて、窓も大きく取られて、解放感満点です。

お風呂は各部屋に温泉が引かれ、天然温泉100%かけ流しのぜいたくさ。淡く濁った、さらりとしたくせのないお湯です。さっそくお湯に浸かって汗を流せば、すっかりくつろぎモードに切りかわります。


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女性としては気になるアメニティグッズですが、
植物を原料としたタイのナチュラルホームスパブランドTHANNのスキンケア、ヘアケアアイテムをはじめ、かなりの充実ぶり。
コシノジュンコさんデザインの部屋着も、着やすくてくつろぎ感が高まります。
冷蔵庫には、ビール、お茶、水、清涼飲料水などフリードリンクが。室温の水も用意されている心遣いにも感動です。

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◆いよいよお楽しみの食事。料理に合わせて好みのお酒も自由に

110803M21.JPG温泉に入って部屋着に着替え、くつろいだ気分でお楽しみの食事へ。中庭に面した客室ごとの個室で、ゆったりといただきます。

朝食は7~10時、夕食は17時半~20時半のあいだの、好みの時間に用意してもらえます。「途中で夕焼けを見に行きたいけれど......」なんていうわがままも、ばっちり聞いてくれました。

料理は、和食料理家の中村孝明さんが監修した、季節感あふれる創作懐石料理。昼間見てきた直営農場の野菜や羊・鶏、地元で獲れたての魚介類などの持ち味が、シンプルな調理法で最大限に引き出されています。 

地産地消のメニューに合わせて、サッポロビールをはじめ、北海道産のワインや日本酒、焼酎、ブランデー、ウィスキーなど、地元にこだわったお酒を用意。好みのものを好きなだけ選べるのも、ぜいたくな気分にさせてくれます。


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青つぶやわらか煮
料理長のサインが入ったお品書きと
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うに汁
ふわっととろけるうにが薄味の出汁で
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平目、殻付うに、帆立、蝦夷あわび
漁師直送、味の濃さと海の香が格別
         
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蝦夷あわび網焼き
新鮮だから身も肝もレアで、いい香り
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焼きがに
江差沖の深海から上がった紅ずわい
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焼きムラサキウニ
さっと焼いたうにが、さらに甘みを増して
         
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平目の揚げ出し
農園のなす、ズッキーニもいい味
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自家飼育 羊 黒胡椒焼き
青函トンネルの岩盤で香りよく石焼き
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糠鱒茶漬け
旬の本鱒を、甘みを引き出す糠漬けで
         
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地鶏の玉子プリン、苺アイス
農園の恵みを、上品なデザートに
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食後は、ロビーバーでおしゃべりも。
この飲み物も宿泊料金に含まれます。
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オリジナルカクテル、群来&海の色相、
ハマナスの夕暮れ。



◆日本海の夕陽、朝のかもめ島。宿周辺の散策も気持ちいい

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「江差旅庭 群来」に泊まるもうひとつの楽しみは、宿の目の前にあるかもめ島や、日本海の景色を楽しむ散策に出かけること。

「夕焼けが見たい」という希望にこたえて、日の入りの時間に合わせて食事に中休みを取り、丘の上まで車で案内してくれました。 かもめが羽を広げたような形のかもめ島の後ろに、燃えるような夕焼け。海にはいかつり船の漁火(いさりび)も見える、見事な光景です。

翌朝は、歩いて5分ほどのかもめ島を散策。宿のかたが見どころを教えてくれます。上の展望コースを一周すると約1時間の散歩ルート。この日は天気もよく、広い日本海の向こうに奥尻島も見えました。下の遊歩道も、海のすぐ横を歩くコースで快適。途中、姥神伝説のシンボル「瓶子岩(へいしいわ)」や、江差沖に沈んだ旧幕府軍の軍艦「開陽丸(復元)」も見られます。

気持ちいい風に吹かれたら、おなかも丁度よくすいてきました。


 

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◆朝食は、朝いかと地元野菜。農園の卵かけごはんも最高!

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朝食も、中庭に面した個室で。散策から戻って案内されると、まず地元の牧場の新鮮牛乳が運ばれてきます。甘く、香ばしく、さらっとしていて、元気がみなぎってくる感じ。

そして、朝ごはんのお膳は、美味しいものが少しずつ並んだ、にぎやかな演出。朝獲れのいか刺し、本鱒の焼いたの、農場の卵と鶏のスープでふわっと仕上げただしまき卵、ニシンの炊いたの、ふんわりすくい豆腐などなど、地元のおいしいものを味わってほしいという思いが伝わってきます。

昨日訪ねた鶏舎にあった元気な卵も、卵かけご飯で。濃厚で少し甘みのある卵、さらにご飯が進みました。

食にこだわる宿に泊まるだけでなく、前もって直営農場を見学して、食材が生き生きと育つところを見る幸せ。江差の旅は、極上の「食」で日ごろの疲れを癒してくれました。

※編集室M 2011/7/19・20取材  

 

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110803M45.JPG江差旅庭 群来(くき) 
北海道桧山郡江差町字姥神町1-5 0139-52-2020

宿泊料金
(夕食・朝食〈飲み物含む〉、客室冷蔵庫の飲み物、バー料金、税・サービス料を含む)
1室2名で利用の場合、1名1泊40000円
1室3名以上で利用の場合、1名1泊35000円
1室1名で利用の場合、1泊50000円
小学生は大人料金の50%(料理は子ども用)、5歳以下は無料(添い寝)