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茶房 無垢里

さぼう むくり


懐かしい田舎風の味で、静かに心地よく過ごしたい大人のための茶房。旧相馬邸の向かいに位置し、和の佇まいを頑なに守っている。人気はクリームぜんざい、めんこい田舎しるこ。


この喫茶店に歩いていくなら、日和坂を上っていくのがいいのかもしれません。電車通りから坂を上り、まず見えるのがバス通りの両側の純和風住宅。そこをさらに上ると右手にひときわ大きな屋敷が。そう、函館の豪商だった相馬哲平氏の旧邸です。その旧相馬邸の向いに、立ち木で入口が狭まれている和風建築物があります。それが「茶房 無垢里」です。

道路から続く踏石を歩いて玄関を開けると、まず目に入るのが、外観から想像されるものを裏切らない、元々持っている和の空間を存分に生かした店内です。カウンターもあるのですが、喫煙者でなければ、明治時代のものと言われている蔵の座敷席に座るのがお勧めです(2畳間のみ喫煙可)。周囲に配されている調度品の数々は、さりげなくもよく見ると、頑なに和を意識した、しかし、凝りすぎない素朴な味わいを感じさせてくれます。そのような室内を見ると、ごく自然に座布団に座ってしまいます。

ここでの一番人気はクリームぜんざい(上)。弾力がある白玉と程よい甘さの小豆、そして飽きの来ないとろけるような甘さの抹茶アイスクリームの協奏曲......という表現をしてしまいたくなるほどの美味しさ。何杯でもおかわりができそうな軽やかな味であります。白玉はもちろん手作りで、注文を受けてから作るもの。その「新鮮さ」は、口に含んでみると理解していただけるでしょう。

クリームぜんざいの美味しさに、あっという間に平らげてしまうと、ちょっと欲張って、もうひとつのお勧めメニューである、めんこい田舎しるこを注文しました(右)。「めんこい」とは北海道弁で「可愛い」という意味です。その名のとおり、小さなお餅が小豆の中に隠れそうになっています。そのお餅には、程よいおこげと香ばしい匂いが。お店の方に伺うと、昔の素朴で上品なしるこを再現したかったとのこと。そのためには、どんなおこげがいいかわかるまで、それなりに苦労したとか。

クリームぜんざいは税込730円、めんこい田舎しるこは珈琲か紅茶がついて税込850円。特に男性であれば、出された時にちょっと量が少ないのではと思いそうですが、食べた後には、そんなことすらすっかり忘れてしまいます。そのほか、おでん盛り合わせやソフトドリンク・抹茶セットなどがあります。どうぞ、ほっとする和の佇まいと素朴な味を同時にご堪能ください。

*無垢里では、大人の空間を大切にしようと、今まで取材を受けずにおられましたが、函館観光への深いご理解とご協力をいただき、このたび初めて取材に応じていただきました。

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※記者J 2011/10/27取材、12/22公開 2016/10 更新


茶房 無垢里
エリア 元町・函館山エリア
所在地 函館市元町13-14
電話番号 0138-26-1292
営業時間 10:00~17:00
定休日 水曜日(12月26日~翌年2月末日までは休業)
アクセス 市電 「末広町」電停 下車 徒歩5分
駐車場 有(隣地に3台可)
喫煙 分煙
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個室、小上がり、ランチタイムに営業、喫煙OK、市電から徒歩5分以内、無料駐車場、お子様歓迎、明治・大正の建物


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