函館に来たら、やっぱり朝市の海鮮丼!
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「函館で食べたいものは?」と聞いてみると、圧倒的に多い答えが「海鮮丼!」。函館に来たら、あふれんばかりに新鮮なネタののった海鮮丼を一度は食べてみたいというのが、みんなの夢(!?)ですよね。

写真は、イクラ、カニ、エビ、ホタテ、数の子など、7種類のネタをのせた大盤振る舞いの海鮮丼。昭和23年から函館朝市で店を開いている「恵比寿屋食堂」の人気メニュー、「どんぶり横丁記念丼」。です。自慢のネタを色とりどりに盛りつけた、見た目の美しさもワクワクした気持ちをそそりますね。

さあ、魅惑の「函館海鮮丼ワールド」にご案内しましょう!


海鮮丼といえば、やっぱり函館朝市

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JR函館駅西口から徒歩1分。函館空港からは、JR函館駅行きのシャトルバスで約20分。バツグンのアクセスのを誇るのが、食のワンダーランド「函館朝市」です。
 
朝市というだけに、夏には朝の5時や6時からオープンしている店もあるので、函館に着いたら、まず朝ごはんを食べにいくというかたも多いでしょう。

なかでも特に人気の食事スポットは、海鮮丼を提供する食堂10店以上が軒を並べる、その名も「函館朝市どんぶり横丁市場」。ショーウィンドウを飾る各店自慢のメニューが食欲をそそり、どの店の、どの丼にしようか、何度も通路を往復してしまいます。2005年春のリニューアルオープン以来、冬期間や悪天候でもじっくりと店を選ぶことができると好評のほか、中央に無料休憩スペースもあり、修学旅行生や団体客の待ち合わせにもよく利用されています。

函館の海鮮丼の始まりは、今から30年近く前

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今では北海道や東北地方などで広く食べられている海鮮丼。器にどんぶり鉢を使った海鮮ちらし寿司の一種です。秋田県の男鹿半島で発祥の地とうたっている店もあるようですが、全国で同時発生的に始まったのではないかと考えられています。

「函館朝市の海鮮丼は、うちが最初です」という話が聞けたのは、元祖巴丼が人気の海鮮丼専門店「きくよ食堂」。
 
昭和31年創業、焼き魚、煮魚、刺身の定食をメインにしていましたが、今から30年近く前、海鮮丼をメニューに加えたそう。青函トンネルの開通や、当時の景気のよさもあって、朝市の観光客がどっと増え、食堂は大行列。他の食堂も海鮮丼を提供するようになり、また新規店も参入し、現在の「函館朝市名物 海鮮丼」が定着したということです。


おいしさの秘密は、自信を持って仕入れる新鮮なネタ

朝市の店がそろって強調するのが、「新鮮なネタに自信があるので、春夏秋冬、いつでも函館朝市の海鮮丼を食べにきてほしい」ということ。函館は、三方を海に囲まれた恵まれた環境。「スルメイカ(真イカ)は6~12月、ヤリイカは1~5月と、イカに関しては時期が決まっていますが、ホタテもイクラもカニも、常に『おいしい』と思えるものを仕入れ、注文を受けたら手早く調理し、提供しています」と店主の皆さんは語ります。
 
「海鮮丼は、ネタが命。自分たちが『おいしい』と思うものしか提供したくないから、食材を見る目はおのずと厳しくなるよ」。自信を持って仕入れたものだけが海鮮丼に。それが、函館朝市の海鮮丼なのです。

海鮮丼に欠かせない「イクラ」は、各店それぞれ自慢の味つけを競い合っており、調味料の配合は企業秘密。「全国各地の醤油の中から、いちばん合うものをチョイスした」と力を込める店もあります。

「以前、雑誌に『函館朝市のウニは7月』って掲載されて、クレームつけたことがあるんだよ」と語ったのは、恵比寿屋食堂の店主で、函館朝市協同組合連合会理事長を務める井上さん。

「確かに、ウニがいちばん多く市場に出回るのは7月だけど、こんな風に紹介されたら、まるで7月しか食べられないみたいじゃない?」とのこと。いつでもおいしいウニを調達できている自信がうかがえるエピソードです。
 
それでも唯一、いくら努力しても品薄気味になるのが「10月のウニ」だそう。ウニ丼をおなかいっぱい食べたいかたは、覚えておくといいかもしれません。
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海鮮丼を彩る、おなじみのネタをご紹介!

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海鮮丼のネタは店によってさまざま。イクラの赤、ホタテやイカの白、ウニのオレンジなど、コントラストが食欲をそそります。錦糸卵、刻み海苔、大葉でアクセントをつける店や、イカの足や、数の子をのせる店も。好みのネタをチョイスできる場合もあります。

海鮮丼を食べるときは、ネタにお好みでわさびと醤油をつけます。丼のネタの上から、わさびを溶いた醤油をかけてもオーケー。いくらは、おいしさを引き出すようにあらかじめ調味済みですので、そのままどうぞ。イクラを食べやすくするため、スプーンを添える店もあります。
 
それでは、おなじみのネタを盛り合わせた夢の「はこぶらスペシャル丼」で、人気のネタの特徴をご紹介しましょう(中央から「の」の字の順で)。

ウニ  口の中で磯の風味と甘みが広がる。とろける食感がたまらない
イクラ 各店が独自の味つけで競い合う。アツアツのご飯と一緒にほおばって
サケ   いくらと合わせれば海鮮親子丼に。小さい子どもにも人気
イカ  函館を代表する味。撮影時はスルメイカ(真イカ)。冬~春はヤリイカ
エビ  甘えび、ぼたんえびなど、時期によっていろいろ。甘みと食感を味わって
カニ  タラバガニ、ズワイガニ、棒肉、ほぐし身ななど、店によって異なる
ホタテ 新鮮でプリプリとした肉厚の身が大人気。甘みがわさび醤油とマッチ
ホッキ 撮影時はボイルしたもの。近海産の活ほっきも密かな人気


函館朝市、海鮮丼自慢の店

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恵比寿屋食堂
どんぶり横丁記念丼
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きくよ食堂 本店
元祖函館巴丼
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一花亭 たびじ
活いか踊り丼
         
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えきに市場 二番館
海鮮五目丼(500円丼)
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味の一番
真いかのぶっかけ丼
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朝市食堂 函館ぶっかけ
大名盛
         
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活いかの道乃家
ウニ・イクラ・あわび丼
 

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函館朝市 いくら亭
函館丼

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朝市の味処 茶夢
五色丼
         
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海鮮味処 すずや食堂
土方丼
       

函館朝市へ車で来店の方は、朝市専用駐車場(2カ所、約350台)の利用を。
朝市協同組合連合会推奨店での飲食、買い物2100円以上で1時間無料のサービス券を利用可。
推奨店は約150店舗あり。「どんぶり横丁」は全店推奨店で、上記もすべて推奨店。
 
※編集室N 2011/6/13~7/4取材、7/4公開 2014/10/20更新

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