函館の懐かしメニュー、クジラの竜田揚げ
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函館では、毎年初夏になるとツチクジラ漁が行われます。例年5月下旬に漁が解禁されますが、2017年は日本の目標捕獲頭数の変更などのため、7月ごろの見込み。漁が始まると、クジラ料理が函館っ子の食卓をにぎわせ、街の食堂や居酒屋でも、この時期限定のクジラメニューがお目見えします。竜田揚げは、函館市民が小さい頃から給食などで親しんできた懐かしの味です。函館で手軽に味わえるクジラ料理をご紹介しましょう。


函館と深いつながりのあるクジラ

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ツチクジラは国際捕鯨委員会の規制対象外で、商業捕鯨が認められていて、農林水産庁から函館に捕獲枠が与えられています。決められた期間にみなみ北海道沖の日本海で捕獲して、函館の豊川埠頭や松前港に水揚げされ、市内の鮮魚店やスーパーには新鮮なクジラ肉が並びます。

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函館には昔からクジラを食べる文化があり、正月にはクジラ汁やクジラのベーコンがかかせないなど、生活に密着した存在です。
茶房 菊泉のくじら汁。通年提供。年末年始は赤飯とのセットメニューも)

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ツチクジラの「赤肉」は、クジラ独特のうまみと、適度に脂のあるジューシーな肉質が人気。ミンククジラに比べてクセが少なく、柔らかいのが特徴です。店頭小売価格は100g150~200円前後で、家庭ではしょうが醤油の下味で竜田揚げにしたり、おろししょうがやにんにくを添えた刺し身で食べたりします。
北の台所 ヤマタイチのツチクジラ刺し身。ジューシーでうまみ満点)


◆毎年6月、「竜田揚げ」が食堂に登場

170622M01.JPG豊川町・魚市場内の函館魚市場食堂 魚いち亭では、2017年も6月1日から30日までの限定で、定番の「くじら竜田揚げ定食(税込700円、肉の大盛りは800円)」を提供中。鶏のから揚げよりやや薄めに切った赤身肉は、粉をまぶしてカラリと揚がり、香ばしさ満点。口にすると柔らかな食感で肉のうまみがジュワッと広がり、しょうが醤油の下味でご飯が進むおいしさです。ご飯、みそ汁、小鉢つき。
豊川町27-6 函館市水産市場卸売市場2F 0138-22-0136
6時半~13時半 休市日の日曜と水曜は定休

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函館市役所地下食堂でも、漁が始まると「つちくじらの竜田揚げ定食」がメニューに登場。アツアツサクサクの竜田揚げは、ゆずポン酢のつけだれで食べるのもおすすめです。2017年の提供は未定です。
東雲町4-13 0138-27-1374 (どなたでも利用できます)
11~15時(LO14時) 土・日曜定休
※写真は過去シーズンのものです

※編集室M 2011/6/1取材、2016/6/22更新 

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