初夏の函館の隠れた見どころは、霧の広がる幻想的な街の風景。大気の温度が下がると、水蒸気が小さな粒になって空中や海上に浮かび、霧が発生しやすくなるのです。
函館山山頂でも、この季節は時に幻想的な「霧夜景」が出現することがあります。
この「はこぶら」のトップページにある「函館山からのライブ画像」で、街に霧がかかっているのが見られることもしばしばです。
6月18日、ライブ画像を眺めながら「今日の霧は絵になる予感!」と思い立ち、夕方からロープウェイで函館山に上がってみたら......そこは別天地!
自然の作り出す、この季節ならではのドラマチックな眺望を、じっくりとお楽しみください。
◆夕日の落ちる函館湾は一面の雲海
函館山の夜景を見る日は、時間があれば日没時刻の少し前に山頂に上がるのがおすすめです。
一般的な「夜景」が見える市街地の反対側、函館湾方向に沈む夕日の景色も、晴れた日には思わず拍手が出るほどの素晴らしさ。
それに加えて、この日は湾をおおうように雲海が広がって、いつもと違う夕日のショーを見ることができました。
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(左)湾をおおう雲海の向こうは、木古内、知内方面の山までくっきり。
(右)函館どつくの先も一面の雲海。その上に、駒ケ岳が浮かぶように見えています。
◆光と色が刻々と変わる、幻想的な「霧夜景」
日没後は、街並みを見下ろす展望台へ。
ポツリポツリと街の明かりが灯りはじめ、少しずつ夜景に変わっていくのを楽しみましょう。
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(左)日没30分後(7:45) (右)日没45分後(8:00)
8時30分、あたりはすっかり暗くなり、夜の闇の中に幻想的な輝きが浮かび上がりました。手前中央に、教会のライトアップも見えます。
光の強いところは霧に明かりが拡散して、言葉にならないほどの美しい色合いに。独特のくびれた地形そのままに霧も色づき、見慣れているはずの夜景が、ムーディーに感じられます。時間とともに、また霧の動きとともに、夜景の見え方も刻々と変化して、見飽きることがありませんでした。
この日は意外と暖かく、風もほとんどなかったので、ひと味違う初夏の夜景をたくさんのかたが楽しんでいらっしゃいました。
晴れたらハッピー、霧でもラッキー! とびきりの夜景を楽しみに、函館山にいらっしゃいませんか。
(編集室M 2011/6/17取材)



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