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きっさ そうえん
函館公園の木々を眺めながら、ゆったりと過ごせる喫茶店。昭和34年ごろからジャズ喫茶として親しまれてきて、公園散策の途中でひと休みするのにも人気。まちかど観光案内所。
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函館公園の起伏のある散策路をのんびり歩き、明治時代に建てられた木造洋館を眺めたり、函館山を見上げたりしながら裏口に抜けると、目の前に三角屋根がかわいい山小屋風の建物が見えてきます。「喫茶 想苑」。函館山のふもとで昭和34年ごろから営業を始め、途中10年くらいお休みしていましたが2003年に再開、長年旅人や地元住民に愛されてきた喫茶店です。
玄関を入って左手が、大きな窓から函館公園が見おろせるカフェ風スペース。右手は、オーディオセットやピアノがあるジャズ喫茶風。ときどきジャズのライブなども行われます。
「でも、堅苦しく考えないで。ジャズのスペースのほうも小窓があって、明るい公園の雰囲気が感じられるし、カフェのほうに座っていても、ジャズが自然に耳に入ってくる。函館らしい公園の景色とジャズ、両方気軽に楽しんでもらいたいね」と、マスターの砂原さんは話します。
想苑オリジナルブレンドコーヒー(税込400円)は、昔から変わらぬ美鈴珈琲のもの。マスター手作りのパウンドケーキのセット(税込600円)も人気です。ココア(税込500円)、ソーダ水(税込400円)、クリームソーダ(税込450円)、チョコレートパフェ、フルーツパフェ(税込各600円)など、懐かしのメニューもいろいろ。フードメニューは、ピラフセット、ドライカレーセット(税込各850円)。トースト、卵、サラダ、コーヒーのモーニングセット(税込550円)は13時まで。軽いランチにもおすすめです。
函館市の「まちかど観光案内所」にもなっていて、ボランティアで観光マップの配布や、付近の道案内も行っています。「立待岬への行き方や、石川啄木の歌碑の場所などをきかれることが多いね」と、マスター。気を使われすぎず、でもほのぼのあたたかい、そんな居心地のいい場所。函館公園を訪ねがてら、ぜひゆったりとした時間を過ごしに立ち寄ってみてください。
※記者M 2012/1/19取材 1/22公開 2018/10 更新
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営業時間 |
9:30~20:00(冬期間18:00まで) |
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朝10時前から営業、ランチタイムに営業、ディナータイムに営業、喫煙OK、市電から徒歩5分以内、無料駐車場、眺望がいい、英語メニュー、中国語メニュー