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きゅうこばやししゃしんかん
明治末期に建てられ、写真館として使用されていた建築物で北海道内最古といわれている。1988(昭和63)年に創建当時の外観を復元して改装、写真館として2009(平成21)年7月から2020(令和2)年5月まで営業。
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電車通りから東坂を進むと間もなく、左手に美しい色づかいの建物が現れます。木造2階建て、洋風建築のたたずまい。写真館として使用されていた建築物で、北海道内最古のものといわれています。創建当時の函館のハイカラな雰囲気をしのばせる建物です。
写真館は、神戸から函館に渡ってきた写真家・小林健蔵が1902(明治35)年に開業しました。1906(明治40)年8月の大火で建物は焼失したものの、当時は写真館の書き入れ時が正月ということもあり、この年の末には再建されたそうです。2階には約50平方メートルの写場(スタジオ)を有し、天井と壁の一部には撮影時に自然光を取り入れる採光窓が設けられており、1962(昭和37)年まで営業していました。
1988(昭和63)年に開業当時の写真を基に改築。2009(平成21)年7月から2020(令和2)年5月まで、市内の谷杉写真館が運営する写真館として活用されていました。縦長窓や胴蛇腹(1、2階の境界部)、ペディメント(切り妻壁)にあしらった「懸魚風妻飾り」などは、ほぼ原形のまま残されています。市景観形成指定建築物。
今後は、ワーケーション(テレワーク)の拠点となる貸しスペースとして活用予定です。
(写真は2019年の写真館時代のもの。現在は外観が変わっています)
※hakobura、編集室 2010/9/1公開 2021/7 更新
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