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あなたのテーマでディープな函館 「アウトドア」

要塞跡を訪ねて函館山トレッキング

110310trip-yosaiK01.jpg函館山は豊かな自然に包まれた市民の憩いの場所。秋が深まるにつれ、赤や黄など色とりどりの紅葉に彩られます。市街地からすぐの場所にこれだけ豊かな自然が守られてきたのは、その歴史に理由がありました。 お弁当を片手に、ゆっくりと散策しながら函館山の自然と歴史に触れてみませんか?
 

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まずは、函館山ロープウェイで山頂へ。山ろくから中腹にかけては杉が、山頂に近づくにつれ、広葉樹が多くなる。

山頂の展望台からは、高田屋嘉兵衛やペリー提督が天然の良港として、太鼓判を押した函館港を一望できる。
函館港や市街地を眺めたあとは、つつじ山駐車場へ。ここからは明治時代に作られた函館要塞の跡を巡ってみよう。

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最初は御殿山第2砲台へ。つつじ駐車場から階段を上り、高台をすぎると目の前に砲台の跡が現れる。ここの砲台に据えつけられていたのは28センチ榴弾砲が6門。射程は、7.6キロ程度なので津軽海峡の真ん中には届かないが、函館港を守るのには十分な射程だったようだ。実際、昭和19年には、津軽海峡を航行する敵潜水艦に向けて砲撃している。

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砲座跡に立ってみると海が見えない。というのも、函館要塞が築かれた時代は、航空機がまだ一般的ではなかった時代。航行する艦船から、砲台を隠すため、海からは見えない場所に砲台を築いた。ここの第2砲台の近くの高台にあずまやがある。ここからは、津軽海峡を航行する船を一望できるのだが、実はこの場所には第2砲台の観測所があって、ここから砲座に目標の位置を伝えていた。

砲台跡を後にして、紅葉を眺めながら千畳敷コースを通り、次の目的地の千畳敷砲台跡へ。道端に咲く花や、赤く染まった木の葉、小鳥のさえずりに足を止めながらゆっくりと歩こう。千畳敷コースの道は広くて歩きやすい。

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千畳敷砲台跡には、28センチ榴弾砲、15センチ臼砲の砲座跡、トイレの跡などが残っている。

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さらに高台へ進んでいくと、千畳敷戦闘司令所に着く。

ここは、函館要塞の要で各砲台に電話や発火通信で指示を送っていた。今は司令所を覆っていたコンクリートの天井は無くなってしまっているが、他の砲台の観測所と比べ大きさも設備も違うので、まるで秘密基地の様。子供の頃に戻って探検してみたくなる。

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帰りはススキが揺れる斜面をおりて、千畳敷の広場で昼食にしよう。コンビニのお弁当でもいいし、サンドイッチでもいい。ちょっとした遠足気分になれる。

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ご飯を食べながらマップを見てみると、函館要塞は7箇所に砲台が築かれていたようで、それぞれの砲台が函館港や要塞を守るため綿密に配置されている。さらに、函館港の港口には水雷施設まであり、函館港へ侵入するのはほぼ不可能。

当時は要塞への一般者の立ち入りが禁止されていたので、自然もそのままに残されたようだ。

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帰りは、旧登山道コースを通る。道端や頭上の木々を眺めながら歩いていると、カエデや赤く色づいた木の実などがあり、退屈しない。市街地がすぐ近くにあることも忘れてしまう。運がよければリスも可愛らしい姿を見せてくれる。 

4時間程度の散策なのだが、あっという間に時間が過ぎてしまった。癒されたい方、探検したい方、函館観光の定番スポットに少し飽きた方に函館山トレッキングをオススメしたい。

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函館要塞跡散策マップはこちらから(PDF)