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美味と美酒に出合う…住宅街の料理店<その2>

  • 美味
  • 海鮮
  • 酒類

 観光スポットや繁華街から少し足を延ばして、函館の住宅地にある名店を探してみてはいかがでしょうか。

 函館・道南ならではの食材を生かした美食の数々と落ち着きある空間…扉の先には大人が心地よく酔える至福のひとときが待っています。

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■ハッチャギ CURRY BAR ナチュラルワインやクラフトビールを気軽に

 昼はカレー専門店、夜は季節のスパイス料理で飲める酒場としてにぎわうカリーバー。東京のカレー店で腕を磨いた盛田涼介店主は、ホールスパイスや粗挽きスパイスの粒立つ食感や香りをアクセントに、かむたびに異なるスパイスが弾けるリズム感あるカレーを用意。地場野菜のダシで肉の旨みとスパイスを際立たせる「知床鶏のチキンカレー」は昼夜問わず定番の人気だ。

 フレッシュなハーブや野菜がみずみずしい「あかり農場の塩レモンポークキーマ」、自家製ベーコンが香るポテトサラダ、知内町産カキにスパイスオイルを染み込ませたアチャール、注文ごとに窯で焼きあげ、旬の手作りジャムを添えたタンドリーチキン…。夜はナチュラルワインやクラフトビール、サワーに合う創作カレーとつまみをそろえ、カジュアルに楽しめる空間を築く盛田店主。無農薬栽培の新規就農農家や若手漁師など、道南の生産者と交流を深め、誰もが安心して口にできる料理を目指し、地元の良さを伝える食体験を届けている。

ハッチャギ CURRY BAR

函館市美原3-38-3

11時~14時、18時~24時(23時半ラストオーダー)

※日曜・祝日は11時~20時(19時半ラストオーダー)

木曜定休 禁煙、駐車場あり

キャッシュレス決済利用可

0138-84-1604

 

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■居酒屋かまだ 縁を育む社交場として帰ってきたくなる場所に

 2009年に赤川通り沿いで暖簾を掲げ、21年7月に同じ町内で移転。新店舗は明るく調理する様子が間近に見えるL字型のカウンター席と小上がりを備え、子供連れでも利用しやすい個室を2部屋新設した。

 サッと火を通し外はカリッと中はしっとりやわらかに仕上げる「本マグロのレア竜田」、刺身用のタラに特製味噌が染み渡って香ばしい「真ダラカマ味噌漬焼」、王道の和食をアレンジし定番の人気となった「ナス田楽チーズ焼」…。鎌田篤則代表は鮮魚店を皮切りに、料理人歴25年。奇をてらわず和食の基本を押さえた居酒屋料理を丹精込めて振る舞う。開業のきっかけは地元を離れた仲間が帰ってこられる場所を作りたいとの思いから。「料理はお客様を笑顔にする要素の一つ。見知らぬ人と話を弾ませたり、新たな縁ができたり、居酒屋ならではのワイワイとした雰囲気を楽しんでほしい」と、地域の人から愛される空間を築いている。

居酒屋かまだ

函館市赤川1-20-1

17時~23時(22時半ラストオーダー)

日曜定休 禁煙 駐車場あり

キャッシュレス決済利用可

0138‐47‐7144

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■お食事処ぽんぽこ亭 昭和モダンな空気感と一緒にまったり楽しむ

 海鮮居酒屋「HAKOYA」(五稜郭町)の姉妹店として2023年3月にオープンした。店内は昭和モダンな落ち着いた空間で、カウンター内の壁一面に飾られたウイスキーボトルとグラスは圧巻の一言。料理は新鮮なネタを使う刺身盛り、ボリューム満点の肉料理が主役の定食や丼ものを終日提供し、味はもちろん豪華な盛り付けが評判を呼び、行列ができる人気店の仲間入りを果たした。

 17時から加わる居酒屋メニューは、〝推し酒〟のハイボールがおいしく飲める一品料理が主。ハイボール1杯がセットになった「ハイカラセットざんたれ(2個)」がおすすめで、カラッと揚げられた鶏の唐揚げにかぶりつけば、ジワリと肉汁が口の中に染み出す。マグロの希少部位ハラカワを使った「マグロ竜田揚げ」、ニンニクが効いた肉野菜炒め「スタミナ定食」、旬の魚介を舟盛りにした「刺身定食」と、どれもハイボールがグイグイ進むこと請け合いだ。

お食事処ぽんぽこ亭

函館市富岡町2-32-14

11時~22時(21時半ラストオーダー)

※金、土曜は23時まで、日曜は21時まで(各30分前ラストオーダー)

※月曜はランチのみで14時まで(13時45分ラストオーダー)

不定休 禁煙 駐車場あり

クレジットカード利用可

0138‐85‐8846

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■DINING酒場バンビー ちょい飲みから締めの一品まで本格中華をつまみに

 函館市内ホテルの中華レストランなどで10年以上修業してきた小鹿準矢代表が腕を振るい、一人客や仲間同士、家族連れが気兼ねなく思い思いの時間を過ごせるよう妻のうららさんやスタッフが朗らかにもてなす。明るい雰囲気に魅せられた常連客はもちろん近所の人たちも気軽に足を運び、店はいつも活気に満ちている。

 料理は毎朝、七飯町内の直売店に足を運び仕入れる、道南の旬の野菜をふんだんに取り入れる本格中華がメイン。トマトのフレッシュさをソースに溶け込ませた「海老チリ」をはじめ、ニンニクで炒めた新メニュー「空芯菜炒め」、カリッと揚げて薬味たっぷりの自家製ショウガソースを絡めた「油淋鶏」と、味も香りも大切にした料理がずらり。モチモチとした小籠包の皮で餃子の具材を包み、旨味スープを閉じ込めた「焼餃包」といった創作料理もそろう。あれこれ目移りしそうなほど魅力的なメニューが、料理を囲む席をより楽しくしてくれる。

DINING酒場バンビー

七飯町鳴川5-3-3

18時~24時(フード23時、ドリンク23時半ラストオーダー)

日曜、第3月曜定休(ほか不定休あり)

禁煙 駐車場あり

キャッシュレス決済利用可能

0138‐76‐8271

 

(この記事は、フリーマガジン「ハコラク」9月号から再構成したものです)


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