シネマキッチン5.jpg

テラスで愉しむ美食と癒し<その2>

  • 美味
  • 街歩き
  • カフェ
  • 眺望がいい

 秋に入り、函館市内も心地よい風が吹くようになりました。

 心地よい潮騒を聞いたり、森の中でやわらかな木漏れ日を浴びたり…

 自然を身近に感じられるテラスを備えた、函館市とお隣・七飯町のお店をご紹介します。

 第2弾は函館市内街なかの2店舗です。

シネマキッチン5.jpg
シネマキッチン2.jpg
シネマキッチン3.jpg
シネマキッチン1.jpg
シネマキッチン4.jpg

■CINEMA KITCHEN 映画の空気 函館

料理を味わいながら気軽に映画に触れ、語りたくなる体験を

 〝映画がもっと好きになる〟がコンセプトのカフェ&ダイニングバー。レッドカーペットの床に、スクリーンや劇場用スピーカーを備えた空間はまさに映画館。家具は映画やドラマによく登場するインダストリアルブランチ製で統一され、おしゃれで落ち着いた雰囲気は、映画になじみがなくても居心地がいい。店内のスクリーンも見ながら過ごせるテラス席は、青空の下繁華街の大通りが見渡せ、遠くに七飯の山々も望む街中のオアシス。夜はテーブルライトを灯しロマンチックに演出する。

 腰高の壁沿いにテーブル席が4つ並ぶテラスは、街の喧騒が思いのほか遠く、突き抜ける青空に清々しい気分に。夜になると風が涼しく雰囲気もガラリと変わり、バーとしてもおすすめで、チャージなしで飲める。

 ランチセットや酒に合うアラカルト、デザートなど、目も舌もおいしいラインアップが揃うメニューには、映画の再現メニューを紛れ込ませてあり、着想元の作品が何か考えるのも楽しく、気付くとクスッと笑えたり味の印象が変わるものも。店内では学生やサラリーマンが思い思いに過ごしているが、毎日の短編映画上映が始まると自然と視線がスクリーンに集まり不思議な一体感が。映画に興味がなかった人も気付けば心引かれる場所だ。

CINEMA KITCHEN 映画の空気 函館

函館市本町23-5、第7LC館3階

☎070ー8360ー5973

11時~翌3時

水曜定休 喫煙専用室あり

キャッシュレス決済利用可

※函館新聞提供※グエルカフェテリア2.jpg
※函館新聞提供※グエルカフェテリア4.jpg
※函館新聞提供※グエルカフェテリア5.jpg
※函館新聞提供※グエルカフェテリア1.jpg
※函館新聞提供※グエルカフェテリア6.jpg
※函館新聞提供※グエルカフェテリア3.jpg

■Guell cafeteria(グエル・カフェテリア)

家庭的な味で一息つける住宅街の隠れ家テラス

 住宅街の少し奥まった場所にある一軒家カフェ。店名はオーナーが旅先で感動した思い出の地、スペインのグエル公園にちなみ、入口のレリーフや庭先を飾るリスのオブジェは建築家、アントニ・ガウディの作品をモチーフにしている。木製の塀で囲われた庭のテラスには、ウッドデッキと芝生の上にテーブルが並び、パラソルの下に腰掛けると、心地よい風と共に近くの公園から木々のざわめきも耳に届く。

 テラスのウッドデッキと芝生にはサンシェードやパラソルが設置され、ゆったりと3つのテーブルを配置。柵や塀に飾られた鉄製のオブジェや入口のレリーフは、深堀町に工房を持つ鍛冶職人・杉本昭二さんの作品。

 週替わり定食のハンバーグやバター香るキッシュなど、カフェの雰囲気にぴったりのメニューの中で目を引くのが「松前岩のり弁当」。オーナーが子供の頃に食べた思い出の味から手作りする1番人気で、毎年3月までに手摘みされた松前産の岩のりを直前に焼き上げ、漁師おすすめのダシしょう油にくぐらせ提供。焼鮭や旬野菜の小鉢なども少しずつ楽しめ、ダシの風味豊かなみそ汁と味わえばホッと肩の力が抜ける。自家製ケーキも絶品なので、デザートも忘れずに味わいたい。

Guell  cafeteria

函館市北浜町6-5(万年橋公園向かい)

☎080ー9617ー0889

11時半~15時(14時ラストオーダー)

木・金・土曜のみ営業

喫煙専用室あり 駐車場あり

キャッシュレス決済利用可

(この記事は、フリーマガジン「ハコラク」2025年9月号から再構成したものです)


このサイトでは、ユーザーエクスペリエンスを向上させるためにCookieを使用しています。引き続き閲覧される場合は、当サイトでのCookie使用に同意いただいたことになります。 承諾する