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函館のこだわりカフェ<その1>

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観光で街を歩いていて、ふと疲れた時におしゃれなカフェがあるとうれしくなりませんか?

函館市内には店主の個性が詰まった空間や、こだわりのコーヒー、スイーツが楽しめるカフェが続々とオープンしています。

独自の演出と味でもてなす、店主の皆さんの熱い思いをお聞きしました。前編として函館市中心部のカフェ4軒をご紹介します。

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■DIVA&RAM COFFEE/畑中奈緒美さん

「人と人との縁を自然につなぐ場で一杯のコーヒーを」

 古民家をリノベーションした店はレトロな雰囲気。切り盛りする畑中奈緒美店主は、カフェ好きの両親の影響もあり昔から大のコーヒー好き。東京のコーヒーショップで腕を磨き、ニセコでカフェスタッフとして働いた経験を携え開業のために帰函。「コーヒーをきっかけに、さまざまな人が出会う場にしたい。西部地区の魅力を改めて地元の人にも再発見してほしい」との願いを込め、観光客が多く行き交うこの場所で2024年11月にオープンした。  

 エスプレッソとハンドドリップで淹れるコーヒーは、東京の深煎りコーヒー専門店から仕入れる豆を使用。店の顔でもあるオリジナルブレンドは、エチオピアを中心に、芯のある女性をイメージし華やかな香りでコクのある豊かな味わい。テーブル席やソファでゆっくりとカップを傾け過ごす人や、街中散策のお供にとテイクアウトしていく人がさまざまに訪れ、畑中店主との何気ない会話に花を咲かす。一軒のカフェから始まる交流の輪が広がっている。

DIVA&RAM COFFEE(ディーヴァ&ラム コーヒー)

函館市豊川町10-6

電話なし 

問い合わせはインスタグラム

8時~17時 不定休(休業日はSNSで告知)

禁煙 駐車場6台あり

キャッシュレス決済利用可

 

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■rattan coffee/永井嵩臣さん

「函館を好きになる、思い出の一つになれたら」

 2025年11月にオープン。スペシャルティコーヒーを店内で焙煎し、自家製焼き菓子と共に提供。電車通りを眺めるテーブル席、柱の周りにスツールが並ぶカウンター席、1人用のアームチェアと、各席にタイプの異なる家具を使いながら、店内は不思議と統一感がある。

 「コーヒーがおいしいのは絶対条件として、地元の人も旅行者も居心地がいいコミュニティーの場を作りたかった。極端ですがコーヒーが苦手でもこの空間は好きと言われるのが目標」と笑う永井嵩臣オーナーが、コーヒーのドリップを始めると店内にかぐわしい香りが広がる。この日選んだのはメキシコで最高級とされる「チアパスSHG」の浅煎り。種類ごとに豆の挽き具合や湯温、蒸らし時間を見極め、豆本来の甘みやフレーバーを一杯に落としていく。「コーヒーがあることで会話が弾んだり、のんびりと過ごせることもある。それぞれのお客様と空間を築いていけたら」。日常に肩肘張らないちょっといい時間を届けている。

rattan coffee(ラタンコーヒー)

函館市本町2-16

☎070-4748-3112

7時半~18時 ※土・日曜、祝日は9時~19時

火曜定休 

禁煙 駐車場2台あり

キャッシュレス決済利用可

 

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■Knoll Fleur/土谷透さん

「お客様の声に支えられ、花を愛で語らう時間が何物にも代えがたい」

 住宅街の一角にある生花店とカフェが融合した店で、2025年1月にオープン。主に生花を担当する土谷透代表は自動車教習所の元指導員、カフェの調理を担当する妻の由美さんは医療介護の現場勤務と、2人共飲食業はゼロからのスタートだった。「もともと退職後にカフェをやりたいと考えてはいたが、その道に踏み出すのが予定よりも早まった」と言い、スムーズに物件も見つかったこともあり、オープンからの1年、夢中で駆け抜けた。

 コーヒーは函館の焙煎豆販売店「函館豆壱」から仕入れるストレート豆を自分たちでブレンド。酸味を抑え、アロマが広がるようにバランスを整えたオリジナルをメインに、程よい苦みのインドネシアカロシ、ランチ用のプレミアムブレンドの3種類を用意。心がこもった食事メニュー、焼き菓子も揃う。何よりも魅力なのは、ひとり静かに過ごしたい時、話したい時と、状況に合わせ寄り添う土谷夫妻の明るい人柄。ついつい長居したくなるような穏やかな時間が流れている。

Knoll Fleur(ノル フルール)

函館市松川町10-9

☎0138-76-0550

10時~19時

日曜、第2・4月曜定休

禁煙 駐車場あり

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■SHE SAID SO/小野寺拓哉さん

「それぞれの日常に組み込んでもらえるコーヒースタンドに」

 2025年3月オープン。ニューヨークのブルックリンにある小さなショップをイメージした店内は、白を基調とした開放的な空間。気軽に立ち寄れるテイクアウトでも、店内でゆっくり飲食しても、来店客が思い思いに過ごせる。2019年まで西部地区の大三坂ビルヂングでアメリカ料理店「She told me」を運営していた小野寺拓哉店主は、その後倶知安町のカフェでバリスタとして研鑽を積むうちに、再度、地元での飲食店営業を決意。レストランや軽食店より足を運びやすい店を作りたいと、コーヒーショップをオープンさせた。

 コーヒーは焙煎豆の直売店「珈琲文庫」と相談し、季節ごとにアレンジを決めるオリジナルブレンド。現在は、エチオピアを中心にしたフルーティーでベリーのような香りと味わいに仕立てた中煎りコーヒーを、エスプレッソマシンで一杯ずつ丁寧に淹れる。アレンジコーヒーや焼き菓子も定番や月替わりで用意し、何気ない暮らしの中に寄り添い続ける店を目指している。

SHE SAID SO(シー セッド ソー)

函館市本通4-17-38 

☎0138-85-6064

8時~17時

金曜定休(木曜不定休)

禁煙 駐車場あり

 

キャッシュレス決済利用可 

(この記事は、フリーマガジン「ハコラク」2026年6月号から再構成したものです)


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