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函館で見かけるキッチンカーを大紹介!<その1>

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 最近どこの地域でも、「キッチンカー」を見かけることって増えていませんか?

 函館の街なかでも個性あふれるキッチンカーが出没し、イベント会場やスーパーの前で函館や道南の素材を生かした料理やスイーツを届けています。

 数あるキッチンカーの中から、出会えたらラッキーな10軒をピックアップしました。3回に分けてご紹介します。

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■函館あうん堂=みそ豚丼、泡盛、ご当地カップアイス

 「あうん堂ホール」は、函館で長年親しまれるライブハウス。函館出身のロックバンドGLAYが高校時代から出演したことでも知られ、ライブのない日は飲食店として営業するなど、地域の多目的スペースとして親しまれてきた。しかし、コロナ禍による利用者減少を受け、ホール運営に伴うイベント企画や音響照明機器を扱ってきたステージ・カンパニーの中川一貴社長が、2023年にキッチンカー事業を本格的に立ち上げ、各地のイベント会場であうん堂の名前の発信を始めた。

 地域の素材で生み出した新名物「豚丼」で函館を元気に!

 看板メニューは「あうん丼」と銘打つオリジナルのみそ豚丼。薄切り肉を焼き始めると、乙部産大豆「大莢白乙女」で作られる「おとめ味噌」と函館の地酒「五稜」を使った自家製ダレが食欲そそる香りを漂わせ、仕上げにマヨネーズと七味を掛ければご飯をかきこむ手が止まらない絶妙な味に。さらに函館の焼き鳥をモチーフに豚精肉とネギを炒めた「コロコロあうん丼」も用意。肉のみで注文すれば食べ歩きのお供や酒の肴にも最適で、香り華やかでクリアな味わいの泡盛「菊之露akari」を七飯・小原の「コアップガラナ」で割る「ガラモリ」やコーヒーで割る「泡盛珈琲」と一緒に楽しむのが中川社長の一押しだ。「あうん丼を函館の名物に育て、地元に新たな盛り上がりを生み出したい」。ライブハウスの看板を背負い、今日も町に繰り出している。

主な出店エリア=湯川寺(湯川町3ー35ー10)に月1回出店。問い合わせはinstagramのDMから。

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■鮮魚・海産物卸売 浪商=刺し身、海鮮漬け、魚介の切り身

 前身の店を含め創業40年を迎えた鮮魚・海産物の卸売店。長年、函館近郊にある飲食店向けの卸しに特化して営業してきたが、コロナ禍の影響で取引先が激減。店を守るべく創業者の息子である上山慎太郎さんが立ち上がり、2024年から移動販売に乗り出した。

 魚をさばくのが苦手な人にも気軽に

 販売するのは日替わりの新鮮な刺身をはじめ、焼くだけで食べられる魚の切り身や酒のつまみにぴったりな珍味など、旬の魚介を手軽に味わえる商品たち。この日登場した「イナダのしそ正油漬け」は、卸し用の刺身の仕込みで出た切れ端を生かして手頃な一品にアレンジ。取引先の寿司職人に教わったレシピで作る「炙り真ダイの昆布締め刺身」は、タイの皮を引いて炙ってから氷で締め、さらに海洋土木や昆布養殖に取り組む「菅原組」の松前産昆布で締めるなど2日掛かりで作り、日によって生刺身にしたり、湯引きしたりと、飽きさせない工夫も忘れない。鮮魚の移動販売は前例が少なく開始当初は苦労も多かったが、キッチンカーの先輩らのアドバイスやサポートを受け、今では店名を知ってもらえたり、店舗まで足を運ぶ常連客も増えたという。「父も旗揚げ当初は小売りから始めたそうなので、原点に戻り商店街のおっちゃんのようにお客様との交流を楽しみながら、新たな販路も開拓していけたら」。地域の人との絆を大切に、歴史をつなぐ挑戦を続けている。

主な出店エリア=毎週木曜「湯川寺」(湯川町3-35-10)、第2・4月曜「パチンコ富士」(美原1-13-15)、
第1火曜「菅原組」(浅野町4-16)、第3火曜「コジマ×ビックカメラ函館店」(亀田本町55-8、JR五稜郭駅向かい)など
週1回「浪商」(大森町10‐8)で店頭販売あり。
問い合わせはホームページから。

 

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■甘兎喫茶店=ハンバーガー、フレンチトースト

 手作りにこだわったハンバーガーやフレンチトーストをメインに、片手で食べられる軽食とドリンクを揃えている。高橋武彦オーナーは西部地区にあったカフェの元店長。そこでのキッチンカー営業の経験を生かして、昨年1月1日に初出店した。「以前のカフェでは甘いものが主役だったので、その反動か、しょっぱいものを中心にしたくなった」と笑顔を見せ、〝喫茶店〟らしくバラエティー豊かにしようと、妻の幸恵さんと力を合わせてメニューを考案。ボリューム満点のハンバーガーは、動画サイトから情報を仕入れて作り方やソースの味付けを考え、フレンチトーストはカフェで使用していたレシピをベースにして仕上げた。

 バンズ以外はすべて手作り 柔らかくジューシーなハンバーガー

 一番人気を誇るのは、ポテト付きのセット限定メニュー「スタンダードバーガー」。注文を受けてから鉄板で牛肉100%のパテを焼き、バンズの内側にも焼き目をつける。スライスオニオン、トマト、レタスを積み上げてバンズを乗せ、仕上げに鉄板で底面を少し焼くことで、上はふんわり、下はサクッとした食感を生み出すという。レモンをほんのり利かせたバーベキューソースと、生クリームを加えて酸味を抑えたマヨネーズソースが、パテから染み出す肉汁と相まって、やみつきになるおいしさ。また、単品で用意するテリヤキのビーフとポーク、フライドチキンも、リピーターが多い自信作だ。

主な出店エリア=コープさっぽろかじ店(鍛治2丁目21-25)、はこだてMOMI-Gフェスタ(見晴公園、10~11月)ほか、道南のイベント会場を予定。
問い合わせはインスタグラムのDMから。

 

(この記事は、フリーマガジン「ハコラク」2026年9月号から再構成したものです)


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