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函館で見かけるキッチンカーを大紹介!<その3>

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 最近どこの地域でも、「キッチンカー」を見かけることって増えていませんか?

 函館の街なかでも個性あふれるキッチンカーが出没し、イベント会場やスーパーの前で函館や道南の素材を生かした料理やスイーツを届けています。

 数あるキッチンカーの中から、出会えたらラッキーな10軒をピックアップしました。最終回はスイーツ系の4軒をご紹介。

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■LOOOOOP Churros Stand=自家製生チュロス

 2026年7月に始動した「ループチュロススタンド」は、道産小麦粉「スノーベル」を使い、毎朝生地から仕込む自家製生チュロスの専門店。消防車を改装したキッチンカーにはスペインから取り寄せた本場のチュロスマシンを備え、注文ごとに生地を絞ってループ状に成形し、じっくり揚げたてで提供。外はサクッと香ばしく、中はもっちり軽やかな口当たりで、思わずもう一個食べたくなる〝魅惑のチュロス〟に仕上げている。

 フレッシュ製法にこだわる7色の生チュロス

 札幌を拠点とするキッチンカーで3年間働き、ほぼ道内全ての市町村を巡り、人との出会いや知らない地域に出向く楽しさに魅せられたという代表の杉林真緒さん。「移動販売なら、その気になればどこへでも行ける」と、元々大好きだったチュロスを看板商品に独立。「作りたてを出すので提供時間が少し掛かりますが、待ってくださるお客様の期待に応えたい」と原料にも徹底してこだわり、道産てんさい糖の優しい甘さが広がる「オリジナルシュガー」、香り高くクセのないセイロンシナモンをぜいたくにまとわせる「シナモンシュガー」、甘酸っぱい「ストロベリーシュガー」を定番に、スペイン産オレンジピールと熊石海洋深層水の塩を利かせた「オランジェット・ソルティショコラ」や「ザクザクオレオデラックス」など食べ応えある味も用意。「できたてならではのおいしさを知ってもらいたい」と、道内各地に車を走らせファンを増やしている。

主な出店エリア=9月から「ひろめ荘」(大船町832-2)、「ホテル恵風」(恵山岬町61-2)ほか、道南のイベント会場を予定。
問い合わせはインスタグラムのDMから。

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■COFFEE×CAMP OR=自家焙煎コーヒーシェイク、かき氷

 「コーヒーバイキャンプ オア」は、本格自家焙煎コーヒーと家族で楽しめる季節メニューを携え、週末を中心に出店。東京の飲食店やバーで働いた経験を持つ瀧口貴年店主は、地元に戻り兄から引き継いだ動物病院を経営しながら、50歳を節目に「好きなことに挑戦したい」と一念発起。大手コーヒーショップで約2年半修業しつつ、独学で焙煎技術を磨き、2020年、キャンピングトレーラーを店舗に移動販売カフェをスタートさせた。

 コーヒー屋が本気で作ったほろ苦いコーヒーシェイク

 コーヒー豆は、華やかな香りが魅力のエチオピア産と、深煎りに適したインドネシア産をメインに仕入れ、函館のコーヒー店のマシンを借りて焙煎。時期によってブレンドを変えるハンドドリップコーヒーをはじめ、夏は昔ながらの深煎りに仕上げる「昭和風・濃苦アイスコーヒー」と、すっきりとした飲み口の「コールドブリューコーヒー」の2種類も提供。自慢の深煎りアイスコーヒーを使い、氷とバニラアイス、生クリームをブレンダーにかける「コーヒーシェイク」は、滑らかで優しい甘さの中にコーヒーの風味がさえる自信作だ。「焙煎には正解がなくまだ道半ばですが、自分が思う100点を目指して試行錯誤を続けています」と瀧口店主。家族連れでにぎわうイベントへの出店が多いことから、キッズサイズのジュースやレインボーかき氷なども揃え、大人も子供も自然と集う移動カフェを築いている。

主な出店エリア=毎月2回土・日曜の「ビレッジベーカリー駒ヶ岳」 (森町駒ケ岳452)ほか、道南のイベント会場などを予定。
問い合わせはインスタグラムのDMから。

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■nekoneko=たい焼き、焼き鳥

 真っ白いたい焼きを販売している「ネコネコ」は、元海上自衛官の黒石海渡オーナーが2024年に開業。きっちりと管理されたスケジュール、限られた空間での任務が当たり前だった生活から、自らハンドルを握り、思いのまま各地へ足を運べるキッチンカーの世界へ飛び込んだ。子供から高齢の人にまで喜ばれるものをと、リサーチを重ねて看板商品にたい焼きを選び、独学で焼き方を習得。当初は口の部分が大きく開いた特製生地の中にあんを詰め込み、ホイップクリームなどをトッピングした「たいやきパフェ」を主力としていたが、よりやわらかく、持ち帰っても硬くなりにくい生地にしたいと、昨年6月頃からタピオカ粉を使った生地に変更。焼き上がりが白くなる特徴を生かし、「白は結婚式やお祝いごとを連想させる色で、めで鯛とも掛けて縁起がいい」と考え、〝白いたい焼き〟として提供し始めた。

 種類豊富なあんの真っ白なたい焼きを熱々のうちに頬張って

 現在は、抹茶をブレンドした期間限定の生地をはじめ、イベント時には竹炭の粉入りの真っ黒な生地も揃える。中身は、甘さ控えめのこしあん、カスタード、チョコ、人気のスイートポテト、桜あん、白玉入りなどの6種類。焼きたてにかじりつき、どこか懐かしい優しい味とモチモチの食感にほっとひと息。黒石オーナーは「種類が多ければ多いほど喜ばれるので、あんの種類を順次増やしていきたい」と意欲を燃やしている。

主な出店エリア=主に「スーパー魚長」「ラルズマート」各店ほか、道南のイベント会場を予定。
問い合わせはインスタグラムのDMから。

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■大玉焼だんご しろうさぎ=串団子、わらび餅ドリンク

 2022年に開業した「しろうさぎ」の名物は、焼きたての大玉串団子。店主の町中達成さんは乙部町の現役漁師。数年前、養殖ホタテの大量死や不漁に見舞われ、新たな活路を模索し、元和台海浜公園で海の家を営んだ際に提供していた焼き団子を目玉に、移動販売を始めた。注文を受けてからこんがりと焼き上げる串団子は、一般的な団子の約3倍という食べ応えある大きさで、「大き過ぎると怒られたこともあるんですよ」と町中店主は笑う。生地に上新粉が使われているため、時間が経っても硬くなりにくく、もっちりやわらかな食感が続くのも人気の秘訣で、たっぷりとあんを乗せた姿は見た目のインパクトも抜群だ。

 地元で愛されてきた乙部町ならではの食材を使用

 焼き団子の味の決め手は地元の特産品を使った自家製あん。定番のあんこは、乙部産の小豆を炊いて手作りし、町産ハチミツを練り込むゴマあんは、黒ゴマの風味とすっきりとした甘さが後を引くリピーターが最も多い一品。地大豆「大莢白乙女」を深煎りした「乙女のきな粉」をまぶす黒蜜きな粉やごまきな粉の、香ばしく濃厚な味わいも好評だ。時期によっては手摘みした天然岩のりや殻付きホタテ、尾頭付きの魚も一緒に販売し、「移動販売を通して、地元でしか味わえなかったおいしさを多くの人に知ってもらえるようになった。いろいろな人と出会えるのが楽しい」と、漁業との二足のわらじで自慢の味を届けている。

主な出店エリア=道南を中心に道内のイベント会場などを予定
問い合わせはインスタグラムのDMから。

(この記事は、フリーマガジン「ハコラク」2026年9月号から再構成したものです)


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