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足をのばして欲張り旅 「恵山・戸井・椴法華・南茅部エリア」

函館の東端・恵山岬へ、海岸線満喫ドライブ

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函館の中心街から海岸線をドライブ。三方を海に囲まれた函館ならではの、快適ルートをたどります。

恵山(えさん)・椴法華(とどほっけ)は、2004年の合併で函館市となった地域。ツツジの花と紅葉が有名な活火山・恵山と、噴火にともなう火砕流によってできた台地に位置する椴法華。この地域は恵山道立自然公園に指定され、ぐるりと海が取り囲んでいます。

津軽海峡と太平洋を眺めながらのドライブで、途中にも見所がいろいろ。ドライブ好きの記者が、愛車に乗って出かけてきました。

▲海岸線満喫ドライブルートマップ 片道約60km・運転時間約1時間半 (クリックすると拡大します)


◆国道278号線、景勝ポイントを楽しみながら「下海岸」を東へ。

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午前8時、函館市街地を出発。今日のルートは、まず国道278号線をひたすら東に走ります。地元で「下海岸(しもかいがん)」と呼ばれる、恵山地区に向かう道。津軽海峡を右手にずっと見ながら行くので、天気のいい日には、遠方の青森県下北半島が眺められます。

途中には、本州・北海道間の最短地点汐首岬や、幻の鉄道路線旧戸井線のコンクリートアーチ橋もあり、見どころいろいろ。恵山地区に入ってからは、いったん国道278号線から離れて、さらに海際の道道41号線(道道函館恵山線)へ。こちらには、奇岩・サンタロナカセ岩や、昭和初期に開通した素掘りトンネルが7つ連続する日浦洞門などが見られます。

国道に立派なトンネルができた今も、崖っぷちのこの道が使われていることにびっくり。切り立った崖や波をかぶりそうな道、自然が織りなす風景に感動を覚えます。

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ふりむけば函館山が見送ってくれます/民話由来の、サンタロナカセ岩/絶壁に通された日浦洞門


◆道の駅「なとわ・えさん」でひと休み。ご当地ソフトはいかが?

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道道から再び国道278号線に合流して、さらに東へ走ると、海沿いに道の駅「なとわ・えさん」が見えてきます。ここまでで約40キロ、1時間ほどの距離。こちらでひと休みしましょう。

ボードデッキの屋上からは、眼下には津軽海峡が、左手には活火山・恵山が一望できる好ロケーション。この景色を眺めていると、ドライブの疲れも吹き飛びます。建物内には休憩スペースも。

建物中央にある物産館では、がごめとろろ昆布をはじめとした昆布製品がずらっと並んでおり、手ごろな価格で販売されています。また、昆布パウダーが練りこまれた「こんぶソフトクリーム」は、こちらの売店の人気商品のひとつ。自然な風味で、昆布の細かいつぶつぶの舌触りが楽しめます。道の駅に立ち寄ると、ついご当地ソフトクリームを食べたくなっちゃいますね。

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海沿いの道の駅、なとわ・えさん/地元の特産品、昆布がずらり/おすすめ、こんぶソフトクリーム!


◆恵山岬に到着! 眼下に広がる太平洋の絶景

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国道278号線の山間の道を走ると、椴法華地区に入ります。椴法華小学校のあたりで国道から別れて、道道椴法華港線に進み、今回の目的地恵山岬の突端部へ。午前10時、函館を出てから約2時間で到着です。高台の一帯は公園になっていて、一面に広がる太平洋の青い海を見渡すと、気持ちが安らぎます。

公園内には、海の安全を見守る白亜の大型灯台・恵山岬灯台と、その歴史や世界の灯台のあれこれを展示した全国的にもユニークな函館市灯台資料館 ピカリン館が(2016年4月から長期休館中)。ピカリン館の館内にある初代恵山岬灯台のレプリカに驚いたり、灯台の役割を学んだりと、見て聞いて体験するコーナーが多くあり、ためになります。

最上階には灯台と同じ高さから見られる展望台があり、眼下には太平洋が広がります。灯台の歴史と北海道ならではの自然が体感でき、景色も楽しめる穴場スポットといえそう。ここには、またゆっくりと立ち寄りたいと思いました。

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灯台の白、芝生の緑、海と空の青!/灯台資料館の展望台


◆海のなかの露天風呂、水無海浜温泉で海遊び

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この恵山道立自然公園をさらに奥に進むと、かなりユニークな温泉、水無海浜温泉があります。恵山火山の熱源による温泉が海岸に湧き出していて、海の中に天然の露天風呂があるダイナミックさがユニークです。

潮の干満により、入浴可能な時間が日ごとに変わるのが特徴で、満潮時は水没し、干潮時のみ入浴できます。入浴可能時間は函館市椴法華支所のホームページで確認してから出かけるといいでしょう。入浴はもちろん無料。オープンな環境なので水着が必要です。温泉近くには男女別の脱衣室があります。

今日はこの後、ホテルの温泉に行くので足だけ浸かってみましたが、お湯はぬるめ、真夏以外はちょっと肌寒いかもしれません。でも、この風情は格別。目の前に広がる太平洋を眺めながら温泉を楽しめるとは、本当に驚きです。

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海との区別がつかないけれど、ここに温泉が/目の前には太平洋の海原が/温泉からは恵山岬周辺の岩々も見渡せます


◆ホテル恵風で、温泉&ランチのお得なセットを満喫

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さて、そろそろお昼になり、朝早くからのドライブでちょっと疲れが出て、お腹もすいてきましたので、恵山岬そばのホテル恵風(けいぷ)に立ち寄っていきましょう。

こちらでは、日帰り入浴とランチがセットになったお得なランチパックがおすすめ(税込1080円。ランチタイムは11~14時)。ランチは、ボリューム満点の海老天丼セット、新鮮な魚介がたっぷりの海鮮丼セット、とれたての新鮮ないかさし定食などから選べます。

温泉のほうは、ドライブの途中でも気軽に楽しめるようにと、入浴セット「手ぶらパック(税込700円)」もあります。温泉は2種類の泉質で、活火山のそばで自然湧出しているだけあって、日によっては薄い緑や茶などの色を帯びるという神秘の湯。露天風呂からは恵山も眺められ、のんびりしたひとときを過ごしました。このままホテルに1泊したいくらいの気持ちでしたが、さあ、函館市街のほうに戻りましょうか。

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海老天丼セットは漬け物、汁物つき/浴室内は大きな窓と高い天井で開放感満点/露天風呂からの風景に体も心も癒されます

※記者TT 2014/6/4取材、6/13公開 温泉の写真提供/ホテル恵風