函館の地酒「函館奉行」、「全国燗酒コンテスト」で最高金賞!

投稿日: 2025年10月16日
※函館新聞撮影※函館奉行最高金賞2.JPG

 函館産の酒造好適米「吟風(ぎんぷう)」を使った地酒「函館奉行」が、「全国燗酒コンテスト2025」の純米酒プレミアム熱燗部門で最高金賞を受賞しました。温めておいしい日本酒を選ぶこのコンテストで、函館の地酒が全国から高い評価を受けました。

 「函館奉行」は、函館市内で生産された「吟風」を使い、2014年に誕生した純米吟醸酒です。函館に酒蔵がなかった時期に、北海道新幹線の開業を見据えて、一般財団法人北海道食品開発流通地興(函館市)が企画。函館の海の幸と相性のいい、やや辛口でまろやかな味わいが特徴で、兵庫県伊丹市の老舗・小西酒造が醸造を手掛けています。

 審査会は8月に東京で行われ、全国230社から939点が出品。湯煎で55度に温度をそろえ、ブラインド審査で5段階評価が行われました。「函館奉行」は、温めても香りが高く繊細な味わいが評価され、見事最高金賞に輝きました。2022年には「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」でも最高金賞を受賞しており、小西酒造の庄司明生常務は「『函館奉行』は冷やしても温めてもおいしい。北海道の酒米は『山田錦』と変わらないくらい品質が上がっている」と話します。企画者の谷沢廣代表も「香りと味のバランスを評価していただけたのがうれしい」と笑顔を見せました。

 国内外で数々の賞に輝いてきた「函館奉行」。函館の風土と人の手が生んだこの地酒を、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。函館市内の居酒屋などで扱っているほか、湯川町の酒販店「イチマス」などで販売しています。720ミリリットル2321円、1・8リットル3608円(いずれも税込み)です。

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