サラキ岬
函館近郊、木古内町にある名所。岬の岩礁は沖合い浅く突き出ており、明治時代に軍艦「咸臨丸」が座礁した場所。モニュメントや終焉記念碑、史跡看板などが設置されている。
サラキ岬は、函館市中心部から車で約40分、木古内町にある岬で、津軽海峡が見渡せるスポットです。岬の岩礁は沖合い浅く突き出ており、これまで何隻もの船が座礁を繰り返した海の難所として指定されています。1871(明治4)年には、徳川幕府が近代海軍創立のためにオランダに発注して造らせた機帆走軍艦「咸臨丸(かんりんまる)」が、こちらの岩礁帯に乗り上げて座礁、沈没しました。
咸臨丸は1856(安政3)年に完成し、長崎海軍伝習所の練習艦として活躍し、多くの日本人が乗艦訓練を通して船の操舵についての最先端技術を学びました。1860(安政7)年、日米修好通商条約批准書交換目的で渡米するポーハタン号の護衛随行船として、木村摂津守喜毅、勝海舟、福沢諭吉、ジョン万次郎などを乗せて太平洋を横断し、その名を世界に広めました。1868(慶応4)年、徳川家とその家臣の存続を賭けて蝦夷に共和国の建設を目指し、品川港を出港したものの相次ぐ悲運に遭遇、その夢は断たれてしまいます。その後、北海道へ物資や官史を運ぶ運搬船として使われていました。
現在は咸臨丸がオランダで誕生したことが縁を結び、チューリップの花壇が整備され、咸臨丸のモニュメントや終焉記念碑、史跡看板などが設置されています。また、毎年5月には約60種、5万本のチューリップが花開き、物産展やイベントが行われる「チューリップフェア」も開催され、多くの観光客が訪れます。
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無料駐車場
詳細情報
住所 | 北海道上磯郡木古内町字亀川 |
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アクセス情報 |
JR函館駅から車で約40分 |
問合せ先 | 木古内役場 産業経済課水産商工グループ |
電話番号 | 01392-2-3131 |
休日 |
無休 ※冬期間は積雪状況による |
利用料金 |
無料 |
駐車場 |
あり(60台) |
関連リンク |
サラキ岬(木古内町) |