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ベイエリアでタイムスリップ レトロな街並みウォッチング
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西部地区の象徴的な観光スポットであるベイエリア。
港に面して建つ「赤レンガ倉庫群」は、レストラン、ショップ、ビアホールなどに活用されて人気を集めていますが、その周辺に建ち並ぶ「歴史的建造物」も非常に見応えがあります。

今回は、倉庫群のすぐ近くで見られる魅力いっぱいのスポットをご案内しましょう。


◆日本最古のコンクリート電柱

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大正12年に建てられたコンクリート電柱が、ベイエリアの歩道わきにさりげなく立っています。当時の函館は大火が多かったことから作られました。角錐形という珍しい形状をしていて、下側が太く上側に進むにつれだんだん細くなっています。

現存するコンクリート電柱としては日本最古のもので、今も現役で活躍しています。



◆旧本久商店倉庫

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かつては酒屋の倉庫として使われていた建物が、現在は飲食店として使用されています。これも大正10年の大火のあとに建てられたようです。左の窓枠の一部がはがれていることから、レンガ造りだとわかります。

「久本」ではなく、「本久」。「ルービンリキ」と書かれた看板も当時の面影を残しています。



◆函館海産商同業組合事務所

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大正9年建築のお洒落な洋館。これがなんと木造建築で、奇跡的に大火の難を逃れたものです。
正面の左右の部分が緩やかにカーブを描いているのに注目。側面の煙突、後ろに回るとステンドガラスのはめ込まれた窓など、じっくり眺めてみましょう。


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◆石塚(イチヤマ)商店

こちらも大正10年の大火後に建てられた海産商の事務所。
鉄筋コンクリート造りの建物で、両わきの渦巻き模様や玄関上の照明など、とてもモダンなデザインです。
※この建物は2011年7月に解体されました


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◆旧深谷米穀店など、和洋折衷住宅の街並み

小路を1本、赤レンガ倉庫寄りに進みましょう。このあたりは明治末期から大正時代の問屋街で、当時に建てられた特徴的な建物が並びます。

突き当たりに、ひときわ目立つスペイン料理店があります。1階が繊細な木材仕上げの美しい和風、2階が縦長窓の洋風という、和洋折衷住宅の典型的なデザインの建物です。

その右手にも、同じく和洋折衷住宅の洋品店、民家、そば料理店、雑貨店が続き、とても雰囲気のある街並み。まるでタイムスリップしたような感覚になります。

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◆海産商の店舗だった美しい和洋折衷建物

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二十間坂通りに出ると、茶房旧茶屋亭の美しい建物(左)。さらに、その角を曲がった通りには旧古稀庵(右)。
いずれも明治末期に建てられた海産商の店舗で、やはり典型的な和洋折衷様式になっています。
軒下や窓などの繊細な装飾は見応えがあります。


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赤レンガ倉庫群の周辺では、少し歩くだけで素敵な景色がたくさん見られます。
左は、金森洋物館の隣にあるカフェ&レストラン。昭和初期に建てられた蔵を改造した建物です。

ベイエリアに食事やショッピングで訪れたら、ぜひ周りにも足を運んで見てください。
あなただけのお気に入りの建物を探して見るのも楽しいですよ。

※記者L  2011/2/15取材


【今回の散歩コース】
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(マップ提供)