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街歩き
冬の雪道をケガなく楽しく歩くコツ
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真冬の函館は、降った雪が根雪(ねゆき。降り積もった雪がとけずに残った状態)になり、街は雪に覆われます。冬道は、油断していると誰でも転ぶものです。転ぶ時は本当に一瞬! 毎年、転倒して救急車で運ばれる市民もいます。転ばないように気をつけること、転んだときにも大事に至らないよう備えておくことは大事です。せっかくの冬の旅行、けがなく楽しみたいですね。


◆決定版「函館冬みちガイド」で予備知識を

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ウインターライフ推進協議会発行のリーフレット「函館冬みちガイド~」は、冬の函館を楽しく観光するための役立ち情報が満載。こんな人は転びやすい、服装は万全に、雪国の人の歩き方、すべりやすい場所などを事前に頭に入れておくと、安心です。

札幌発!冬道を安全・快適に歩くための総合情報サイト


◆「函館駅周辺 冬道の歩き方」もご参考に

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函館駅周辺で、具体的に滑りやすいポイントや、上手な歩き方、緊急連絡先などをまとめたリーフレットをインターネットで見られます。(出典/函館開発建設部ウェブサイト



◆基本のポイントのおさらい

【ポイント1 しっかりした服装で外に出よう

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まず大切なことは服装です。

暖かい服装をすることは防寒の意味合いだけではありません。転びにくくすることや、転んだ時の衝撃を吸収する役割もあるのです。紙袋などで、両手がふさがってしまうと歩く時のバランスも悪くなり、転んだ時の受け身も取れませんから大変危険です。

・帽子は頭を守るために必要です
・厚手のコート、マフラーで防寒とあわせて、背中、後頭部を守りましょう
・手袋は自分にフィットするものを選びましょう
・冬道用の靴があるのはご存知ですか? 空港の売店などで靴裏に取り付けるアタッチメントを購入することもできます



【ポイント2】転びそうな場所ではいっそうの注意を!

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次に大切なことは、危険予測です。転びやすい場所をあらかじめ予測し、できれば避けて通りたいところですね。

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函館は比較的温暖なため、雪が降っても日が差したり、人や車の往来が出てくると溶けてきます。それがもう一度凍ると「アイスバーン」になります。こうなると、まるでスケートリンクのようですので、最大限の注意を。

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氷が目に見えるアイスバーンだけでなく、アスファルトの上を薄く覆う氷は「ブラックアイスバーン」といって、表面が滑ります。雪や氷がないからといって油断しないで、細心の注意を。

・朝晩はアイスバーンができやすくなります
・横断歩道の付近や駐車場は、車が発進停車の際に氷を磨くので、滑りやすく危険です
・ロードヒーティングの切れ目に気をつけましょう。突然滑りやすくなります
・路面に引かれている白線、点字ブロックのところ、バス停付近、建物入口付近は、アイスバーンになりやすい場所です


【ポイント3】転ばないための歩き方

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いよいよ、歩き方について考えてみましょう。北国育ちの人は、滑ることを前提にしたスケーティングのような歩き方もできますが、基本は「滑らない」ための歩き方です。

・まず、焦らないことが大切です。動きをゆっくり小さくすれば、各段にすべりにくくなります
・小さな歩幅で、一歩ずつ歩きましょう。重心を後ろにおくと転びやすく、足の移動とあわせて身体を前にもっていきます
・坂道は上るのも下りるのも大変です。何とか行けそうなら、身体を半身にしてカニ歩きで進むのもいいでしょう


【さらにワンポイントヒント

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八幡坂は、歩道の階段にロードヒーティングがされているので、雪がありません。坂の上り下りは八幡坂を使い、上りきってから横に移動するのがおすすめです。突き当りを左に向かうと教会群、右に向かうと旧函館区公会堂があります。

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道路わきには「砂箱」があり、中に「すべりどめ用砂」が入っています。だれでも自由に使えるので、後から来る人のためにも、滑りやすい道には砂をまくといいでしょう(どちらかというと市民の役目ですが、経験としては面白いと思います)。


【参考情報】データで見る函館の冬

函館は、北海道の中では気候が温暖で、積雪はそれほど多くないほうですが、1~3月には根雪(降り積もった雪がとけずに残った状態)になり、街は雪に覆われます。例年、初雪は11月の上旬ごろ。12月には雪が積もる日もあって、ホワイトクリスマスになることもありますが、雪がまったくないクリスマスも過去にはありました。中心市街地は除雪されていますが、滑りやすいので注意が必要です。

平均気温
10月 12.5℃(日最高17.1℃、日最低7.8℃)
11月 6.0℃(日最高10.0℃、日最低1.8℃)
12月 -0.1℃(日最高3.2℃、日最低-3.6℃)
1月  -2.4℃(日最高0.9℃、日最低-6.0℃)
2月  -1.8℃(日最高1.8℃、日最低-5.7℃)
3月  1.9℃(日最高5.8℃、日最低-2.2℃)
4月  7.3℃(日最高12.0℃、日最低2.8℃)

雪日数/最深積雪
10月 1.2日/0cm
11月 11.8日/9cm
12月 25.8日/22cm
1月  27.9日/34cm
2月  24.6日/41cm
3月  21.3日/28cm
4月  6.4日/1cm
*積雪の深さの最大値

(1991-2020年の観測値の平均をもとに算出)




服装アドバイス
本格的な冬は12月から3月にかけて。重ね着で暖かくして、ダウンコートを着るのがおすすめです。フードつきなら、雪が降ってきたときにも便利。屋外のイベントや函館山の夜景観賞には、インナーにヒートテックをプラスするなど、さらに防寒を。帽子、マフラーやネックウォーマー、手袋も必須。帽子と手袋は寒さ対策だけでなく、万一雪道で滑った時のガードにもなります。

靴アドバイス
雪の時期には、防寒も兼ねて暖かいスノーブーツで。防水仕様のもの、さらに底がすべりにくくなっているものがおすすめです。底の溝が深いものや柔らかいゴム底のものを選ぶか、靴にワンタッチで取りつけて使える「すべりどめ」をどうぞ。

※まとめ/編集室M 2022/1/10更新