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「はこだて旅するパスポート」使いこなしガイド

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函館の旅で利用できるお得なきっぷといえば、まず思い浮かぶのが市電や函館バスの1日・2日乗車券。それより広いエリア(函館・北斗・木古内・七飯・鹿部)で利用できて、市電・バスに加えてJRと人気ローカル線・道南いさりび鉄道に乗れる「はこだて旅するパスポート&フリーパス」は、函館を中心にしたワイドな旅の心強い味方です。これを利用して行けるところ、できることなど、上手な使いこなしを徹底的に解説します。
 
◆はこだて旅するパスポートとは?
 
函館を起点とするJR北海道・道南いさりび鉄道・函館市電・函館バスで共通の、1日・2日乗り放題のフリーきっぷ。利用可能エリアは広域で、北は森町、西は木古内町、東は縄文遺跡群のある南茅部エリアを含めた函館市の東部が含まれています。単体のフリーきっぷよりも使える範囲が広いのが特徴です。
 
◆どこで買える?
 
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JR北海道函館支社管内にある主な駅(函館・五稜郭・七飯・新函館北斗・大沼公園・森・木古内・八雲・長万部・奥津軽いまべつ)のみどりの窓口で購入することができます。
【ここに注意!】
・各乗り物の車内、JR以外の窓口、函館空港や観光案内所では購入できません。
 
このほか、デジタル版のはこだて旅するパスポートは、DohNa!!でいつでも購入できます。
※スマートフォンと対応するクレジットカード(VISA・Master・JCB・American Express・Diners Club)が必要です。
 
 
◆値段は? どれくらいお得?
 
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はこだて旅するパスポートは、1日用2690円、2日用3650円。適用エリア内の運賃と比べてみると、たとえば函館駅からいかめしで有名な森駅まで、JRの運賃は往復2260円。函館駅から木古内駅まで、道南いさりび鉄道利用で往復2340円。函館バス1日(2日)乗車券のエリア外である南茅部の垣ノ島遺跡下までは、往復2500円。これらに、市電や函館バスの1日(2日)乗車券を買い足すことを考えると、全部込みの大変お得な価格設定といえます。
 
【参考】
市電専用1日乗車券 600円(窓口・市電車内販売あり)
スマホ市電1日乗車券 600円(デジタル版のみ発売)
スマホ市電24時間乗車券 900円(デジタル版のみ)
函館バス専用1日乗車券カンパス 800円(デジタル版のみ発売)
市電・函館バス共通1日乗車券 1000円(デジタル版のみ発売)
市電・函館バス共通2日乗車券 1700円(デジタル版のみ発売)

 

◆どういう人におすすめ?

 
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お目当ての観光スポットが広域にわたっている場合に、おすすめです。
・大沼公園周辺など、函館近郊のホテルに泊まる
・公共交通機関で人気の道の駅に行く
・南茅部の縄文の里を訪ねる
・函館周辺の鉄道・バスを存分に楽しむ
・森町のいかめし、七飯町の大沼だんごなど、ご当地の美味しいものを食べて回る
・函館近郊の戊辰戦争の史跡を訪ねる
・春の桜シーズンなどに、渋滞や駐車場を気にせず各スポットを巡る
など
 
◆このパスポートで行ける観光スポットは?
 
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はこだて旅するパスポートがカバーするエリアは広範囲。函館の主要な観光スポットはもとより、郊外の縄文遺跡群や温泉、さらには函館を飛び出して、周辺市町の名所を訪ねることができます。
 
【函館市】
(中心エリア)
(南茅部エリア)
(恵山エリア)
(戸井エリア)
(椴法華エリア)
ホテル恵風/湯ったり館 とどぽっくる(宿泊の場合、椴法華支所前バス停まで送迎あり)
 
【北斗市】
 
【七飯町】
 
【鹿部町】
 
【森町】
 
【木古内町】
 
 
◆ほかのお得なきっぷとの違いは?
 
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【道南いさりび鉄道の1日乗車券】
JRイン函館(函館駅北口すぐ)、道南いさりび鉄道 五稜郭売店(6:00~19:00)、北斗市商工会(上磯駅南口近く。平日の9:00~17:00)、道の駅 みそぎの郷 きこない(木古内駅前。9:00~18:00。年末年始休み)での購入に加え、WEBアプリDohNa!!でのデジタル版(スマートフォン・タブレット端末と対応するクレジットカードが必要)が購入できます。
道南いさりび鉄道は函館の隣の五稜郭駅が起点。1日乗車券を買っても、JR区間にあたる函館~五稜郭間は別途運賃が必要です。はこだて旅するパスポートはJR区間も利用OKなので、別途運賃が発生しません。並走するバスも利用できるので、本数が少なくなる上磯~木古内間はバスでカバーでき、時間帯によっては、木古内から函館までバスで戻ることも可能です。
 
【函館バスの1日乗車券】
WEBアプリDohNa!!でデジタル版を購入できます。購入にはスマートフォン・タブレット端末と対応するクレジットカードが必要。
利用可能エリアが函館市内の指定範囲内に限られています。はこだて旅するパスポートは、函館市内全域(戸井・恵山・椴法華・南茅部の東部エリアを含む)に加え、北斗市・七飯町・鹿部町・森町・木古内町と広範囲にまたがるワイドさが取り柄です。
 
【市電の1日乗車券】
市電全線のみのフリーきっぷ。はこだて旅するパスポートは、同じ範囲を乗車できるだけでなく、函館バス、JR、道南いさりび鉄道への乗り換えがスムーズなのもメリットです。郊外を巡ってから市内に戻り、ホテルに戻ってから夜景見物に向かう際なども、これ1枚でOK。登山バス運休期間はロープウェイ利用となり、運賃が別途かかりますが、旅するパスポートを提示すると、記念のオリジナルポストカードをゲットできます。
 
 
◆JRの特急を使いたいときは?
 
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はこだて旅するパスポートで利用できるのは、函館本線の函館~森間の普通列車・快速列車のみですが、指定席特急券または座席未指定をプラスすれば乗車券として使えます。指定席特急券・座席未指定券とも、函館~森、函館~大沼公園、どちらも片道1160円。普通列車よりも本数の多い特急で、快適かつスピーディーにアクセスできます。時間帯によっては往路は特急利用、復路は普通列車や函館バスを利用するといいでしょう。
道の駅しかべ間歇泉公園のある鹿部へ向かう場合も、大沼公園駅前から函館バスに乗り換えて向かうほか、いったん森駅まで特急で行ってから、砂原支線経由の普通列車に乗り換えて鹿部入りすることも可能です。
 
◆利用者の特典は?
 
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はこだて旅するパスポートを提示すると、フリーエリア内の指定の観光施設で特典を受けられます。飲食・おみやげ・入館料の割引や、記念のポストカードのプレゼントなど。
 
【函館市】
・津軽海峡フェリー フェリー運賃・料金が2割引き
・道南いさりび鉄道五稜郭駅売店 買い物時に5%引き
・函館市縄文文化交流センター、函館市文学館、函館市北方民族資料館、函館市北洋資料館、市立函館博物館、市立函館博物館郷土資料館、旧函館区公会堂、函館市青函連絡船記念館摩周丸 入館料割引
・函館山ロープウェイ、五稜郭タワー、箱館奉行所、函館市旧イギリス領事館 オリジナルポストカードプレゼント
 
【北斗市】
・アンテナショップほっとマルシェおがーる ホットコーヒー無料提供
・中国料理香港久根別店 ワンコインメニュー提供(500円)
 
【七飯町】
・大沼合同遊船 遊覧船1割引き、その他メニュー100円引き(小人料金は50円引き)
・函館七飯ゴンドラ ゴンドラ搭乗料金20%引き
・THE DANSHAKU LOUNGE ランチメニュー1000円以上が100円引き、プレミアムポテトチップス(ポテトフライ)50円引き
 
【鹿部町】
・温泉旅館鹿の湯 日帰り入浴100円引き
・温泉旅館吉の湯 入浴料100円引き
 
【木古内町】
・道のみそぎの郷きこない キッチンキーコのみそぎの塩ソフトクリーム50円引き
・レストランどうなんde's 食事注文時にソフトドリンク1杯サービス
 
2021/12/23公開

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