新型コロナウイルスの影響で休業・営業内容変更の場合があります
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いざかや ちょうじ
函館近海の旬の魚を刺し身、焼き物、煮物、揚げ物と存分に味わえる。店名は高倉健主演の映画から。一人でも気兼ねがいらない。「ミシュランガイド北海道2017特別版」掲載店。
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市電の松風町電停から歩いてすぐ、JR函館駅からも徒歩圏内の大通り沿いにある居酒屋(2016年10月に現在地に移転)。旬の魚を美味しく食べさせる店として、地元の常連さんばかりでなく、出張のサラリーマン、函館好きの旅行者などに人気があります。カウンター前に腰を落ちつけて、お酒を飲みながら料理を味わえば、とてもくつろいだ気分に。カウンターの中には、店主と息子さんの2人。一人で入っても、じゃましない程度のほどよい距離感の接客で、気兼ねなくすごすことができます。個室も3部屋あり。
黒板に記されたお品書きには、その日に入った魚の名前がずらり。店主が市場で仕入れる、その時期に一番美味しい魚を、刺し身はもちろん、焼き物、煮物、揚げ物......と、持ち味を生かして料理します。おすすめは刺し身の盛り合わせ。予算や人数に合わせて造ってもらえます(1人前1400円から)。この日のうまづらはぎは、「肝と一緒に召し上がってくださいね」との言葉通り、淡泊で身のしまった白身に、とろり濃厚な肝をからめて口にはこぶと、思わずにっこり、日本酒がすすみます。お酒はビール、焼酎、日本酒など。大雪の蔵、男山、菜の花の沖といった北海道の地酒のほか、〆張鶴、久保田、八海山などがあります。
「米茄子海鮮あんかけ(1320円)」は、大きな米茄子を揚げたものに、アワビ、カニ、ウニなどをあん仕立てにしたボリューム満点の一品。そのほか、パリッとした皮が魅力の「兆治の海老しんじょ揚げ(660円)」、海鮮の具がうまみたっぷりの「兆治のゆで餃子(550円)」など、ここでしか食べられない定番メニューもいろいろあります。
「居酒屋兆治」といえば、高倉健さん演じる無口な男が函館で居酒屋を営む映画を思い出しますが、やはり、あの映画から店名をとったとのこと。映画公開と同じ1983年に開業し、最初は映画と同じやきとり屋だったけれど、だんだんいろいろなメニューを出すようになったそうです。手書き文字の入った赤ちょうちんが目印。
「ミシュランガイド北海道2017特別版」掲載店。
※編集室M 2013/12/6取材、2020/12/2追加取材・公開 2022/1 更新
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新型コロナウイルスの影響で休業・営業内容変更の場合があります
個室、ディナータイムに営業、全面禁煙、市電から徒歩5分以内、地元の味が楽しめる