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春の絶景ナンバーワン、五稜郭公園の桜三昧

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大手旅行会社調査の「 国内の春の絶景ランキング」(2016年発表)で、五稜郭公園の桜が1位に選ばれました。隣接する五稜郭タワーからの堀を縁取る桜の眺めは、圧巻の美しさ。桜の花の下、堀の周囲を散策したり、しみじみお花見するのもおすすめです。過去には激動の歴史の舞台にもなり、数々の映画やドラマ、漫画などにも登場する五稜郭を彩る桜、聖地を訪ねながら、とことんお楽しみください。
(五稜郭タワー展望台から見た、春の五稜郭公園。撮影/Lapis)


◆まずは動画でワクワクを体感

五稜郭公園の桜の魅力は、花の下から、横から、上から、ワイドに楽しめること。オリジナル動画をご覧ください(2016年春撮影)。


※2021年は電飾中止、火気使用・飲酒・宴会・食べ歩き禁止でした。2022年は後日発表。


◆五稜郭タワーにはぜひ上りたい

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国の特別史跡・五稜郭跡の全体を眺めるために造られた五稜郭タワー。エレベーターで上った高さ約90メートルの展望台は、360度ガラス張りで、見事な眺望が楽しめます。

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五稜郭の星形が淡いピンク色に包まれる光景には、思わず歓声が上がるほど。中央に建つのは箱館奉行所です。

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堀の周囲を散策する人、ゆっくり進む手漕ぎボートなど、公園内の様子が手に取るようにわかります。お花見の前に展望台に上るか、展望してからお花見するか、お好みでどうぞ。

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展望台では、この時期限定の桜ソフトも売っています。桜を眺めながら味わうと、気分は最高! 


◆堀の周りをゆっくり散策

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五稜郭公園は、堀の外周が約1800メートルの遊歩道になっています。お堀と桜を両手に見ながら、散策してみましょう。例年のこの時期は、五稜郭タワーのわきでこいのぼりが泳いでいるのも見られます。

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五稜郭タワー近くの正面入り口から入って、左回りに歩きはじめると、左手に六花亭 五稜郭店が見えてきます。大きなガラス窓が光を反射するためか、ここの桜は、五稜郭で最初に開花し、満開になることで話題です。

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遊歩道からわきに入って、桜の下でひとやすみするのもいいですね。ところどころにベンチもあります。

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五稜郭タワーの斜め前には、函館の人気ご当地バーガー、ラッキーピエロの五稜郭公園前店があるので、散策前後の腹ごしらえもおすすめ。

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また、遊歩道を六花亭からもう少し進んだところにあるカフェ、自家焙煎コーヒー ピーベリーでは、お茶を飲みながらゆったりお花見できます。


◆堀の内側の土手にも、ぜひ上ってみて

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公園の正面入り口から右手に見える一の橋から、二の橋を渡って、郭内に入ると、ぐるりと築かれた土塁(土手)に上がる階段があちこちに見られます。ぜひ上ってみましょう!

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どこを歩くかというと、堀から内側に一段上がった土手。左に見える堀の外側とは、ひと味違った光景が見られます。

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土手の上は、未舗装ではありますが、歩きやすい遊歩道になっています。郭内の桜と堀端の桜を左右に見ながら歩く道は、鳥の声も近くに聞こえたりして、とてものどか。

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目の高さに桜の木が広がる様子は、まるで桜の海のよう。桃源郷ならぬ「桜源郷」という言葉がぴったりきそうです。


◆公園の中央にある箱館奉行所もチェック

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五稜郭の中央には、江戸末期にここに建てられた箱館奉行所が復元されています。中も見学できるので、ぜひ入館してみましょう。五稜郭公園の桜はソメイヨシノがほとんどですが、箱館奉行所の周囲には、シダレザクラやヤマザクラなども植えられています。

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シダレザクラは遅咲きの種類なので、ソメイヨシノが終わったあとも、長く楽しめます。


◆手漕ぎボートで、水の上からお花見

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五稜郭公園には手漕ぎの貸しボートがあり、お花見の時期に大人気です。

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堀は一周1.5キロほど。30~40分で一周してもよし、乗り場近くでゆっくりと進みながら、水の上でのお花見を楽しむのもいいでしょう。下から眺める桜の景色も新鮮です。


◆桜の下でジンギスカン、手ぶらセットも
※2021年は火気の使用禁止でジンギスカンはできませんでした。2022年は後日発表

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桜の下でジンギスカンを楽しむのは、北海道流のお花見の定番。例年の花見期間中は、決められた場所で火を使うことができます。手ぶらお花見プランを利用すれば、旅行中のかたでも手軽に体験可能です。

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ラム肉と野菜、たれのほか、シート、コンロとボンベ、鍋、皿と箸などのフルパッケージ。持参の山菜(アイヌネギ)を一緒に焼いて食べるのが、函館市民のお気に入りです。

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昼間だけでなく、夜もジンギスカンを楽しむ人が多く見られ、にぎやかな声が聞こえてきます。


◆五稜郭タワーのアトリウムでひと休み

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五稜郭タワー1階のアトリウムは、天井の一部と壁面の大半がガラス張りの開放的な空間。公園に隣接しているため、ガラスのすぐ外は桜、室内でもゆっくりお花見が楽しめます。

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売店では、期間限定のさくらコーナーも登場。魅力的な雑貨がいろいろそろっています。


◆ロマンチックな夜桜見物
※2021年は電飾中止のため、夜桜見物はできませんでした。2022年は後日発表

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花見期間中、例年は五稜郭タワー周辺で夜桜電飾が行われます。タワーもライトアップされ、昼間とはまた違った風景に。

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正面入り口から右側の堀沿いにも、ちょうちんが張り巡らされて、遊歩道はロマンチックな雰囲気。少し歩いてみたり、ベンチで夜桜を楽しんだりできます。

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一の橋を渡って郭内に向かう右手の土手にある1本の古木。堀に張り出した枝が水面に映る様子は、神秘的にさえ感じられます。


◆シーズン終盤の花吹雪と花筏も見もの

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満開から1週間前後で、桜は散りはじめます。花が風に吹かれて舞う花吹雪は、この時期ならではのお楽しみ。なかなか風流なものです。

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花のじゅうたんの上でピクニックもおしゃれ。

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青森県の弘前公園でも話題の花筏(はないかだ)。散った花びらが水面を覆い、イチゴミルクみたいなピンク色が堀を彩ります(裏門橋の東で撮影)。

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五稜郭公園のお花見は、例年4月下旬から5月中旬まで。日本一の春の絶景を眺めに、ぜひ函館にお越しください。

※2022年は記載の内容が変更になっている場合があります。詳細はこちら参照

⇒その他のお花見スポット特集はこちら

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※編集室M(一部写真撮影/編集室A、編集室SY) 
2016/4/26~5/6取材(一部写真は過去シーズンのもの)、5/4公開
2022/2/28更新

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