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やごしクルーズ(あおのどうくつクルーズ)
みなみ北海道の知内町から福島町の矢越海岸沿いを巡る約1時間半の小型船クルーズ。陸路で行けない秘境地帯の大自然や透明度の高い海、神秘的な「青の洞窟」を楽しめる。
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函館から車で約1時間半、知内町の道道の行き止まりにある小谷石(こたにいし)漁港。陸路の交通手段がなく、漁船や小型船でしか行けない秘境地帯の大自然を味わう「矢越クルーズ」は、2014年にスタートしました。ここを小型船で出発し、矢越岬、ツヅラ沢、青の洞窟、舟隠しの澗(ま)、タタミ岩などを巡ります。
クルーズキャプテンの村田優さんのガイドのもと、小型ながら安定感のあるクルーズ船が出港。しばらく海を走って、まず航海の難所である矢越岬海上で停まります。松前藩が建てたという矢越八幡宮、そそり立つ断崖に圧倒される中、村田さんが吹く龍笛の音色が心を穏やかにしてくれます。荒々しい岩肌が続く中で、ガラッと雰囲気が異なる穏やかな姿を見せる「ツヅラ沢」は、戦後、樺太から引き揚げた人々が暮らす集落があった川原。当時の人たちが植えた松の木が、濃い緑を放ちます。
「青の洞窟」は高さ10メートル、奥行き60メートルほどの洞窟。「矢越ブルー」と名づけられた神秘的な海の色は、洞窟の外と中、そして天候や波の状態によっても様々な表情を見せます。洞窟内では、村田さんが渡してくれる小さな石を、願い事を思い浮かべながら海の中へ。澄んだ海の中を落ちていく白い塊の揺らめきには、心を打たれます。ここを訪れたカップルからの入籍報告も、村田さんにいくつも届いているそうです。
タイミングがよければ虹が見られる滝がある「舟隠しの澗」、岩に張り付くウニが手に取るようにはっきり見える「タタミ岩」周辺の海を味わった後、小谷石漁港に一気に戻ります。太古の噴火活動や潮風、波が長い年月をかけて作った岩壁のオブジェと、眺めていると心が洗われていくような澄んだ矢越の海は、きっと訪れた人の心を満たしてくれるでしょう。
運航は天候・海の状況によりますので、ホームページで出航時間などを調べたうえで、まずは電話で問い合わせを。トイレは漁港手前のイカリカイ駐車公園にあります(車椅子対応トイレ、乳児のオムツ替え台あり)。
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※編集室C 2015/5/18取材、5/25公開 2021/6 更新
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電話番号 |
01392-6-7854 ※カーナビ検索には使えません |
料金 |
大人5000円、小学生以下2500円、幼児無料。最少催行人数2人 |
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体験メニュー(要予約)、眺望がいい、自然が豊か、無料駐車場、車イス対応トイレ、オムツ替えスペース