濃紺(インディゴブルー)の帆布に、大きく「○獄(まるごく)」の屋号。2006年、展示販売に出展する際のインパクト&PR効果を狙って作られた前掛けから始まり、会場での好評価を得て商品化。市内のデパートで販売したところ、年配の方からは「なつかしい」、若い女性からは「かわいい」と大好評。今はメディアでも取り上げられ、作ればたちまち売れてしまうという人気ブランドになりました。2009年からは、前掛け、リバーシブルの手提げ袋、小袋などに加え、肩掛袋などR(レトロ)調シリーズの新商品も含めて、約100種類の商品がラインナップしています。
1869(明治2)年開庁の函館少年刑務所では、刑務作業として、例えば民間企業からの受注を受けて作業服、ユニフォームなどの製作が行われています。そこで、ニーズに応じた高度な作業工程を可能にする生産基盤があり、高品質の商品を生産することができるそうです。「お客さんからの評価も高く、作業にあたる被収容者の自信にもつながり、イキイキとして作っているのです。高い品質を維持することを皆で心がけています」と、発案者の川村技官は言います。
市内での販売は、少年刑務所向かいの展示場のほか、函館山ロープウェイ、函館空港、金森赤レンガ倉庫など。「刑務所の手提袋ミニ(1546円+税、参考価格)」を買って、はこだての街歩きのおともにいかがですか。
なお、毎年9月下旬~10月中旬に開催される「函館矯正展」でも購入可能。矯正展では、刑務所内の施設見学や野菜の販売、その他イベントが行われます。詳細は電話でお問い合わせを。
※hakobura 2009/6/4公開 2020/12 更新
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