新型コロナウイルスの影響で休業・営業内容変更の場合があります
|
はこだてこうすえひろりょくち(はこだてにしはとばひろば)
1976(昭和51)年までフェリーが発着していた岸壁が整備され、赤レンガ倉庫群から旧桟橋まで伸びる緑地帯に。遊歩道やベンチを備えた広場で憩いの場所に。護岸は石積み。
|
金森赤レンガ倉庫群近く、ラッキーピエロ マリーナ末広店とスターバックスコーヒー 函館ベイサイド店の間を抜けると、目の前に函館港や緑の島が望める広場に出ます。ここから函館西波止場裏を経て、旧桟橋(工事中)付近まで続く岸壁が「函館港末広緑地」。八幡坂を下った突き当たりに位置し、2017年度から2020年度にかけて再整備された「親水プロムナード」が備わる緑地帯です。
広場全体には石畳が敷かれ、新島襄ブロンズ像付近からは一段下がったウッドデッキが遊歩道になっていて、海をより近くで見ることができる親水プロムナードが実現。日よけつきのベンチが備わっているほか、花壇も設置され、新たな憩いの場として再生されました。観光や散策の休憩スポット、海のビュースポットとして親しまれるほか、海の日や函館港まつりなどの際に行われる花火大会には、絶好の観覧場所にもなっています。
この場所には、明治から昭和の中頃にかけて船から荷物を積み下ろすための荷上場があり、1968(昭和43)年からは東日本フェリー(現在の津軽海峡フェリー)の本社とフェリーターミナルがおかれ、青森県の大間行きフェリーが発着。1970(昭和45)年に青森や茂辺地へのフェリー航路が開設されると、ターミナル機能は港町の新ターミナルへと移り、1976(昭和51)年10月21日ですべての役割を終えました。ターミナルの建物に代わって、1994年にはみやげ店の函館西波止場が建てられ、現在に至ります。
かつてはフェリーターミナルの名残の可動橋やタラップをはじめとする設備の一部がモニュメントとして残されていましたが、経年劣化のために再整備に合わせて撤去。岸壁自体も、1993(平成5)年の北海道南西沖地震の際に一部が沈下したため、石積みへと改修されました。フェリーが発着していた名残は、この緑地前の交差点が北海道側の起終点となる「海上国道」こと、国道279号線の存在のみとなっています。
※記者X 2021/6/19取材、8/25公開
|
|
新型コロナウイルスの影響で休業・営業内容変更の場合があります
電話番号 |
0138-21-3486 ※カーナビ検索には使えません |
|
|
無料で入れる施設、眺望がいい