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あなたのテーマでディープな函館 「ロケ地・聖地」

世界から猫が消えたなら、函館ロケ地ガイド

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2016年5月14日に全国で公開された映画「世界から猫が消えたなら」。主演は佐藤 健(僕)と宮﨑あおい(彼女)。その胸を打つストーリーとともに、美しい映像が見る人をとりこにします。ロケが行われたのは、函館を中心にした北海道と、アルゼンチン、ブラジル。函館では、クランクインの2014年10月8日から28日まで、市内各所で撮影が行われました。坂道や路面電車、雰囲気のある建物などが映画を彩った函館の街、そのロケ地をご案内しましょう。
Ⓒ2016「世界から猫が消えたなら」製作委員会


◆映画館「ミナト座」になった、はこだて工芸舎

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彼女が働く映画館「ミナト座」。スクリーンに印象的に登場します。
Ⓒ2016「世界から猫が消えたなら」製作委員会

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市電「十字街」電停の目の前、レトロな建物が建ち並ぶ「銀座通り」と電車通りの角にある建物が、撮影期間限定で映画館に変身しました。

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この建物は明治初期に建てられた豪商の社屋、旧梅津商店(末広町8-8/市電「十字街」電停前)。ミナト座の看板がかけられたところには、右から左へ「和洋酒食料罐詰味噌醤油雑貨」の文字が残っています。現在は、はこだて工芸舎というおしゃれなギャラリーショップ。

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映画館の受付も、はこだて工芸舎の店内です。「彼女」は映画館の2階に住み、撮影も実際にこちらの2階で行われました。
Ⓒ2016「世界から猫が消えたなら」製作委員会

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ロケ現場をとらえた貴重な写真や映画のスチール写真など、映画と合わせて楽しめます。

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はこだて工芸舎の正面にある市電「十字街」電停。2人が再会するシーンで、レトロな雰囲気をもつ停車場として登場します。ミナト座のシーンでも、いつもここを往来する電車の音が聞こえているのが印象的です。

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悪魔(佐藤 健の二役)がたたずむ、十字街付近のスタイリッシュな街灯。
Ⓒ2016「世界から猫が消えたなら」製作委員会


◆僕の実家「カモメ時計店」も函館で撮影

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奥田瑛二演じる、職人気質で不器用な父親が営む、カモメ時計店。
Ⓒ2016「世界から猫が消えたなら」製作委員会

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この時計店のシーンは、港の近くに建つ2軒の旧商店で撮影されました。海や坂のある函館らしい街並みが、映画に懐かしい色合いを加えています。印象的な時計のオブジェが掛けられていた装飾的な鉄棒も、雰囲気たっぷりです。

ちなみに、もうひとつの主要な空間、「僕」が住んでいる部屋は、東京で撮影されたそうです。


◆僕の運命が激変する道は、西ふ頭の一角

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自転車を快調にとばしているときに、突如「僕」に異変が起こります。
Ⓒ2016「世界から猫が消えたなら」製作委員会

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この象徴的なシーンは、市電「函館どつく前」電停近くにある西ふ頭(弁天町27-2付近/市電「函館どつく前」電停から徒歩5~6分)で撮影されました。プレジャーボートが係留される函館港の一角、映画のフレームには入っていませんが、レンガ造りの倉庫と後ろの函館山も絵になるロケーションです。

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また、混乱する「僕」が駆け抜けて倒れる橋は、漁火通り(国道278号)の大森橋(大森町34付近、宇賀の浦中学校隣/市電「松風町」電停から徒歩10分)。亀田川が津軽海峡に注ぎ出る海辺にあり、普段は車通りの多い幹線道路です。


◆映画に登場するカフェ、モストゥリーとサテンドール

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かつて別れた「彼女」と「僕」が再会して、お茶を飲むシーンが撮影されたのは、カフェレストランMOSSTREES(モストゥリー)(大町9-15/市電「大町」電停から徒歩3分)。静かで、柔らかい雰囲気の空間が素敵です。
Ⓒ2016「世界から猫が消えたなら」製作委員会

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ベイエリアの緑の島近くに建つ明治末期に建てられた元船具店店舗で、レトロな雰囲気がただよいます。

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映画に登場するもう1軒のカフェは、函館駅前の旧棒二森屋デパートアネックス館(函館駅前ビル)裏にあるサテンドール(若松町17-7/市電「函館駅前」電停から徒歩1~2分)。「僕」がオムライスを食べるシーンが撮影されました(実際には、オムライスはメニューにないそうです)。


◆旅先の宿~旧民宿 室屋(現在は開港庵)

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「僕」が両親(奥田瑛二と原田美枝子)と宿泊した温泉街の旅館。
Ⓒ2016「世界から猫が消えたなら」製作委員会

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前出のモストゥリーからほど近い、落ち着いた和風のたたずまいが目をひく旧民宿 室屋(現在の函館元町ホテル別邸 開港庵)です(大町9-17/市電「末広町」電停から徒歩5分)。こちらも明治末期に建てられた元海産商店舗で、海外からの観光客からも人気を集めています。


◆僕が勤める郵便局に変身した、青柳町会館

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郵便局員である「僕」が、配達から戻ってきた「晴海波会町(はるみなみえちょう)郵便局」。坂道を元気に自転車をこいで、上ってきます。
Ⓒ2016「世界から猫が消えたなら」製作委員会

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こちら、実は地域の町内会館である「青柳町会館」の建物(青柳町23-18/市電「青柳町」電停から徒歩5分)。青柳坂沿いにあり、実際に自転車をこいで上ってくるのは大変そうです。坂の下方には、津軽海峡の青い海が望めます。

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郵便局員姿の「僕」のワンシーン。函館山のふもとにある民家で撮影されました。
Ⓒ2016「世界から猫が消えたなら」製作委員会


◆スクリーンに花を添える、函館の路面電車

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映画の中には、たびたび路面電車に乗っているシーンが出てきます。
Ⓒ2016「世界から猫が消えたなら」製作委員会

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撮影に使用されたのは、通常営業車両で一番歴史のある530号。車体広告のない昔ながらのツートンカラーが特徴で、映画やテレビのロケによく登場します。

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また、車両だけでなく、停車場の雰囲気も見どころ。坂の頂にある青柳町電停は、数々のロケに登場する人気スポットです。この映画では、自転車に乗った「僕」が市電530号と並走するシーンが撮影されました。


◆函館の空気を感じさせる、坂や海も名脇役

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函館山のふもとには、名前がついているだけで約20本の坂があり、海を見渡す開放的な景色を生み出しています。映画に出てきた見晴らしのいい港の風景は、弥生坂の上のほうにある聖マリア教会の先を右に曲がった船見町の高台から。

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「僕」が夜の雨の街で、ずぶ濡れになりながら猫の「キャベツ」を探すシーンが撮影されたのは、元町公園下の道路。

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同じく、夜の雨のシーンが撮影された姿見坂(すがたみざか)。一番上からは、眼下に西ふ頭と函館港、対岸の街や山まで見渡せます。前かごに猫を乗せた自転車を力いっぱいこぎながら、坂を上ったり、下りたりするシーンも印象的に登場します。


◆「世界から猫が消えたなら」函館ロケ地マップ

160513G33.jpg映画の空気感を味わいながら、函館でロケ地めぐりをどうぞ!
⇒ダウンロード (表) (裏)

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※編集室M 2016/5/13~15取材、5/24公開
取材協力/はこだてフィルムコミッション事務局、市電530号撮影/記者X