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冬の夜景を楽しむ防寒心得は?

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冬の函館山は空気が澄んでいて、晴れている日には街の景色がとても美しく見えます。山麓駅からロープウェイに乗って、山頂へ。雪に覆われた街は、夏とはまた違ったスペシャルな感動を与えてくれます。
 
夜景を楽しむには、日没前の明るい時間から山頂に上がって、時間とともに変わりゆく景色をゆっくり鑑賞するのがおすすめ(函館山から見る「冬夜景」の楽しみ方はこちら)。その際、心ゆくまで絶景を楽しむには、防寒対策がとても重要となります。
 
 
 
 
 
 
 
 
屋内だけでなく、外でも楽しみたい

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山頂展望台には、暖房が効いたガラス張りの屋内展望スペースが完備しており、暖かなところで景色を見られますが、ガラスに余計な光が映ったりするので、本当に綺麗な夜景を見たい場合は屋外に出ましょう。しかし、冬の函館山は気温がマイナスになる日の方が多いもの。市街地でちょっとした買い物に出歩く程度冬の服装では、ゆっくり夜景鑑賞ができません。
 
ではどのような服装が理想なのか、観光客の方々にとって一番興味があることと思いますので、実際におすすめの服装をご紹介します。
 
函館山観光客の服装ウォッチング
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こちらの方の服装は、これでも軽装の部類に入ります。しかし、暖かいダウンジャケットを着ているので、マイナスの気温でもまだ我慢できることでしょう。耳をカバーするのに帽子がほしいところですが、フードつきなので代用できます。手袋は必須アイテムです。
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こちらの方は、同じ北海道在住とあって寒さに慣れているそうで、男性は軽装ですが、女性の服装に注目。帽子にマフラー、そして暖かそうな靴。山頂にいると、真っ先に冷たくなるのが手の指先、耳、そして足先なのですが、どれも完璧に防寒対策がされています。
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顔をカバーするネックウォーマー、足元は風を通さないオーバーパンツ。大袈裟に見えるかもしれませんが、真冬の屋外でゆっくり夜景鑑賞を楽しむには、これくらいの服装が理想です。 ちなみに、これでも屋外に1時間ほどいたら寒くて我慢できなくなります。
 
 
山頂駅の売店で買える防寒グッズ
とは言っても、旅先だと前もっていろいろ準備するのも大変です。
うっかり軽装で函館山山頂に上がって、寒さに我慢できなかったという場合もあるでしょう。
そんな時も、ロープウェイ山頂駅の売店で防寒のための便利グッズを販売しているので、ご安心下さい。
 
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使い捨てカイロ各種。靴の中に入れる足先用のカイロは、とくに重宝です。また、マスクをつけて口元をカバーすると、体感温度がずいぶん違います。
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イヤーウォーマーと手袋。耳を覆っていると、寒さが少しやわらぎます。手袋は、ぴったりしたものを下につけて二重にするのもおすすめ。
   
 
転倒防止には、滑り止めもあり
最後に、函館山山頂で注意したい点がもうひとつ。屋外は路面が凍結している所が多く、大変滑りやすくなっています。雪があるところだけでなく、何もないと思われるところも、氷がツルツルに張っていて、滑って転ぶ人が後を絶ちません。
街歩き用の靴で歩くのに危険を感じたら、緊急用として滑り止めをつけるのも一案。
しっかりとした防寒&安全対策で、冬の夜景をすばらしい思い出に! 楽しい旅行になりますように。

季節ごとの服装は?

標高334mの函館山山頂の気温は、山麓より2度ほど平均気温が低くなります。また、風が吹くと体感温度がさらに低くなるため、夜の夜景観賞時も含め、季節に応じた服装選びがとても重要です。函館市内の季節別の気温と服装の目安をまとめました。

気温・天候の情報 函館地方気象台

各社の函館市の週間天気予報 日本気象協会ウェザーニュース

春(3月〜5月)

気温目安(平地)

服装のポイント

3

08℃

ダウンジャケットや厚手のコート、マフラー・手袋に加え、滑りにくい靴が必須

4

513℃

薄手のダウンや中綿ジャケット、ニット、スニーカー可

5

1017℃

薄手コート+カーディガン、朝晩は冷え込むので注意

【函館山山頂】風が強く体感温度が下がるため、春でも冬の装備が必要な日があります。

夏(6月〜8月)

気温目安(平地)

服装のポイント

6

1320℃

薄手の長袖+ウインドブレーカー程度がおすすめ

7

1724℃

日中は半袖OK、夜は薄手ジャケットを携帯すると安心

8

1926℃

日中は軽装でOK、夜の山頂は風冷えに備えて羽織り物を

【函館山山頂】夏でも夜景観賞時は気温が15℃以下になることがあり、羽織りもの(パーカー・ウインドブレーカー等)は必携です。

秋(9月〜11月)

気温目安(平地)

服装のポイント

9

1522℃

長袖+薄手の上着、夜は厚手のパーカーやブルゾンを

10

816℃

秋用コート・セーター、マフラーがあると安心

11

210℃

冬装備(ダウン・手袋・帽子)を想定しておくと

【函館山山頂】秋は昼夜の寒暖差が大きく、紅葉時期(10月中旬以降)は特に冷え込みます。

冬(12月〜2月)

市内・函館山山頂とも、冬用の滑りにくい靴や、滑り止めスパイクなど、凍結路面への対策も必須です。市街地を観光する際にも役立ちます。

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気温目安(平地)

服装のポイント

12

-44℃

ダウンコート、ニット帽、マフラー、手袋、ブーツ必須

1

-71℃

冬装備(厚手インナー+防寒アウター)と滑りにくい靴必須

2

-62℃

冬装備(厚手インナー+防寒アウター)と滑りにくい靴必須

展望台は風が強く、体感温度は-10℃以下になることもあります。日中も含め、冬物のインナーやコート、マフラー、手袋などの防寒対策を。

 

まとめ:月別おすすめ持ち物早見表

羽織り物(日中)

防寒具

(手袋・マフラー)

冬用の滑りにくい靴

滑り止めスパイク

羽織りもの(夜)

3

5

×

7

×

×

10

1

(ダウン)

 


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