常盤坂
江戸時代後期、商人だった大石忠次郎の屋敷がこの坂の上に建っていました。近隣では有名な巨木だった「義経腰掛けの松」がその邸門に植えられていたため、縁多き「常盤の松」にちなんで、坂名がつけられました。また、大石が経営する芝居小屋があったことから「芝居町の坂」、坂の半ばに遊廓があり、遊女との別れを惜しむ客の姿をなぞらえて「見返り坂」との別名も。この付近一帯に住民の娯楽が満ちあふれていたことが読み取れます。
現在は、かつての派手なイメージとは一変、民家が立ち並ぶ閑静な住宅街。坂の始点手前からは、歴史的な建物が点在します。市電通りの一本海寄りの道には、ROMANTiCO ROMANTiCAの入るスカイブルーの外観がまぶしい日魯漁業の前身にあたる旧堤商会、並びにある国指定の重要文化財・太刀川家住宅店舗も見逃せません。
坂の両脇に植えられたナナカマドは、秋になると絶景を演出してくれます。坂を上るにつれて密集度を高め、その枝葉は坂下に望む函館港を包み込むフレームのよう。紅葉と赤い実が坂の魅力を引き立てています。
坂の両脇に植えられたナナカマドは、秋になると絶景を演出してくれます。坂を上るにつれて密集度を高め、その枝葉は坂下に望む函館港を包み込むフレームのよう。紅葉と赤い実が坂の魅力を引き立てています。
カテゴリー
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ベイエリア
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坂
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街歩き
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眺望がいい
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坂
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市電から徒歩5分以内
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英語看板
詳細情報
住所 | 函館市大町 |
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アクセス情報 |
市電 「大町」電停 下車 徒歩5分 |
問合せ先 | 函館市観光案内所 |
電話番号 | 0138-23-5440 |
駐車場 |
なし |